文╱中国の大法弟子
【明慧日本2018年12月22日】今年の夏のある日の午後5時頃、子供たちはまだ仕事から帰って来ていないし、夕飯を作るのにはまだ少し早いと思って、私はベランダに出ました。その日はとても風が強く、私が作った壁を這い登るヘチマは風に吹かれて大きく揺れていました。ヘチマが壁に擦(こす)られ傷つくと困ると思って、私は靴を脱いでベランダを囲む鉄の欄干に足を掛け、ヘチマを固定しようとしました。鉄の欄干にちょうど1人が足を掛けられるほどのスペースがありました。
私の左側に洗濯物を干すための鉄の棒があって、右側はコンクリートの壁でした。私は欄干を掴み、垂れてきたヘチマを持ち上げようとした折、右腕は2回ほど風に吹かれたヘチマの葉っぱのトゲに刺されました。「この葉っぱはひどいよ。人を刺すなんて」とつぶやきましたが、あまり気にしませんでした。実はこの葉っぱはすでに感電していましたが、私はそれを全く知りませんでした。
私は体の向きを変え、ヘチマを手に取ったその途端に、いきなり電撃が走りました。私は両手が鉄の棒から引き離せなくなり、鉄の欄干に足を掛けたまま、体が吸い込まれたかのように全く動けなくなりました。そして叫ぼうとしましたが、声が全く出ませんでした。私の手は鉄の棒にくっつき、感電の衝撃で両手が上下に震え、コンクリートの壁に擦られました。その辛さはとても言葉で表現できません。
「このまま感電死してはいけない」と、私は心の中で師父に「助けてください」とお願いしました。心の中で3回ほど叫ぶと、やっと声が出ました。私の叫び声を聞いた夫が急いで見に来ました。私も思い切って体を欄干から引き離し、夫に「この鉄の棒は感電しているから、絶対に触らないで!」と大声で叫びました。
びっくりした夫は急いで家に戻り、検電テスターを持って来て測ってみると、電流が流れていることが分かり、それに壁に掛けた電子看板も漏電していました。
こちらの騒ぎ声が近所にも響きわたり、皆が集まって来ました。私は両手が赤く腫れ上がり、親指に水ぶくれができ両手がぐったりして、コンクリートの壁に擦られた腕の皮膚が剥がれ、おしっこを漏らしていました。この光景を目の当たりにした近所の人達は「あら、本当に危なかったわね」と口々に言いました。
「でも、大丈夫、大丈夫ですよ。私は法輪功を習っているから、師父が私を助けてくださいました。大法が私を救ってくださいました」と集まって来た人達に伝えました。
翌日の昼頃、これを知った兄は大変心配そうに「お前、大丈夫か」と電話を掛けてきました。私は「もう大丈夫よ」と言いましたが、兄はやはり安心できず、スクーターに乗って見舞いにやって来ました。そして、「脳は大丈夫か?」、「心臓には問題がないのか?」といろいろ聞きました。「何の問題もないわ」と答えると、兄はやっと安心しました。
そして兄は「以前、新築の市場で、電線の取り付け作業をやっていた作業員が感電して亡くなった」と言って心配そうに、「お前は手から足まで全身に電流が流れ、両手は鉄の棒にくっつき、両足は鉄の欄干を踏み付け、しかも靴も履いていなかったんだぞ。無事だったのは本当に奇跡だ、これは奇跡だ!」と大声で言いました。
大法の不思議さをこの目で見た兄は、これ以降、大法を信じるようになりました。
師父は私を救ってくださったのです!! さもなければ、私はとっくに命がなかったでしょう!