文/中国の大法弟子
【明慧日本2018年12月28日】私は1998年から法輪功の修煉を始めました。私の家族が法輪大法から受けた恩恵と私自身の心得は、言葉では言い表せないほど多いのです。十数年の修煉体験から、いくつかを皆さんにご紹介します。
私は30年前に教師である夫と結婚しました。気が強い私と違って、夫は優しいのですが、体が少し弱い人でした。生活はあまり豊かではありませんでしたが、夫婦とも頑張り、男の子が生まれ、私の実家も夫の家もみんな喜んでくれました。聡明で可愛い息子が5歳になったある日、突然体がひきつる現象が現れました。その後も段々と酷くなり、8歳になった時には、たびたび口から泡を吹いて倒れました。中央病院で検査した結果、癲癇(てんかん)でした。あまりのショックで、私たち家族は胸をえぐられるような思いでした。
子供の病気を治療するために、私と夫は数年かけてすべてのお金を使い果たし、子供を連れて各地を回りましたが、良くなるどころか、かえって酷くなる一方で、発作が起こると、けいれんが起き、喚いたり、口から泡を吹いたり、顔が青白くなったり、様子を見ていると怖くなりました。数時間も意識不明になることもあれば、連続して発作が起こることもあり、日にちをあけて再発することもあり、可愛かった我が子が15歳になった頃には痴呆のようになっていました。
性格が強かった私ですが、このような不幸に遭遇して、心身ともに疲労の限界に達したとき、冷静さを失い、家族の反対を押しきって、子供のためにお金を稼ぐため、仕事を辞めて商売を始めました。商売も容易ではなく、罠にはまることもあれば、損得の心配も常にありました。そのストレスを解消するために私は賭博やカラオケなどにはまり、悪夢のような生活が3年も続きました。最後に自分が肺結核、慢性ガンと言われる重い腎臓病、乳腺腫瘍などを患ってしまい、商売をやめることになりました。
これから私はどうしたらいいのか? 救いの道はどこにあるのか? 私はいつも空を見上げながら、「神様、どうか我が家をお助けください!」と求めました。このような心境の中で、ある日私はなんとなく2年も会っていない同級生の李さんの家を訪ねました。それは1998年5月のある日のことでした。私が玄関に入った途端、李さんはすぐ部屋から出てきて、嬉しそうに私に、「あら、やっと来てくれたわね! 師父は必ず私の願いを叶えてくださると信じてたのよ!」と言いましたが、私はその言葉の意味が分かりませんでした。部屋に入ると、1冊の本を渡してくれました。表紙には『轉法輪』と書かれている三文字を見た瞬間、私は全身が震えたかのように感じました。李さんは穏やかな口調で私に言いました。「私はこの『轉法輪』を読んで人生の眞諦を知り、修煉とは何か、執着はどのように取り除くのか、どのように真に良い人になり、さらに人のために良い人になれるかを教えてくださったのよ。これは本当に宝の本で、読めば読むほど新しいものが出てきて、手放せなくなるの。私は毎日煉功もして元気になり、知らないうちに妊娠し今6カ月になったの、奇跡でしょう?」
李さんは若い時に不妊症と診断されましたが、41歳になった今妊娠したことは奇跡に違いません。(李さんは男の子を出産し、その子は今13歳になり、頭も良くて学校のテストではいつもトップレベルです)
李さんの話を聞いた私は、『轉法輪』に対して心から敬意が現れました。私の息子が重い病気を患っていることを知らないはずの李さんは、まるで私の心をはっきり分かっているように話し続けました。「真・善・忍を修めるのは徳を重んじることで、法輪大法は性命双修の功法なので、心を修めるとともに体も鍛えるのです。本に書かれた法理に従って良く行ない、自分の良くない思想や考えを取り除き、真に修煉さえすれば師父はあなたの体を浄化してくださり、あなたを無病状態にして下さいます。私の周りの何人かのがん患者が、修煉してみんな治ったのよ! 私の地域には1000人以上の人々が毎朝煉功場で煉功してから仕事に行くのよ。あなたも法輪功をやってみたら? もしかしたら息子さんの病気も奇跡的に治るかもしれないわ。本にも『一人が煉功すれば、まわりの者に恩恵を与えることになります』[1]と、書かれていますよ」と、言いました。
私は、李さんの言葉に深く震撼されました。李さんから『轉法輪』をいただき家に帰って真剣に読み始めました。一文字一文字を読んでいるうちに心身ともに楽になり、丸一日をかけて読み終えました。本の中から、今まで知りたくても知ることができなかったたくさんの疑問が解かれるとともに、自分の思想に全体的な変化が起きました。感嘆してやまない私は両手で『轉法輪』を捧げて、夫に「これは本当に宝の本です! あなたも一緒に読みましょう。絶対にこの機縁を逃さないようにしましょう」と言いました。
こうして夫婦一緒に学法と煉功をして大法の修煉を始めました。私たちは大法の本を繰り返して通読しているうちに、慈悲なる師父は必ず苦難の中にいる私の家族を守ってくださり、明るい未来が導かれると固く信じました! 私と夫は修煉中の心得を共有し、互いに励ましながら、息子の病気に心を左右されず、『轉法輪』を息子に読んで聞かせるほかに、家でいつも和やかな『普度』の音楽を流しました。そうすることにより少しずつ家庭の雰囲気は穏やかになり、生活も楽しくなりました。いつの間にか息子の発作も少なくなり、身体の状態も正常になりました。
私たちは心を修めると同時に、煉功の過程で苦しみに耐え心性を向上させていきます。師父は弟子たちに、「あなたに一つの真理をお教えしましょう。絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです。常人社会において、人々は奪い合ったり、騙し合ったり、個人のわずかな利益のために人を傷つけたりしますが、こういった心は全部捨てなければなりません。特に、今ここで功を学んでいる人は、これらの心をなおさら捨てなければなりません」[1] と言われました。
修煉してからの私は前の悪い習慣を捨て、人を傷つけることや、利益のために人と争うことなどしないように、平素から優しく人に接し、家庭や社会で良く行なうようにしました。私は以前、喧嘩をして傷つけた同僚と上司のお宅を訪ねて、心から反省し謝ったのちに、大法の素晴らしさを伝えました。私の誠意に相手は感動して涙を流されました。
大法を修煉してから、9カ月が過ぎた頃、肺結核、腎臓病が治り、乳腺腫瘍も消えました。その後、夫の胃潰瘍と、心不全の症状も良くなりました。また、12年も息子を苦しめてきた癲癇もなくなりました。師父のご加護のおかげで、息子は煉功も出来るようになり、今は身長も174㎝になり、とても元気になりました。1年間に100日ぐらいしか小学校に通えなかった息子は、『論語』と『洪吟』を暗唱することもできるようになり、チョークと毛筆で立派な繫体字を書くこともできます。
息子と我が家のことを知る人は、みんな「法輪功は本当に奇跡的で、素晴らしいですね!」と言いました。
以上は法輪大法が家族全員を守ってくださり、我が家が佛恩に照らされている真の物語です。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』