【明慧日本2019年1月10日】広西省欽州(きんしゅう)市欽北区裁判所は2018年12月28日、同市の法輪功学習者・廖大武さんに懲役2年の実刑判決とさらに罰金1万元の判決を宣告した。
裁判所は廖さんに対する開廷が公開審理すると言っていたが、法廷の傍聴席には誰一人として入れなかった。
2018年11月23日午前10時、廖さんに対する第1回目の開廷のとき、欽州市の共産党当局は50人の警官らを出動させて、裁判所の周辺を厳重に警戒し、街に住む人々に恐怖感を与えた。
第2回目の裁判で、裁判所は廖さんの弁護人になった家族に「12月28日午後3時半に開廷する」と知らせた。その家族は時間通りに法廷に駆けつけたが、入廷して数分後に裁判官は裁判を終わらせ、すぐさま審理の結果を出した。家族に弁護する機会を全く与えなかったという。
2018年7月17日午前、廖さんは法輪功学習者・李錦河の夫と一緒に、欽州区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)へ行って大隊長に会い、すでに1カ月以上拘禁されている李さんとの面会を要求した。しかし、ちょうどその場に欽州市610弁公室の副隊長と居合わせ、副隊長は廖さんの姿を見て、警官2人に廖さんを連行するようにと指示を出した。警官2人は廖さんが乗って来た乗用車に乗り込んで、廖さんと李さんの夫を欽州市紅陽派出所まで連行した。尋問を受けた後、李さんの夫は解放されたが、廖さんは拘留された。その後、警官は廖さんの仕事場へ行って家宅捜索を行い、多くの私物を押収した。
8月3日、廖さんは欽北区検察庁に逮捕令状を発布された。その後、廖さんは裁判所に提訴されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)