【明慧日本2019年1月13日】
一部の統計によると、2018年11月11日から12月21日にかけての40日間にわたって、吉林省楡樹市(ゆじゅし)管轄区の範囲内で、警官らによって連行され、家宅捜索を受け、多くの個人財産などが押収された。このような被害を受けた法輪功学習者は計32人にのぼり、その中の28人が不当に拘留された。現在、拘留された学習者たちは次々と帰宅しているが、残りの7人は未だに留置場に収容されたままで、6人が法廷で裁判にかけられた。32人の学習者のほぼ全員が同じ時期に一斉に家に押し入って来た警官らによって、不当に連行された。
今回の全市に渡り、同時期に一斉に行われた連行の行動は、警察署内部の関係者の話によると、年末のノルマを果たし、政治的に科せられた成績を上げるための連行であった。普通の刑事事件の容疑者1人を逮捕しても、なかなか点数に計上できず、2人の容疑者を逮捕して初めて1点が取れる。だが法輪功学習者1人を連行すれば10点を取れるという。つまり、1人の学習者を連行すれば、これらの成績は刑事容疑者5人分を逮捕した点数に相当する。学習者を連行すれば点数も政治的評価も賞金もだんとつに高くなる。
さらに昇進も早いため、野望のある警官らは全力を尽くすというのである。これらの警官らが用いた手段は、何の罪もない学習者に対して、ただ自分の成績アップのための偽証と暴力行為であると言える。まず、警官は偽善者をよそおい「公務を遂行するだけだ。派出所でちょっと話を聞きたいので協力してほしい」と誘いをかける。もし学習者が協力しないと、すぐに暴力を振い、無理やりパトカーの中に引きずり込む。
そして、一旦、派出所や警察署に行ったら、何もしないで帰れるわけがない。何もしないで帰らせると点数は取れず、警官の実績が一つも上がらないからだ。最低限でも警察署に呼ばれたとの登録が必要である。一部の野望のある警官らは学習者への迫害に精いっぱいで、命がけてやっているという。まさに、ノルマを果たすためだけに命がけでやり、大切な自分の永遠の命までもかけているということだ。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)