【明慧日本2019年1月14日】遼寧省朝陽市の法輪功学習者・李捷春さん(62)は、2018年12月3日に大連刑務所で迫害により、死亡したことが最近になって分かった。
李さんは独身で身内も居なかったため、遺体は2018年12月16日に故郷の朝陽市竜城区潘井村で埋葬されたという。
明慧ネット2018年3月24日の報道によると、李さんは大連刑務所で人権を剥奪され、様々な残忍な拷問を受けていたという。特に中国共産党の「十九大会」(2017年10月)の期間中、李さんは昼間は4人の人員に「転向」を強要され、夜は高さ15センチ、幅は指2本くらいの小さな椅子に長時間座らされたり、ひどい暴力を加えられたという。
法輪功を学び 難病が回復する
李さんは2000年に法輪功を学び始めた。法輪功を学ぶ前、李さんは小さい頃から骨髄の病を患い、「骨髄が成長しないという現代医学でも治療できない難病です」と医者に診断された。そのため、小さい頃から体力を使うことができず、ひどい時は食事を摂る力もなく、1日中ベッドに横になっていることしか出来ない状態であった。そんな病気に苦しめられた李さんは結婚もしていなかった。
ある機会に李さんは法輪功が健康に不思議な効果があることを知り、学び始めた。そして、法輪功の「真・善・忍」の基準に従って良い人になるように努力し、善の心で他人に接し、誰かの家に困ったことがあると、苦労を厭わず積極的に手伝っていた。すると、李さんは段々と健康になり、普通に畑仕事が出来るだけでなく、三輪車に乗って荷物を運搬する重労働もで出来るようになった。それ以来、李さんは何年ぶりかに笑顔が現れ、法輪功に対して疑いもなく信じるようになった。
二度も労働教養を強いられる
中国共産党による法輪功に対する迫害の中で、李さんは「真・善・忍」の普遍的な価値を守り、より多くの中国共産党に騙された人々に真実を知ってもらうため、各種の方法で人々に迫害の真相を伝え続けた。そのため、残忍で非道な迫害に遭った。
李さんは今まで5回も連行され、そのうち二度も労働教養を受け計5年間も強いられた。2002年9月12日、李さんは3年の労働教養を強いられ、西大営子労働教養所に拘禁された。そこで様々な拷問に苦しめられ、電気棒による電気ショックを加えられたことによって、何回も気絶したことがある。
2008年8月8日、朝陽市開発区支局の警官らは村の幹部と共同して、李さんを西大営子労働教養所に連行したが、李さんは断食をして抗議したため、解放された。同年11月末、李さんは開発区支局に行き、押収された私有物を返すように要求した際、その場で再び連行されて瀋陽の馬三家教養所に拘禁された。
判決を下された李さんは刑務所で迫害死する
2016年9月7日午前9時過ぎ、遼寧北票公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・潘宏凱は自ら一行を引率し、朝陽新華公安支局の警官らと一緒に李さんの家に押し入り、大量の法輪功書籍と個人の私物を押収し、李さんを連行した。午後の3、4時頃、警官らはようやくそこを立ち去り、李さんを北票留置場に閉じ込めた。
2016年12月29日、北票市裁判所は李さんに懲役5年の実刑を言い渡した。李さんは控訴したが、朝陽高等裁判所に一審での判決を維持すると言い渡された。2017年7月、李さんは錦州刑務所から大連刑務所に移送された。1年後、元気だった李さんは残忍な迫害により死亡したとの情報が入った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)