【明慧日本2019年2月14日】四川省瀘州市江陽区分水鎮の年配の法輪功学習者・丁国琴さんは2017年9月、警官に頼まれて野菜を派出所に届けたところ、不当にも連行され、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡された。その後、2018年8月に成都竜泉女子刑務所三監区に移送された。そこで酷い迫害を受け、3カ月も経たないうちに手足が動かなくなり、命の危険に晒されて危篤状態に陥り、現在は成都双流の四川警官病院に入院している。
丁さんは分水鎮の農村の女性である。かつては「つんぼ」と呼ばれ、8歳の時から左耳から常に膿が出ており、激痛が走り、左耳はとっくに聴力を失っていた。1999年6月、丁さんが法輪功の修煉を始めてたった3日後に、耳から膿が出ているのが止まり、十数年にわたって聞こえなかった左耳が聞こえるようになった。
丁さんが修煉して1カ月も経たないうちに、中国共産党による法輪功への迫害が始まった。20年来、丁さんは社会と家庭による強大な圧力を乗り越えて、法輪功の修煉を堅持した。そして法輪功についての真相を伝え続けてきた。
2017年5月のある日の午後8時ごろ、現地の派出所の警官ら3人が丁さんの自宅に突然押し入って、あちこちをかき乱した。その中の1人は王という苗字を告げたが、他の2人は名前を告げる勇気がなかった。警官らは丁さんの枕元に掲げてあった「真・善・忍」の飾り物や、屋根に掲げていた「真・善。忍」の横断幕を外し、法輪功の関連書籍2冊を押収した。そして、丁さんに何も書いていない白紙にサインを求めた。
同年9月中旬のある日、野菜の販売をしていた丁さんは、3人の警官に「野菜を買うから派出所まで持って来てくれ」と頼まれた。野菜を派出所に届けた丁さんはその場ですぐさま連行された。その後、彌陀鎮派出所に移送され、あれから1年近く拘禁されたままである。この1年間、当局からの通知書やこの件に関連した法律の書類、拘禁した理由の説明などの通知書類は何も届いておらず、ただ「丁は派出所にいる。金と衣類、布団を持って来てくれ」という電話の知らせを1回だけ受けただけである。
そこで家族は現地の分水派出所へ丁さんの解放を求めに行ったが、「彌陀派出所がやったことだからそこへ行け」と応対された。彌陀派出所に行くと、「書類はすでに裁判所に提出したから、そこへ行け」と言われた。家族が裁判所に行くと、「ここにはそんな人物の書類などない」と言われた。
2018年8月になって、丁さんがすでに懲役2年6カ月の実刑判決を下されたことを家族は初めて知った。その上、成都竜泉女子刑務所に移送されて3カ月も経たないうちに、丁さんは残忍な迫害を受けて、手足の自由が効かなくなり障害になって残り、現在は命の危険にさらされているという。