【明慧日本2019年2月20日】(米国明慧記者=王英)2月9日は旧暦の1月5日にあたる。サンフランシスコの法輪功学習者たちは市中心部にあるチャイナタウンで、旧正月を祝賀するパレードを行い、市民に新年の祝福を贈った。中国から観光で訪れた夫婦はパレードを見物して、「威風堂々とした隊列に、とても震撼しました」と話した。
2月9日の正午、法輪功学習者と支持者は雨の降る中、サンフランシス・コフェリービルディング前の広場を出発した。パレードの先導に立つのは天国楽団や龍の舞い、花で飾られた小舟や天女隊が続いた。第二陣営の「法輪大法は素晴らしい」の隊列には、旗隊、横断幕隊、煉功隊、フロート車、多民族の隊列で構成された。第三陣営は真相を伝える隊列、第四陣営は三大マスコミの隊列、そして、風船の隊列と腰鼓隊が続き、最後の陣営は『共産党に対する九つの論評』と共産党組織からの脱退を勧める隊列が威風堂々と続いた。
先導に立つ天国楽団は伝統の衣装を身に纏い、響き渡る演奏をかなで新年の祝福を贈った。雨にもかかわらず、沿道には多くの観衆が集まった。隊列はチャイナタウンに差しかかると、降り続いた雨も上がり、空が明るくなり眩しい日差しがさしてきた。
中国からの観光客は 愚然にも祝賀パレードに出会い大喜びする
北京から観光で訪れた若い夫婦は翌日帰国することになっていたという。今日のわずかな時間を利用して、チャイナタウンを観光することを決めたという。2人は愚然にも 旧正月を祝賀する法輪功のパレードに出会い、大喜びして携帯電話で写真を撮り続けた。
張さんは興奮した様子で、「今日は愚然のようだが、特別に縁があるようにも思える。以前、新聞で法輪功の香港でのパレードを見たことがありましたが、それほど信じていませんでした。もし今日チャイナタウンに来なければ、自分の目でパレードを見れなかったでしょう。うわー! ほんとうに素晴らしい! 威風堂々とした隊列に感動しました」と話した。
パレードの隊列が現した中国伝統文化の内包について、張さんは好奇心をもって「中国の伝統文化を外国人は受け入れてくれますか?」と尋ねた。周りの外国人は写真を撮ってSNSで発信し、法輪功が皆に好かれているのを見た彼はとても驚いた。
法輪功学習者「真相を知ると、福の報いを得ることができる」
劉さんはアメリカに来てから、法輪功の活動を一度も休んだことがないという。彼女は「中国で法輪功学習者は未だに迫害に直面し、生体から臓器を強引に摘出されている状況が続く中で、私は1人の学習者として、真相を伝える活動に必ず参加しなければなりません」と切々と話した。
劉さんは中国で公務員として働き、主人は自営業者であるという。彼女は法輪功の真相資料を配ったために警官に尾行され、のちに強制的に連行されて半年間不当に拘禁された。保釈された後、彼女は中国を離れてアメリカに渡ったという。
劉さんは法輪功を修煉する以前から、佛法を探し求めていた。彼女は心から昇華することを望んだ。2005年に彼女の身体に異変が起き、病気を取り除くために法輪功の修煉を始めた。彼女は法輪功の書籍を読み、興奮してやっと佛法に出会えたという。その時は中国共産党はすでに法輪功に対する弾圧を始めており、嬉しい反面自分の責任も感じた。彼女は自分が人々に法輪功の真相を伝える義務があると感じたという。
彼女は資料の配布や、電話をかける方法できるだけ人々に真相を伝えたという。劉さんは「中国には、僧侶を殴り道士を罵れば善い報いを得ることはできないという、よく言われる言葉があります。人々に伝えたいことは、法輪功は佛家修煉法であり、最も良いものであり、中国共産党の宣伝は狂言であるということです。そして、法輪功迫害の真相を知っていれば、福の報いを得ることができます」と話した。
新年に際し夏瑰琦さんは大法の素晴らしさを知ってもらい、良い年を迎えられるように願う
新年に際して幸福の路を歩んでほしい
今年80歳の夏瑰琦さんはパレードに参加した。彼女は修煉をする以前は身体が悪く、長生きができないと感じていた。法輪功の修煉を始めて二十数年になり、病気したことがないという。彼女は「私は80歳ですが、60歳の時よりも元気になりました」と話す。修煉を始めた彼女は心のわだかまりを解(ほぐ)れ、「心情が楽になり、病気も治りました。そして、心が広くなり、性格が明るくなりました」と話した。
昔からの友人はよく彼女に尋ねるという。「何のために、法輪功はあのように弾圧され、どれだけの苦を嘗めたことでしょう。万が一天国が存在しなければ、後悔しませんか?」。夏さんが答えるには、「後悔しません。実のところ、私はすで天国に片足を踏み入れています。天国とは楽しいところでしょう。今の私はすべてのことを理解し、とても愉快に過ごしています。大法は私の疑問にすべて答えてくれただけでなく、私の身体をも健康にしてくださり、幸福にしてくださいました」
あれから10年が過ぎ、疑問を持っていた友人は、彼女のことを羨ましがるようになりました。友人も家族も夏さんにやさしく接し、家族は仲睦まじくなり、子供は素直で親孝行だという。彼女は「考えて見て下さい、私には何の心配がありますか? もし人々が真相を理解し、私と同じようになれば、私の気持ちを理解してくれると思います」と話した。
夏さんはさらに話し続けた。「法輪功に対して理解していない人もまだいますが、私たちはこのような活動を通して、多くの人々に大法の素晴らしさを知ってもらい、彼らの将来の手助けとなり、良いことが待っています。もし人々が大法の素晴らしさを知っていれば、神仏のご加護を得ることができます。法輪大法の佛光が普く照らせば、彼らにとっていいことになります」
新年に際して、彼女は最後に「サンフランシスコの華人の皆さんに新年の祝賀を贈り、良い年を迎えられるよう願っています」と話した。
法輪功とは何かを皆に知ってほしい
海外に移住して30年以上になる常群さんは、法輪功を修煉して6年になる。彼女は元生物研究者で、法輪功があのような残酷な迫害を受ける中で、修煉者はそれに屈せず修煉を堅持していることを好奇心を持って見ていたという。
そして彼女は法輪功の著書を読み、迷うことなく修煉を始めたという。
常さんが言うには、法輪功は人々の魂に触れ、人々の本性の最も良い「善」を呼び覚まし、普遍的な価値観を伝えているという。常さんは「これは数千年に一度、出会えるかどうかの素晴らしいものです。今までに東洋や西洋の多くの宗教に出会いましたが、根本から説かれたものはありませんでした」
常さんは法輪功に出会えてとても幸運だったという。「各方面においてすべてが順調になり、生活の中で起きた問題も解決されました。法輪功の法理はほんとうに博大で奥が深く、修煉する人だけが感受することができます。法輪功を修煉して6年になりますが、1人が修煉をすれば家族全員が恩恵を受けると言われているように、私が修煉したことで、よく風邪を引く主人は風邪を引かなくなりました」
常さんは最後に、「新年に際して、皆さんに新年のご挨拶を申し上げ、法輪功とは何かを知っていただき、それは自分の生命に対して真に責任を持つということです」と話した。
観衆は法輪功学習者の隊列に喝采を贈る
フランスから訪れたアモリーさんは、天国楽団を見かけて思わず携帯電話で録画した。彼は「この楽団の演奏は素晴らしい、メロディーも素晴らしい! 大好きになりました」と話した。彼はサンフランシスコで法輪功学習者の新年を祝賀するパレードに出会え、とても幸運だという。「異文化を見ることができ、美しい衣装も見ることができ、とても楽しいです」。最後に「新年、おめでとう!」と挨拶した。
エジプトから訪れたモハマドさんは好奇心でパレードを見物した。法輪功学習者による新年の祝賀パレードであると知ったモハマドさんは「パレードを通して法輪功の素晴らしさや中国で迫害を受けていることを皆に知ってもらうことは、良いことです」と話した。そして携帯電話で録画しながら解説していた。
モハマドさんは「このパレードは素晴らしいことだ! 我々に異文化を伝え、中国で今何が起きているのか、我々は他の民族のことを理解し、お互いに関心を持つべきです」と話した。
「このパレードはとても素晴らしくて、美しい!」と、友人2人と一緒に称賛するスーさんは、誕生日を祝うためにサンフランシスコを訪れた。彼女は渡された迫害の資料を読み、法輪功が中国で酷い迫害を受けていることを知ったという。「法輪功に対する迫害は、すぐに停止しなければなりません。どこであろうと、人々は信仰の自由をもつべきです」と話した。
この時に降り続いた雨が上がり、日が差してきた。法輪功学習者の隊列は美しく飾られたフロート車とともに前進し、色とりどりの衣を身に纏った少女たちの行進は、人々の目を惹きつけた。
スーさんは「私はとても感動しました。彼らは雨の中を行進し、今は晴れてきましたね。彼らは重要な事を伝えるためにパレードを行い、これはとても良いことです。彼らが楽しい新年を過ごされるよう願っています」と話した。
会議に参加するためサンフランシスコを訪れたヘイスティングスさんは、休憩の時間に外に出て、穏やかな音楽に誘われ、好奇心をもってパレードの方向に向かった。彼女が見たのは法輪功学習者の煉功する姿だったという。
ヘイスティングスさんは、「今日はこのような善良な団体と出会え、とても幸運に思います。音楽はとても穏やかで、聴いているととても気持ち良くなりました。同時に、伝統衣装がとても美しく、伝統文化の継承はとても重要だと思います。彼らは伝統文化を伝えるために行った一切のことは、信じ難いくらい素晴らしく、私の心を打ちました。だから私は心の奥底から彼らに感謝します」と話した。
その後、彼女はパレードの隊列について終点まで歩き、別れを惜しんでいた。
ニュージャージーから観光で訪れていた君鐘さん夫妻は、パレードを見かけて興奮した様子で写真を撮った。彼女は「異なる民族が自分たちの祝日を祝うのを見かけることができ、とても嬉しく思います。特に今日のパレードはとても特別に感じました。彼らが自分たちの伝統文化と歴史を現し、これはとても良いことです」と話した。
パレードの参加者の多くは法輪功学習者だと知った君さんは、とても敬服した。「パレードの参加者の年齢層は様々で、彼らは異なる民族衣装を着て中国の新年を祝い、これはアメリカも多民族国家だから、今日のパレードはとても意義があります」