【明慧日本2019年3月23日】安徽省合肥市の法輪功学習者・鄭華さんは連行され、拘禁されてから1年も経った。先日、鄭さんは蜀山区裁判所で法廷尋問を受け、判決を宣告されることに直面している。
鄭さんは連行される前に、中国版Uberの「滴滴快車」の運転手をしていた。鄭さんは家の大黒柱で、妻と2人の小学生の子供達、それに体が弱く病気がちの両親と暮らしていた。妻は子供達や親の面等を見るために、外でアルバイト等をして稼ぐことができない状態であった。
2017年11月3日の夜、鄭さんはタクシーを運転していた時、乗客に大法の真相を伝えたために通報された。そして、帰宅した彼は自宅マンションの下で警官らに連行された。その後、乗客の宋攀峰は警察の巡査であることが分かった。
合肥市公安局廬陽支局の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)及び安慶路派出所の警官らは鄭さんのことを重大案件として取り扱い、鄭さんを罪に陥れ、裁判所に起訴した。鄭さんの家族は鄭さんが何の法律に違反したのかと問い詰めると、派出所の警官らは知らないと答え、国家安全保衛部門の大隊長・丁国兵は「刑法第300条を犯した」と言った。
家族は鄭さんに弁護士を雇ったが、それを知った派出所の警官らと街道事務所の関係者は、弁護士を辞退するようにと家族に求めた。そして、「何とかして早く鄭を解放するから」とか、「弁護士を雇わなければ、とっくにを解放したのに」などと嘘をつき、家族を騙した。鄭さんの父親はそれを信じて、鄭さんに「過ちを認めると、すぐに解放されるから、早く罪を認めて!」と伝言を送った。
その後、蜀山区検察庁は不当に鄭さんを起訴し、蜀山区裁判所は法廷尋問を行った。裁判所は鄭さんに弁護士を指定したが、家族には知らせなかった。一方、騙された家族はずっと鄭さんの解放を待っていた。
その結果、警察側は鄭さんを解放するどころか、検察側は3年~7年の重い刑を求めた。鄭さんからの手紙が開廷1カ月後に届いて、家族はやっと騙されたことが分かった。
現在一審は休廷中で、判決はまだ言い渡されていないという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)