【明慧日本2019年4月17日】(中国=明慧記者)明慧ネットの統計資料によると、2018年に少なくとも68人の法輪功学習者が中国共産党の迫害により致死された。彼らの中には農民や会社員、個人経営者がおり、副教授、博士、エンジニア、校長、教師、専門家、退役した元軍人の幹部などの社会的なエリート達もいる。その中の36人が刑務所で迫害され死に至り、27人が絶え間なく嫌がらせを受けた中で死亡し、4人が留置場に拘禁された期間中に迫害死したという。
致死された法輪功学習者の平均年齢は60.8歳で、最高齢は77歳で、最年少は40歳である。その内訳は70歳以上15人、60~69歳24人、50~59歳14人、40~49歳8人で、年齢不詳者7人である。
表1、2018年、致死された中国国内の法輪功学習者の人数月別統計表
月 |
迫害死の人数 |
月 |
迫害死の人数 |
一月 |
6 |
七月 |
2 |
二月 |
7 |
八月 |
6 |
三月 |
8 |
九月 |
4 |
四月 |
8 |
十月 |
5 |
五月 |
8 |
十一月 |
3 |
六月 |
7 |
十二月 |
5 |
表2、2018年、致死された中国国内の法輪功学習者の人数地域別分布表
省、直辖市 |
死亡人数 |
省、直辖市 |
死亡人数 |
省、直辖市 |
死亡人数 |
遼寧省 |
15 |
北京市 |
4 |
陝西省 |
1 |
黒竜江省 |
8 |
重慶市 |
3 |
寧夏 |
1 |
江蘇省 |
5 |
天津市 |
3 |
江西省 |
1 |
河北省 |
5 |
甘粛省 |
2 |
湖南省 |
1 |
山東省 |
4 |
四川省 |
2 |
湖北省 |
1 |
吉林省 |
4 |
山西省 |
2 |
貴州省 |
1 |
河南省 |
4 |
浙江省 |
1 |
福建省 |
1 |
2018年、69人の法輪功学習者が迫害により致死された。その中に女性は39人、男性は30人である |
一、刑務所で致死された一部の実例
●山東省沂水県の王文中さんは山東省刑務所で迫害死する
山東省沂水県沙溝鎮の法輪功学習者・王文中さんは、2011年11月6日、イ坊市の警官らに連行され懲役7年6カ月の実刑判決を下され、2018年1月12日に山東省刑務所での迫害により死亡した。享年44歳だった。当日の午前11時、刑務所の警官は「速やかに来るように」と王さんの姉に電話した。姉夫婦は急遽、車を手配して済南刑務所病院に駆けつけた。しかし、目にしたのは遺体安置所に置かれている体重80キロ以上だった弟が、骨と皮ばかりに痩せこけて腹が背骨にくっついており、身体を縮めて小さく丸まっている弟の無惨な姿であったという。
●王世賢さんは瀋陽大北刑務所で迫害死する
遼寧省鞍山市岫岩県の法輪功学習者・王世賢さんは、懲役7年の実刑判決を言い渡された。2018年2月初め、瀋陽大北刑務所で致死された王さんは家に運ばれた後、早々に埋葬された。今なお王さんの死因が不明のままであり、詳しい状況は調査する必要がある。
●湖南省岳陽市の王岳来さんは朱洲攸県網嶺刑務所で迫害死する
湖南省岳陽市の王岳来さんは、2008年に法輪功を学び始め心身とも健康になったが、法輪功迫害の真相を人々に伝えたという理由で、懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡された。2018年8月31日、王さんは朱洲攸県網嶺刑務所で迫害によって死亡した。享年56歳だった。
●遼寧鞍山市の孫敏さんは遼寧省女子刑務所で迫害死する
遼寧省鞍山市の法輪功学習者・孫敏さんは優秀な教師だったが、法輪功を学んでいるという理由で、当局に不当に連行され、洗脳され、労働教養処分を受け、実刑判決されるなどの迫害を加えられた。2016年6月に再度、連行れた孫さんは懲役7年の実刑判決を宣告され、遼寧省女子刑務所に収容された。孫さんは刑務所で想像に絶する非人道的な拷問を受けた末、2018年3月8日に死亡した。享年50歳だった。
●遼寧撫順市の胡国艦さんは本渓刑務所で迫害死する
遼寧省撫順市の法輪功学習者・胡国艦さんは、懲役4年の実刑判決を宣告され、2016年5月4日、瀋陽新入刑務所から本渓刑務所第8監獄区に移送された。拷問や暴力により胡さんは脳の血管が破裂して脳幹から出血し、植物人間になった。2018年5月15日の明け方、胡さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。
●浙江省温嶺市の洪米素さんは浙江省女子刑務所で死亡する
浙江省温嶺市新河鎭の法輪功学習者・洪米素さんは2015年11月、街で法輪功についての真相を伝えた後、自宅で連行された。2016年5月に、台州市裁判所により懲役3年9カ月の実刑判決を宣告され、浙江省女子刑務所に収監された。そこで酷い迫害を受けて、2018年8月15日に死亡した。52歳の若さであった。洪さんはかつて計8回も連行されたことがあり、6カ月間拘禁され、2年の間労働教養を強いられ、その他の3回は計10年3カ月の実刑判決を下されて、様々な辛い迫害を受けた。
●遼寧の李捷春さんは大連刑務所の迫害により死亡する
遼寧省朝陽市の法輪功学習者・李捷春さんは、北票裁判所に懲役5年の実刑を言い渡され、大連刑務所に1年間拘禁された。2018年12月3日、李さんは大連刑務所で迫害により死亡した。享年62歳だった。
明慧ネット2018年3月24日の報道によると、中国共産党の「十九大会」(2017年10月に開催)の期間中、李さんは大連刑務所で昼間は4人の警官に「転向」を強要され、夜は高さ15センチ、幅は指2本くらいの小さな腰掛けに長時間座らされたり、睡眠を剥奪されたり、ひどい暴力を加えられたという。
李さんは今まで5回も連行され、そのうち二度も労働教養を受け、計5年間も労働教養を強いられた。2002年9月12日、李さんは3年の労働教養を強いられ、西大営子労働教養所に拘禁された。そこで様々な拷問に苦しめられ、電気棒による電気ショックを加えられたことによって、何回も気絶したことがある。
●吉林省松原市の楊宝森さんは公主嶺刑務所で迫害死する
吉林省松原市乾安県の法輪功学習者・楊宝森さんは、懲役10年の実刑判決を宣告され、同省の公主嶺刑務所に9年もの間苦しめられた末に、2018年4月7日に冤罪が晴れないまま死亡した。享年61歳であった。
二、迫害で命の危険が晒され、一時出所したあと死亡した実例
●黒龍江鶏西市の趙春艶さんは迫害死する
黒龍江省鶏西市恒山区の法輪功学習者・趙春艶さんは、黒龍江女子刑務所で5年間苦しめられて虫の息となり、2018年7月16日に救急車で自宅に送られたが、7月28日の明け方に無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年65歳であった。
趙さんは次のように話したことがある。「警官の肖淑芬はいつも私を監視し、むりやり1日2回も薬を口に押し込んだ。私はどれくらいの期間飲まされたか、はっきり覚えていないし、薬の名前も知らない。毎回のように薬を押し込まれた後は下痢が止まらなくなり、最後には食べ物が喉を通らなくなった。歯も無理やり力まかせに、打ち落とされた」
●湖北武漢市の崔海さんは冤罪が晴れぬまま、死亡する
湖北省武漢市の法輪功学習者・崔海さんは5年間武漢女子刑務所で拷問されて苦しめられ、美人だった崔さんは見る影もなく、出所した時には非常に痩せ細り、髪の毛は真っ白になっていた。出所の19日後の2018年1月1日に、崔さんは亡くなった。享年69歳であった。
崔さんは幼い頃に演劇学校に入り、卒業後に軍人になった。退役してから、崔さんは武漢市化学工業輸入輸出会社に就職し、重任を任せられたが過労で、胆石、胃病、婦人病を患って治療しても効果はなかった。幸いにも1996年に崔さんは法輪功に出会い、学んでから病気が完治した。その後、健康を得た崔さんはより一層仕事を真面目にやり遂げ、上司にも同僚にも仕事ができる人だと認められた。
しかし、当局が法輪功への迫害を開始してから18年の間、法輪功を堅持している崔さんは繰り返し嫌がらせを受け、拘禁され、二度の判決を下されて会社を解雇された。
●河南潢川県の劉真芳さんは迫害死する
河南省潢川県の60歳の法輪功学習者・劉真芳さんは、河南女子刑務所で迫害され、骨と皮ばかりにやせこけた。2018年9月1日、一時仮保釈された劉さんは鄭州病院で治療を受けたが、7日間で七万数千元の多額の費用を使い果たしても、内臓が潰爛して壊死し、その効果が全くなかった。2018年12月7日に劉さんは無念の思いを晴らせないまま、亡くなった。
●黒龍江大興安嶺の色桂栄さんは冤罪が晴れぬまま、死亡
黒龍江大興安嶺地区の法輪功学習者・色桂栄さんは、二度も不当な判決を言い渡され、計8年の間、黒龍江省女子刑務所で残酷な迫害を受けた。2017年5月20日に出所したが、半年後の2018年1月23日、色さんは冤罪が晴れないまま、この世を去った。享年58歳だった。
●河北石家庄市の高素貞さんは冤罪が晴れぬまま、死亡する
河北石家庄市長安区の法輪功学習者・高素貞さんは2012年6月、他の学習者の救援を求めて署名したために、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡され、河北女子刑務所に拘禁された。刑務所で法輪功を放棄するように強要され、様々な精神的な侮辱や残虐な拷問を受けた高さんは、何度も生命が危険な状態に陥り、緊急措置を取った。刑務所側は家族から3万数千元をゆすり取った後、2017年1月5日に、高さんを一時仮保釈したが、2018年3月5日に高さんは亡くなった。享年64歳だった。
●北京市密雲区の文木蘭さんは冤罪が晴れぬまま、死亡する
北京市密雲区の法輪功学習者・文木蘭さん(75)は、法輪功を学んでいるという理由で、2回の労働教養処分を科され、懲役5年の不当な判決を宣告されたことがある。2017年10月14日、再び身柄を拘束された文さんは、拘禁の期間中に重体に陥り、2018年2月27日に無念な思いを晴らせないまま、死亡した。
●遼寧鳳城市の冷冬梅さんは冤罪が晴れぬまま、死亡
遼寧鳳城市の法輪功学習者・冷冬梅さんは何度も労働教養を強いられて、判決を下され、10年の冤罪を受けた後、またも、2015年12月9日に連行され、懲役3年の実刑判決を宣告された。2017年7月、冷さんは仮釈放となったが、2018年2月25日に死亡した。49歳の若さであった。
●遼寧蓋州市の李徳成さんは冤罪が晴れぬまま、死亡
遼寧省蓋州市に在住の法輪功修煉者・李徳成さんは、かつて、労働教養1年6カ月を強いられ、3回も不当な判決を言い渡され、合計すると懲役13年6カ月を宣告されたことがある。2012年、中国共産党の「十八大会」が開催された期間中に、李さんは大連南関嶺刑務所で迫害されて脳幹出血して、意識不明になったにもかかわらず、11月17日に病院に運ばれた時も、依然としてずっと手錠を付けられていた。その後、半身不随になり、5年4カ月間病床での寝たきり状態の李さんは、2018年3月22日に亡くなった。
●江蘇の朱星河さんは迫害死する
江蘇省江陰市の法輪功学習者・朱星河さん(男性)は、中国共産党が法輪功の迫害を開始てから19年の間、数度も連行されて拘禁された。2015年5月、朱さんは懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、刑務所に収容された。2018年6月22日に刑期が満期となった朱さんは解放されたが、翌日の6月23日の朝から午後にかけて大量の血の塊を嘔吐し、死亡した。享年54歳の若さであった。淡水養殖専攻科を卒業した朱さんは、江都の多種経営管理局に就職し、1996年6月に江陰市陸橋中学校に転職した。その年、朱さんは法輪功に出会って、学び始めた。
●黒龍江省虎林市の羅井山さんは迫害により 無念の死をとげる
黒龍江省虎林市の法輪功学習者・羅井山さんは2年6カ月の冤罪を経て、2018年4月1日に出所した時、すでに残酷な迫害により話すことも、歩くこともできず、全身が腫れ上がっていた。帰宅してから1カ月後の2018年5月3日、羅さんは冤罪が晴れないまま、死亡した。享年65歳だった。
●遼寧大連市の劉金玉さんは 迫害死する
遼寧省大連市の法輪功学習者・劉金玉さんは、2016年4月21日に自宅から警官らにより連行され、その後、懲役3年3カ月の実刑判決を宣告され、同省の女子刑務所に収容された。刑務所で残忍な迫害を受けた劉さんは呼吸困難になり、食事も水を飲むことさえできず、生命の危険に陥った。そこで、家族は劉さんの解放を強く求めた結果、2018年4月の初めの頃にやっと保釈されたが、2018年4月15日にこの世を去った。享年67歳だった。
●遼寧本渓市の呂彦坤さんは冤罪が晴れぬまま 死亡する
法輪功学習者・呂彦坤さんは河南省済源市裁判所に懲役6年の不当な実刑判決を宣告され、2017年の初めに秘密裏に鄭州刑務所に送られた。そこでの酷い迫害の結果、肝臓に腹水がたまり、肝臓がん末期と診断された。しかし、刑務所と本渓市の法曹機関の人員は解放時期を再三伸ばし、治療のタイミングを遅らせたため、呂さんは2018年5月2日、家に帰された18日後に、他界した。享年59歳であった。呂さんは何度も拘禁され、労働教養処分に処せられたため、長期にわたって放浪生活を余儀なくされた。2015年1月、済源市の警官らに罠をかけられ、強制連行された。
●黒龍江省牡丹江市の呂樹彬さんは冤罪が晴れぬまま 死亡
黒龍江省東寧市の法輪功学習者・呂樹彬さんは2018年5月17日、呼蘭刑務所に仮釈放を許可されて帰宅したが、残酷な迫害によりすでに自立した生活ができず、極度に痩せてお腹だけが破裂しそうに大きく腫れ上がった状態になった。家に帰った呂さんは何も食べられず、痛みでじっとしておれず、長時間に座ったり横になったりすることすらできなくなり、仮釈放されて12日後の2018年5月29日朝方、死亡した。享年56歳の若さであった。呂さんは東寧市でメタンガスを利用して野菜を栽培する第一人者であった。当時、テレビ局は2回も呂さんを取材した。呂さんは2015年2月2日に不当に連行され、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。
●重慶市の周基碧さんは迫害されて 死亡
重慶市銅梁区の68歳の法輪功学習者・周基碧さんは、法輪功が中国共産党に迫害されている中で、かつて懲役3年の実刑判決を宣告されたことがある。2014年7月20日、再度連行され懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。そして、重慶市女子刑務所に移送され、残虐な迫害を受けて瀕死の状態になったため、仮釈放されたが、2018年6月9日3時頃、亡くなった。
●遼寧大連市の難聴者の楊淑文さんは冤罪が晴れぬまま 死亡
大連市金州区の耳の障害を持つ楊淑文さんは、2014年10月15日に自宅のマンションの下で警官らに連行され、その後、懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、遼寧省女子刑務所で残忍な迫害を受け続けた。その間、結腸癌になり、保釈されて間もなく、2017年12月30日の夜、冤罪が晴れないままこの世を去った。享年65歳だった。
●河南新郷市の馬桂娥さんは迫害され 死亡
河南新郷市の法輪功学習者・馬桂娥さんは不当に連行された後、持病が再発してひどい病状が現れた。それにもかかわらず、裁判所は留置場で開廷して、馬さんに懲役1年の実刑判決を言い渡し、2017年8月18日に河南新郷第5女子刑務所に収監した。2018年2月、馬さんは残忍な迫害で病状が悪化し、一時出所を許可されたが、2018年8月23日に無念の中で亡くなった。享年66歳だった。
●江蘇省連雲港市の仲崇斌さんは迫害され 死亡
江蘇省連雲港市の法輪功学習者・仲崇斌さんは、江沢民を告訴したという理由で、懲役3年の実刑判決を宣告された。仲さんは洪澤湖刑務所で残虐な迫害をされ続けて衰弱し、体重がわずか35キロ以下までやせ細り、2018年6月12日に家に帰されたが、その甲斐なく、同年の8月14日に死亡した。
●天津市の任東生さんは天津市浜海刑務所で心神喪失になり 死亡
天津市静海区の法輪功学習者・任東升さんは長年の酷い迫害の苦痛を嘗め尽くして、2018年9月12日に無念の思いを晴らせないまま、死亡した。任さんは2003年から法輪功を学び始め、心身ともに受益した。しかし、2006年3月8日に連行されて懲役5年を宣告され、天津浜海刑務所で様々な辛い拷問により迫害された。そして、任さんは2011年3月7日に刑期が満期になったが、それにもかかわらず、引き続き洗脳班に送られた後、心神喪失した。
●江沢民を告訴した河南省焦作市の許玉盤さんは迫害死する
河南省焦作市の法輪功学習者・許玉盤さん(女性)は法輪功迫害を引き起こした中国の元国家主席・江沢民を告訴したため、2015年12月3日、警官らにより不当に連行された。その後、許さんは懲役3年の実刑判決を宣告され、同省の新郷女子刑務所に拘禁された。許さんは刑務所で残忍な迫害を受け続けた末に、危篤状態に陥り、仮釈放されたが、2018年10月17日に死亡した。享年69歳であった。
三、留置場に拘禁される期間中、致死された実例
●江沢民を告訴した江蘇省南通市の朱麗玲さんは迫害死する
江蘇省如東県の法輪功学習者・朱麗玲さんは、2004年と2009年に二度も不当な判決を宣告され、計8年間もの長きにわたり刑務所の中で酷く苦しめられた。2015年に迫害の首謀者・江沢民を告訴したという理由で、再度不当に連行され、南通留置場に拘禁された。迫害により朱さんは南通留置場に倒れ病院へ運ばれ、開頭手術をせざるを得なくなり、その結果、頭蓋骨が欠損し頭がへこみ、植物人間になった。そして2018年6月14日、朱さんは無念な思いを晴らせないまま、死亡した。
●遼寧撫順市の朝鮮族の金順女さんは南溝留置場で迫害死する
撫順市朝鮮族の法輪功学習者・金順女さんは2018年9月19日に、所在地の役場へ証明書を取りに行った際に不当に連行され、南溝留置場に入れられた。そこで残忍な迫害を受けて昏睡状態になり、2018年10月10日に死亡した。享年66歳であった。金さん夫婦は法輪功を20年以上も修煉していた。中国共産党による迫害の中で、金さんは5回も連行され、一家3人は13年間にわたって、家族そろって過ごすことが出来なかった。2002年、金さん夫婦は不当に連行され、金さんは懲役13年の実刑判決を宣告され、遼寧女子刑務所で様々な残酷な迫害を受け続けた。そして夫も懲役11年、娘も懲役3年の実刑判決を受けた。
●河北秦皇島市の馬桂蘭さんは迫害死した上 内臓を摘出される
河北秦皇島市の法輪功学習者・馬桂蘭さん(60歳前後)は2018年7月4日、開発区珠江道派出所の警官らにより連行され、秦皇島市留置場に送られた。2018年9月17日、馬さんは秦皇島留置場で迫害死したという情報が、突然入ってきた。内部の情報によると、河北省から来た者(身分不明)が、馬さんの腹部を切り開いて内臓を取り出して持ち去ったという。「これは検査のためだ」と言ったという。それ以降、情報がプッツリと途絶えたままである。
●福建省建甌市の葉国華さんは建甌留置場で迫害され死亡する
福建省建甌市の法輪功学習者・叶国華さんは2018年1月16日に、不当に連行されて市留置場に拘禁され、残酷な迫害を受け続けて、2018年9月11日に死亡した。叶さんは元建甌市東遊中学校の教師であり、2回も不当な判決、懲役5年と懲役5年6カ月を言い渡されたことがある。
四、絶え間なく迫害される中で 致死された実例
●江蘇省南京市の成海燕さんは冤罪が晴れぬまま 死亡
江蘇省南京市の法輪功学習者・成海燕さんは元中国薬科大学の副教授で、江蘇省物資会社本部の紡織部のマネジャーを務めていた。中国共産党による法輪功学習者への18年間にわたる迫害の中で、成さんはかつて懲役10年の実刑判決を宣告され、精神病院で2カ月半拘禁され、3回の拘留と5回の家宅捜索を受け、数回も洗脳班に送られ、軍人の夫との離婚を強要されたなどの迫害を受けた。その後、2018年3月28日に冤罪の晴れないまま、死亡した。享年63歳であった。
●甘粛の農業専門家の郭振邦さんは迫害され死亡する
甘粛省の法輪功学習者・郭振邦さんは、慶陽市寧県の高級農技師で、県科学委員会の主任、人民代表大会の代表、政協委員などの職を務め、国務院の特殊手当を享受できる農業専門家であった。十数年来、法輪功を放棄しないため、郭さんはずっと中国共産党の人員による嫌がらせや、拘禁、恐喝に耐え続けていた。2018年3月から、郭さんはさらにプレッシャーをかけられ転向を強要される中で、寝たきりになって、2018年10月末に冤罪が晴れないまま、亡くなった。享年76歳だった。
●一家が分散し肉親を失った重慶の張魯元さんは冤罪が晴れぬまま、死亡する
重慶社会工作職業学院(元重慶市民政校)の副教授の張魯元さんは、法輪功を学んでいるという理由で、労働教養1年を強いられて全身傷だらけになった。また、洗脳班で3カ月ほど迫害を受け、二つの鉄製の寝台の間で寝させられた。張さんは長年来ずっと嫌がらせを受け、家宅捜索をされ、洗脳を受けるなどの迫害の恐怖の環境の中で日々を送り、体調がますます悪くなり、2018年5月前後に亡くなった。享年76歳だった。
張さんの夫の羊さんも重慶社会工作職業学院の副教授で、張さんと同じ時期に法輪功を学び始めたが、嫌がらせや家宅捜索をされたり、恐喝を受け続けて、早くに2004年1月に亡くなった。
●長春の鄒向陽博士は冤罪が晴れぬまま、死亡する
長春市の法輪功学習者・鄒向陽博士は何度も嫌がらせを受け、拘禁されたり、労働教養を強いられ、精神的にも肉体的にも苦しめられ、肺結核と胸腔内に体液が溜まる症状が現れ、衰弱した。一連の迫害とプレッシャーの中で、鄒さんは2018年11月29日に亡くなった。享年55歳であった。
●吉林舒蘭市の楊俊峰さんは冤罪が晴れぬまま 死亡する
吉林省舒蘭市の法輪功学習者・楊俊峰さんは、長期的な残忍な迫害により自力での生活が出来なくなり、知的障害も現れ、2018年8月22日に孤独死のまま発見された。そして、楊さんの父親と弟は法輪功迫害の真相を伝え、DVDを配ったため、2015年に懲役6年の実刑判決を下され、今なお拘禁されている。楊さんの母親は繰り返し迫害を受け、寝たきりの状態になり、2015年の初めに死亡した。
●天津市の蔡莉莉さんは迫害され 死亡する
天津市西青区の69歳の法輪功学習者・蔡莉莉さんは、2017年11月1日に懲役2年10カ月の実刑判決を下され、さらに1万5000元の罰金を科された。そして、2018年5月15日に蔡さんは、冤罪が晴れないまま死亡した。
●山東省沂水県の李玉章さんは冤罪が晴れぬまま 死亡する
山東省沂水県北門楼村の法輪功学習者・李玉章さんは迫害される中で、2018年3月28日にこの世を去った。享年69歳であった。同郷の人達は涙を流して、特に身内は非常に悲しんだ。
1999年、法輪功と法輪功の師父が天地を覆い隠すほど中傷された後、李さんは法輪功の潔白を証明するため北京に行ったが、地元に返され百数人から交替で殴打され、六千数百元をゆすり取られ、15日間拘留された。李さんの96歳の父親はこの打撃に耐えられず、亡くなった。
●山西太原市の張印香さんは冤罪が晴れぬまま 死亡する
山西省太原市の法輪功学習者・田雲飛さんは2018年4月8日、懲役7年の実刑判決を宣告された。洗脳班による残酷な迫害により半身不随になった田さんの妻・張印香さんは、夫が不当に連行されたため、体調がますます悪化し、2018年5月5日に亡くなった。享年52歳だった。
●四川省徳陽市の林世華さんは迫害死する
四川省徳陽市の法輪功学習者・林世華さんは、かつて労働教養を強いられ、洗脳班、留置場、拘置所に連行され、常に監視されて、やむを得ず放浪生活をしたことがある。2018年4月4日、林さんは冤罪が晴れないまま、死亡した。
●中国共産党の連座政策の中で、天津の陸淑栄さんは息子に滅多打ちにされ死亡する
天津市武清区東馬圏郷の法輪功学習者・陸淑栄さん(77)は、酒を飲んだ息子に滅多打ちにされて、肋骨10本が折れ、2018年10月21日に死亡した。聞くところによると、陸さんの息子は法輪功を学んでいる母親が自分の公務員試験に悪影響を及ぼしたと思い込み、飲酒のあと理知を失い、恨みを実の母に向けたという。
中国共産党は毎回の政治運動の中で敵を作るため、国民に共産党文化を注ぎ込み、その上「連座政策」を実行してきた。即ち1人が迫害に遭うと、勤務先の者から全家族やその親戚までも、巻き添えにされるという政策である。人々は中国共産党を恐れ、多くの者が自分を守るために同僚や身内までも裏切った。
表3、2018年、45都市で迫害され死亡した学習者の人数統計表
都 市 |
死亡人数 |
都 市 |
死亡人数 |
都 市 |
死亡人数 |
都 市 |
死亡人数 |
鞍山市 |
5 |
延安市 |
1 |
江陰市 |
1 |
大興安嶺 |
1 |
大連市 |
3 |
大同市 |
1 |
南通市 |
1 |
信陽市 |
1 |
鶏西市 |
3 |
太原市 |
1 |
連雲港 |
1 |
焦作市 |
1 |
德陽市 |
2 |
聊城市 |
1 |
長春市 |
1 |
周口市 |
1 |
臨沂市 |
2 |
潍坊市 |
1 |
吉林市 |
1 |
新郷市 |
1 |
撫順市 |
2 |
銀川市 |
1 |
松原市 |
1 |
石家庄 |
1 |
南京市 |
2 |
営口市 |
1 |
四平市 |
1 |
貴陽市 |
1 |
ハルビン |
2 |
瀋陽市 |
1 |
岳陽市 |
1 |
慶陽市 |
1 |
秦皇島 |
2 |
丹東市 |
1 |
武漢市 |
1 |
白銀市 |
1 |
保定市 |
2 |
朝陽市 |
1 |
伊春市 |
1 |
建甌市 |
1 |
温嶺市 |
1 |
赣州市 |
1 |
牡丹江 |
1 |
大興安嶺 |
1 |
本溪市 |
1 |
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2018年、迫害により致死された法輪功学習者は45都市に分布している |