【明慧日本2019年4月25日】黒竜江省七台河市の法輪功学習者・張立萍さん(56)は、2019年3月11日午前7時過ぎ、法輪功学習者・佟桂香さん(75)と一緒に七台河馬場市場で、法輪功の小冊子を配っていた際に、中国共産党の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じている人に通報された。そして、張さんは七台河金沙公安分局の警官らに連行された。張さんは警官らから猛打されるなどの暴力行為を受け、それが原因で未だに体の筋肉に堅いしこりが残り、しゃがむことも座ることも困難な状態が続いている。
連行された張さんは警官の尋問に答えず、写真や映像を撮ることにも反抗し、警官に法輪功の合法性を訴えた。張さんは2011年3月1日に新聞出版署の第50号令に「法輪功書籍の禁止令」を廃除したことを話し、ネットで調べることを勧めたが、警官に「俺たちはそんなことは調べないし、聞かない。通報があれば行くしかないし、これが仕事だ。家族を養う仕事だ」と言われた。
七台河市国内安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは張さんに名前、住所を聞いたが、張さんは答えなかった。そのため、警官は張さんを罵り、張さんの髪の毛を引っ張って、無理やり写真を撮った。張さんは「法輪功は素晴らしい」と叫んだが、その中の1人の警官が周りの者に「法輪功の者に対して容赦するな」と指示した。
午後になると張さんは鉄の椅子に座らされ、手かせと足かせをつけられて自由に動けない状態にされた。しかし、張さんは引き続き、警官に法輪功の真相を話した。そのため、警官は手錠をいっそうきつくしめつけた。
夜、警官は張さんにサインを強要したが拒否されたため、警官は張さんの頭を機材にぶつけたり、また、10本の指を全て骨折させられ、その痛みで張さんは声も出なくなった。そして、警官ら6人にトイレに引きずられ、尿検査の紙に無理やり拇印を押さされた。張さんが反抗したため、またしても警官に猛打された。その後、張さんは鉄の籠に閉じ込められ、紙を渡されてサインを要求された。張さんはその紙に「憲法によって、公民には言論と信仰の自由が認められている」と書いたが、警官にその紙を奪われた。
夜中の雪の中、警官は張さんに下着しか着させず車に乗せ、七台河市中医院に向かい、身体検査をさせた。張さんが少し反抗しただけで平手打ちされ、蹴られたり、殴られたりした。検査で血圧が220mmHgもあった張さんは、警官に頬を掴まれて強制的に薬を飲まされた。その後、張さんは留置場に送られた。警官は留置場に収容されている受刑者に支持して、張さんに暴力を振るようにと言った。
留置場で張さんは再度血圧を測定されると、さらに260mmHgまで上昇した。
3月15日に張さんはやっと解放され、帰宅した。張さんの右の顔は腫れ上がり、左の顔は青あざになり、口の中は傷だらけで、左足の付け根はあざだらけになった。この数日間、ひどく殴打され、未だに座ることもしゃがむことも非常に困難であるという。