【明慧日本2019年5月7日】貴州省六盤水市鐘山区裁判所は最近、81歳の法輪功学習者の趙英翠さんに、懲役5年6カ月の実刑判決と罰金8千元を言い渡し、同じく法輪功学習者のドウ桂仙さん(69)に懲役6年の実刑判決と罰金1万元を言い渡した。
同裁判所による判決文では、当事者に対して「3回にわたり公開して、法廷審理を開く」と書かれていたが、実際は公開審理はただの1回しかなく、2018年12月13日午前10時から行なわれた審理の1回だけであった。
法廷で、趙さんとドウさんの2人の年配者は、公訴人から出された指摘を一切認めず、自分たちは無罪であると自己弁護したため、公訴人を怒らせた。あろう事か公訴人は「2人が頑固で罪を認めないのなら、重刑に処するように」と裁判官に求めたという。他の2回のいわゆる「公開審理」はウソで、実は公開審理ではなく、秘密裏の審理だったことが明らかである。
「法輪功」を修煉して健康を取り戻し、真相を伝えて迫害される
趙さんは定年退職した元小学校の教師である。かつて性格は短気でいつも夫と口喧嘩し、8種類の病気を患っていた。特に坐骨神経の損傷によって体が変形して歩くときも座るときも、体が右側に傾いていた。1997年5月、趙さんは法輪功を学び始め、その後、病は全て完治して体が軽くなり、家庭も平和になった。幸せを実感した夫は「皆が早く、法輪功を煉ればいいのに」としみじみ思ったという。趙さんの言葉で言えば、「80代になったが、視覚障害や聴覚障害、歩行障害などいっさい無く、22年間、体は健康であった」と感無量だという。
趙さんは自分を助けてくれた法輪功の素晴らしさや中国共産党による残忍な迫害の真相を伝え始めた。このため、趙さんは何度も刑務所に入所させられた。2008年4月、趙さんは懲役4年の実刑判決を下され、また、2012年12月にも懲役4年の判決を下され、刑務所外の場所で服役した。
2017年10月、法輪功の真相を伝えていた趙さんは、またも不当に連行され、2018年6月にやっと逮捕状が出た。裁判所は「法輪功を宣伝した」、「法律を守らず破壊した」として、法輪功の真相を伝えただけの趙さんに、理不尽にも懲役を言い渡した。
11年間の冤罪を蒙り、さらに6年の刑を言い渡されたドウさん
ドウさんもかつて病気だらけで、子宮の切除手術を受けたことがあり、そのほかに腰椎椎間板ヘルニア、頚椎骨増殖症、深刻な胃病、胆汁が逆流する症状、胆結石などを患った。法輪功を学んだ後、すべての病気がなくなり、健康になった。
ただ自分が法輪功を煉った後の体験を人々に伝えただけで、ドウさんは2006年4月に懲役7年、2012年12月に懲役4年、2019年3月に懲役6年の実刑判決を言い渡された。貴州女子羊艾刑務所で、何度も採血されて意識不明になり、それでも労働を強要された。常に監視役の受刑者に殴打され、口汚く罵られ、侮辱されることに苦しんだ。出所時に、ドウさんは骨と皮ばかりに痩せこけた姿になっていた。