文／中国の大法弟子

　【明慧日本2019年5月8日】私の家は四世代同居の大家族です。私には娘2人と息子1人がいます。長女は結婚して息子を生みましたが、長女の姑は身体が良くないので、長女を助けて子守りができません。私の家は広いので、長女の家族3人は我が家に住むようになりました。一昨年、息子は嫁を迎え、昨年また孫が増え、我が家はとても賑やかです。

　私は法輪大法を修煉してすでに20年以上経ちました。師父の要求に従って良い人になり、常に大法から学んだ法理でもって子供達を教えてきました。子供達も互いに譲り合い、仲良く過ごし、家族みんなで話し合ったり笑ったり、楽しく嬉しく過ごしていました。

　何も知らない人は我が家がこのようなのは、財力も権力もあるから維持できているときっと思うでしょう。ところが、実際はそうではないのです。近年の道徳の下落によって夫は人の保証人になり騙されて、今、我が家の家計は火の車で負債の山ができました。もし、私が大法を修煉していなかったら、我が家は全く違う光景を見ていたことでしょう。一人一人が沈んだ顔をしてため息をつき、暗然（悲しみや絶望などで心がふさがり、気落ちするさま）としているに違いありません。

　夫は商人で世間でいう良い人で、非常に多くのお金を稼ぎました。彼がBMWに乗れば、私にもベンツがあり、別荘2棟と家数戸を持っており、他にも広い土地を買っています。私はほぼ家事をする必要がなく、人を雇ってさせていました。金持ちの妻の生活をしているとは言え、子供達にも伸び伸びさせ、欲しがるものはほぼ手に入る生活でした。

　しかし天に不測の風雲あり、4年前に夫には高利貸し業者の友人がいて、彼は夫と組んで商売をし、平素は関係がとても良かったのです。夫は誠実でかつ温厚な人柄で、他人によくすれば相手も同じであろうと思い、人を疑う心がありませんでした。高利貸し業者である友人は夫の友達から集金しようとしました。夫の友達はその高利貸し業者である友人をあまり信じることが出来ず、夫に保証人になるように言いました。夫は何も分からない状況下で、なんと同意してしまいました。金額がびっくりするほど大きく、私が知っているだけで数千万元とか、1千万元以上あり、合わせると億の単位になりました。間もなくしてその高利貸し業者には問題が生じ、警察に監禁されました。これで、夫は一夜のウチに億万長者から負債が山をなす、借金だらけの人に転落したのです。

　幸いにも大法が私を指導してくださり、真・善・忍に基づいて自分に要求しました。それで私も比較的に平静でいられ、問題が起きても、夫もギリギリのところまで耐えてくれました。私は夫に「くれぐれも全財産を隠さず、ある限りそれを返済して下さい。そして、自分の良心に背くことは決してしないで下さい。私はあなたを責めません」と言いました。

　そうして今は、すでに賃貸物件に住み、諸々の財産や別荘、土地も全部債権者に持って行かれました。

　あまりにも突然の出来事で、家計の日頃の支出はとても多額で、親戚や友人達も皆こちらのことを心配してくれました。

　しかしながら、師父から大いなる恵みを賜りました。私達はそれゆえに苦難を受けたり、生計のために走り回らずとも済みました。私は三つのことをする時間がしっかりあり、夫も普段から他人に優しく接していたため、債権者達も夫が難を受けているのが分かり、夫をあまり困らせず、夫も流浪して身の置き場所がないようにはなりませんでした。

　26年前、夫は友人と深センで農村の宅地を買いました。3階建てで、辺鄙で交通が不便だったので、貸すのがとても難しかったのです。思いがけないことに数年前、家の後ろに大きな道路ができて、近くには娯楽施設もでき、家の後ろに向けて後部ドアを付けるとちょうど店先になりました。それからというもの大人気の土地になり、毎年十数万元の収入がここからあり、私達はこれを生活費にあてました。私は、これは慈悲で偉大なる師父によるご加護であり、家族が真相を知り、私の修煉を支持して得た福分でもあることを知っていました。

　私が大法を修めていることで、逆境に置かれても冷静沈着に対処し、私は耐え抜きました。そして、とても楽観的であるのを見て、他の者達もかなり気楽になりました。次女は「我が家はなぜ負債が山ほどあるのに、そのように感じないの？　何もなかったように以前と同じね。それに気持ちまでがほんわかとして、ギスギスしていないね」と言ってくれました。

　以前はお金がかなりありましたが、私も修煉者として食べ物を浪費せず、できるだけ節約していました。今もそうです。私が家事をやり買い物をして食事を作りますが、家族が多く、時には様々な理由で帰って食べなければなりません。それは残り物があるので、私はそれらをよく食べています。

　娘婿（長女の夫）は市役所に勤めており、彼は私達と数年間付き合っています。娘婿は心から「この世の半分の人達が、あなた達のように大法を修煉する人であれば、本当によいことです！」とよく言います。