文／河北省の大法弟子

　【明慧日本2019年5月24日】

　尊敬する師父、こんにちは！

　同修の皆さん、こんにちは！

　1999年以前、多くの大法の子供弟子が両親と一緒に学法し煉功し、天女が舞い降りるさまや、菩薩などの他の空間の素晴らしい光景を見ることができ、根基がとても良かったのです。江沢民集団が大法と大法弟子への迫害を開始した後、多くの子供弟子が相次いで大法を離れていきました。そして、年齢とともに社会と接触するようになり、常人の中に迷い込み、修煉を放棄してしまって、本当に残念でなりません！

　今日は、私の娘が大法の中で成長してきた過程を書き、当時の大法子供弟子を呼び覚まし、再び修煉の道に戻って来るよう願っています。

　小学生時代に大法子供弟子になる

　娘が4歳の時、幼稚園で視力を測定した時にわかったのですが、娘の両目は弱視に加え乱視で、そして、もう一つは近視でした。目を矯正するために、娘は毎日特殊なメガネをかけ、片方のレンズは布で覆っており、普段は片目だけで物を見ていました。

　小学校に入ってから、両目の視力が弱いために、テストの問題を見間違えることがよくありました。1年生の期末試験後の保護者会の時、先生は理解できずに私に向かって「娘さんはどうしてあんなにいいかげんなのでしょうか？」と言いました。小学生の時の娘の成績は中の下でした。私は娘が置かれている状態を思いやることができましたが、その一方ではなす術もありませんでした。

　1997年、私は病気治療と健康保持のために法輪大法の修煉を始めました。翌年、夫は私が大法を修煉し身体がよくなっただけでなく、人間的な本質にも変化が現れたのを見て、この大法は不思議で素晴らしいと気づきました。娘に「私たちもお母さんのように煉功してみないか？」と言いました。娘は喜んで「いいわよ！　今日から始めるの？」と同意しました。

　ある日曜日の朝、私たち3人は一緒に動功を煉り、第2式の功法・法輪樁法を煉っていた時、何気なく娘を見ると、両腕を頭の上に上げ、全く動かず、目を軽く閉じていました。青白い鼻汁が絶えず流れ、唇から顎に向かってゆっくりと流れていました。それでも娘は最後まで微動だにしませんでした。私はそれを見て、心の中で娘の意志の強さに感心しました。

　それ以来、娘は宿題が終わると、私たちと一緒に学法し、煉功しました。しばらくしてひどかった鼻炎がよくなり、両目の視力もだんだんとよくなってきました。学校でも、娘は自分が修煉者であることを自覚し、いつも大法の要求に基づいて行なうことができました。たとえば、掃除当番になった時、他の同級生がしなければ娘がして、汚い仕事を嫌がったり、疲れる仕事を嫌がったりすることはありませんでした。いつも空が暗くなり他の同級生が帰ってしまっても、娘はまだ教室で床を掃除し、ごみを捨てていました。

　ある時、娘がなかなか帰って来ないので様子を見に、学校へ迎えに行きました。本当は小言を言いたかったのですが、娘の服や髪についたほこりを見て、自分の気持ちを抑え何も言えませんでした。今の子供はどの家でも「小さな皇帝」であり、どこでも大人の世話になっていますが、娘はウェイターの小さな女の子でもあるかのように、忙しそうにしながらも喜んでいました。

　娘はいつも重いかばんを背負って通学しました。私と夫は仕事が忙しく、娘を送って行ったことはありませんでした。ある父兄はいつも私と夫に「あなたの娘さんは成長したらきっと大きなことを成し遂げるでしょう。自立心がとても強い。勉強ができるだけでなく、素質も特に良い。どういう教育をなさっているのですか？」と聞きます。このような時はいつも、私は心から父兄たちに「法輪大法だけが子供たちにこのような品性を授けることができます」と伝えています。

　修煉を堅持中学の卒業成績が抜群

　1999年7.20、江沢民が手中の権力を利用し、すべての国家機関をコントロールして法輪功に対するデマを流し、大法弟子に対してこの上ない残酷な迫害を開始しました。特に教育制度における小中学校では、子供は純潔で善良であり、判断能力がなく、それを利用した共産党の一連の迫害は子供に悪い影響を及ぼしました。

　学校で政治の授業の時、先生が「法輪功」という3文字を口にするたびに、全クラス四十数個の目が一斉に娘に向けられ、娘は誰も理解してくれないという重圧を受けていました。クラスの担任は娘の考えを変えようと試み、よく娘を職員室に呼びつけていました。娘はいつもとても厳しい調子で先生たちに「私と両親は、法輪功が私たちに良い人になるように教えていることだけを知っており、その他のことは私は何も知りません。先生、先生は私たちが間違っているとおっしゃるのですか？」と言いました。

　期末試験になるたびに、いつも法輪功を誹謗中傷する問題が出され、その問題が何点であろうと、娘は答えたことがありませんでした。ある親しい先生が私に会いに来て、真心から私に言ってくださいました。「あなた達の信奉に私は反対しませんが、それによってお子さんの前途を無駄にしたり、あまり見くびったりしてはいけません。肝心な時に影響を及ぼすはずです。私は本当にお子さんの進学のことを心配しています！」

　娘が中学生の時、学校は英語を教えるために外国人教師（アメリカ人）を招きました。娘の英語の発音は際立っており、その教師に認められました。娘はその老教師夫婦の夕食後の散歩に同行し、英語で会話しました。娘は教師と接して勤勉に学び、教師の好評を得、さらには厚い友情を築きました。娘は教師夫婦に自分たち一家の信奉と境遇を話し、教師はとてもよく理解し、肯定的でした。当時のこの環境下において、それは娘にとって非常に大きな励ましとなりました。

　娘が中学生時代、市はよく中学生のための英語コンクールを開催し、学校は娘に参加するよう推薦しました。参加する同級生をリラックスさせるため、娘は同級生たちに物語を話して聞かせ、いつもみんなハハハと大笑いしていました。中学3年を卒業することになり、学校の首脳部と先生は娘の優秀な資質に最高点を与え、さらに前例を破り、娘を市レベルの三好学生（訳注：身体・学業・思想すべてに優れた学生）として申請し、娘はさらに高く評価されました。

　娘は高校に進学し、学校の宿舎に住まなければならず、自宅での学法と煉功の環境がなくなりました。どうすればいいでしょうか？　娘は「MP3を買えば、毎晩師父の説法を聞くことができるわ」と言いました。しかし毎日各科目の宿題をやり終えると夜遅くなり、疲れ果ててベッドに横になるとすぐ寝てしまって、まったく学法できませんでした。週末に娘が帰宅して私に「お母さん、学法しなかったら常人になるでしょう。私にはまだ強い嫉妬心があり、他の人の成績が自分より良いということは聞きたくないし、また女子生徒の化粧も目障りだわ」と言いました。私は「人は法から離れれば常人になります。高校の勉強がどんなに大変でも学法の時間をもたなければならない。なぜならこの時間はとても重要だからよ。毎日10分でも時間を作れないの？」と言いました。

　それからは、娘は毎晩寝る前に頑張って師父の説法を聞き、ある時は1項の半分しか聞くことができず、時には1項の中の一つか二つの小見出ししか聞くことができませんでした。娘の話によると「毎日師父の説法を聞くことは必修科目です」ということでした。

　3年間の高校生活で、娘は勉強が大変でも法から離れることはなく、法を聞き心性は絶えず向上し、いつも平静で、学業成績もよく、喜んで同級生を助けました。同級生に質問された時、娘はいつも根気良く答えを説明し、自分の学習ノートを必要とする級友には見せました。仲の良い級友は「時間的にハードスケジュールなのに、そんなことに関わっている時間がどこにあるの？」と娘に言いました。大学を受験する人にとって時間がどれほど貴重であるか娘も知っていましたが「級友が助けを必要として来るのであれば、私は自分を捨てて助けるべきだ」と娘は思っていました。

　大学受験の前夜、級友たちは緊張気味で、ある級友はどんなにしても一睡もできず、ある友だちは無理やり眠りに入りました。しかし、娘は9時になる前にぐうぐうと寝入ってしまいました。級友たちはみな「彼女の心理状態は何でこんなにいいの！　うらやましい」と驚きました。

　さらに不思議だったのは、3年間一生懸命に勉強しても、娘の両目の視力は落ちなかったどころか、1.5の視力になりました。これはなぜでしょうか？　なぜなら大法を修め続けたからで、それは法輪大法の非常に不思議で、超常的な現象なのです。

　大学で娘「私は濁世の青蓮でした」

　娘はずば抜けた成績で国家指定の有名大学に合格しました。大学での学習は高校での学習よりはるかに楽でしたが、非常に多くの活動やプロジェクトがあり、学法を堅持しなければならず、さまざまな社会現象に誘惑されてはならず、20歳に満たない子供にとってそれは容易なことではありませんでした。なぜなら、社会全体が全て党文化に満ち溢れていたからです。

　師父は「多くの高次元の生命がやってきましたが、多くの魔も来ました。彼らは人間に生まれ変わり、この社会を撹乱しています。絶えずいわゆる新しい思潮に人を誘導しています」[1]と説かれました。師父は「ですから、魔は人類社会でこのような作用を働いています。現代の意識、人類を堕落させる各種の手段、各種の行動をもって人類を破壊しています。しかも人類を誘導しています。確かに多くの人が巻き込まれました。特に若者です。彼らは学生、特に大学生に最も力を入れています」[1]と説かれました。

　表現形式としては、多くの女性が化粧をし、パーマをかけ、瞼を二重にし、耳に穴をあけ、ネイルアートをし、ボーイフレンドについて話し、ゲームをし、チャットなどをし、さらにひどい思想意識の変異がありました。このような環境下で、学法を堅持できるでしょうか？　これらに誘惑され、悪い影響を受けずに済むでしょうか？　娘にとって非常に大きな挑戦でした。

　娘は学校の放送室で英語の放送の司会者で、同級生たちに向けて何か放送しなければなりませんでした。他の同級生たちはラブストーリーなどを放送することを提案し、娘は「それは何回も聞いているし、私たちは全く新しい放送を提供しましょう」と言いました。娘は伝統文化の中から若者向けの物語を探し、自分でそれらを翻訳し、英文の放送原稿に編集しました。現在の大学のキャンパスでは、それはキャンパスの隅々にまで流れる一筋の清流のようです。大学での4年間、娘は「私は濁世の青蓮でした」と誇らしげに言いました。

　大学で学んだ数年間、娘はMP3から離れたことはなく、時間があれば人から離れた所へ行って法を聞き、法に照らして自分の言行を判断しました。ある時、級友とごたごたし、相手が悪いということは明らかで、相手に濡れ衣を着せられ、時にはとても悔しいと感じました。このようなことにぶつかった時はいつも、娘は人のいない場所を探して静かに法を聞きました。法を聞けば聞くほど明らかになり、すべては偶然ではないことがわかりました。考えが明確になり、トラブルも解消されました。娘はいつも私に「お母さん、私には大法があり最も幸せです！」と言います。

　大学4年が終わり、学校は娘を名門大学の修士・博士の一貫履修課程に送りました。ここまで書いてきて、私の心は非常に感慨深く、娘が修煉を始めてから今日で20年になりました。社会の情勢がどんなに変化しようとも、私と夫が迫害され、拘禁されていた期間でも、娘は大法から離れたことはありませんでした。どのような困難に出遭おうとも、師父と大法はいつも娘に解決するための良い方法を授けてくださり、師父の慈悲深いご加護の下、こうして娘ははじめて、日の光が遍く照らす中で、修煉の道を現在まで歩んで来ることができました。

　師父のご恩に深く感謝いたします！

　注：
　[1] 李洪志師父の経文：『二〇一八年ワシントンDCでの説法』

　（明慧ネット第15回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会）