【明慧日本2019年6月3日】(甘粛=明慧記者)甘粛省華亭県の法輪功学習者・李亜さん(52)は2019年5月8日、蘭州市七里河区の西駅付近で法輪功迫害の真相を人々に伝えたため、建蘭路派出所の3人の警官らにより連行され、七里河拘置所に拘束された。
かつて、真相を伝えたことが原因で 15日間拘束される
2018年7月5日、李さんは蘭州市小西湖公園の付近で迫害の真相を伝えた際に、私服警官により小西湖派出所まで不当に連行された。その後、警官らは李さんの借家に行き家宅捜索を行ない、李さんの娘と大家さんを恐喝した。警官らは大家さんに李さんに部屋を賃貸しないように命じ、李さんの娘には直ちに借家から出るように強要した。さらに、大家さんに対して罰金を科した。警官らは李さんをトラの椅子に縛り付け、それは6時間以上にも及んだ。手錠がきつくはめられていたため、李さんの腕には2本の深い傷跡が残った。また、5、6人の若い警官らが李さんの腕を押さえ付け、強引に署名させて拇印を強制したため、李さんの腕が黒色になった。夜の11時頃、李さんは七里河へ移送され15日間拘束された。
刑務所で受けた迫害
2010年1月26日、李さんは華亭県の警官らに連行され、華亭県裁判所に懲役5年の実刑判決を下された。甘粛女子刑務所で、李さんは毎日法輪功を中傷する映像を強制的に見せられ、24時間監視され、会話や睡眠、トイレも許されず、昼夜を問わず3日間立ったままの姿勢を強制された。警官らと受刑者らは思う存分に李さんを殴ったり蹴ったりし、また身体に痰を吐きつけ、口汚く罵って李さんの頭を掴んで壁にぶつけた。
警官の指示を受けた受刑者らは、李さんをトイレに引っ張り込み、大きな樽に水を用意し、李さんの髪を掴んで頭をトイレの壁にぶつけてから、樽の中に押さえ付けた。李さんはむせてもう少しで死ぬところだったという。
水が滴り落ちるとすぐに氷つく厳寒の時期に、李さんは薄っぺらい夏用の布製の靴を履かされ、作業を強制された時、あまりの寒さでひっきりなしに足を動かした。受刑者の楊静はそれを見て、しょっちゅう李さんの足に冷たい水をかけた。そのため、李さんの足はひどい凍傷になった。
楊静はまた革靴で李さんの凍傷の足を強く踏みつけた。李さんはいつも迫害に協力しないため、楊静は李さんに不明な薬物を飲まさせようとした。しかし、李さんは拒否して薬を飲まなかったため、楊静はさらに3人の受刑者を呼んで来て、李さんを地面に押さえ付け、無理やり口をこじ開け薬を注ぎ込んだ。
警官の孫立偉は4人の受刑者に李さんの身体を押さえさせ、スタンガンで電気ショックを30分以上加え続けた。李さんの首の周りの約3~5センチ程の幅の皮膚が焼け焦げた。李さんの首には今もなお、痛々しい多くの傷跡が残っている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)