二〇一九年ニューヨーク法会での説法
 

(李洪志、二〇一九年五月十七日)

皆さん、こんにちは!

(皆さん:師父、こんにちは!)

 年に一度の法会に遠いところから参加する人もいれば、大陸からやってきた人もいます。かかった費用は安くありません。毎年の法会に旅費、食事代、宿泊費など数千万のお金が使われていますが、皆さんが法会を通じて修煉の向上の機会を得て、お互いの修煉の参考になればと思っています。つまり、修煉者は修煉そのものをとても大事に思っています。大法弟子は三つのことをしっかり行なうべきであり、自らをしっかり修めることができなければ、効果的に取り組むことができません。もちろん、この機会を利用して師父に会いたいと思っている人もおり、師父には分かっています。しかし、どのような場合でも、法があれば、皆さんの修煉を指導することができます。

 師父は常人の中におり、常人の生活、常人としての振る舞いがあります。多くの常人のこともあるので、法のようにはならないのです。ですから、私は皆さんにこの法にのっとって行動し、法を師とするよう要求しています。大法弟子が今日まで歩むことができたのは法があるからです。法会にしても、個人の修煉にしても、皆さんはこの法に基づいて今日まで歩んできました。つまり、この法がなければ、皆さんは今日まで至ることができません。ですから、大法弟子にとって修煉はいつになっても第一位のことで、最後の時期には特にそうです。

 もちろん、最後の時期に言及しましたが、実は皆さんも目にしましたが、天象の変化はこの世の変化とリンクしています。例えば、大法弟子に対する邪悪の迫害はすでに行き詰まり、末路を辿っており、邪悪は自身を守ることもできなくなり、大法弟子を迫害する機器がまだ稼働しているだけにすぎません。しかし、先ほど話したように、最後まで歩んだからこそ、行なうべきことにさらにしっかり取り組まなければなりません。なぜなら、最後になればなるほど肝心だからです。それほど厳しい環境、それほど邪悪な環境も皆さんは乗り越えてきたのに、最後の時期に今まで以上にしっかり取り組まない理由はありません。迫害当初、全世界のメディアは中共メディアの誹謗中傷の記事を転載し、全世界の人は事の真実を見抜くことができませんでした。極めて困難な状況下で、国際社会の大法弟子は真相を伝えることによって、全世界の人の認識を変え、乗り越えてきました。最後の時期になって、皆さんは自らの手で行なってきたこの全てを大切にすべきであり、自らを緩めてはならず、決して緩んではいけません。

 私も観察しています。特に中国大陸という環境で、多くの大法弟子は人間関係、人間の振る舞いと考え方が歪められているあの社会で、影響を受けないのはなかなか難しいことです。大法弟子は大法に従って行動すべきですが、家から一歩出ると常人社会のこの人間関係に遭遇します。社会全体が歪んでいるため、あなたもそのように行動しなければなりません。そのまま長く続いたことによって、この社会の人間の行為に染まってしまいました。場合によっては、考え方まで人間のこの生存方式に慣れてしまい、こうであるべきだと思ってしまうのです。多くの人は大陸から出てきて、国際社会の人が非常に単純で、話し方、問題の対処の仕方も非常に穏やかだと目にしました。それに対して、大陸の人は何かを行なう際、何でも極端まで、極限、限度ギリギリまでやらないと気がすまないのです。皆、こういう心理状態です。これは人間の正常な状態ではないため、このような考え方、行動様式をもって国際社会で振る舞うと、人々の反感を買ってしまうのです。

 中国大陸から出てきたほとんどの人に対して、他の国の人はなぜ中国人がこの状態なのかと理解できないのです。実は、中共邪党は意識的に、中国人の行動様式と品性を堕落させ、系統的にこのように行なってきました。伝統文化、人間の道徳とこの世の普遍的な価値観を破壊しました。今は中共邪党の極端な考えばかりで、もちろん周りと違います。国際社会に出てきてからもこの考え方を正すには時間が掛かります。

 今、一部の学習者は中国大陸から出てきた人で、大陸でしっかり行なわなかった人がいるかもしれません。それなら、新しい環境でなおさら自らしっかり修め、自身が行なうべきことにしっかり取り組むべきです。これ以上、極端な考え方で行動しないでください。大法弟子の中で撹乱作用を働いてしまうからです。皆さんが知っているように、国際社会の人はあまり陰で相手の悪口を言ったりしません。多くの人は普遍的で純朴な思考、行動様式を持っており、善良な人、周りに有益な人であるべきだと考えています。通常、人に損をさせ、自分の利益を図るようなことをしません。ですから、大陸で養われた生活習慣、行動様式が多くある人は国際社会で必ず自分で変えなければなりません。このことに言及したのは、今大陸から出てきた学習者がますます増え、もともと国際社会にいる大法弟子の人数を超えてしまったからです。場合によっては主体になっています。ですから、皆さんはなおさらこれらのことに気をつけるべきです。

 皆さん知っていますか? 当時、大法弟子に対する天地を覆い隠すかのような迫害が起きたとき、中国ではあのような形だったのですが、国際社会では暴力による迫害はなくても、あの圧力、大法弟子を差別的に扱う態度もなかなか難しい状況でした。当時、全ての国際社会のメディアは中共邪悪メディアの宣伝と虚言を転載しており、誰も真相を知らないのです。国外の大法弟子の人数は限られていますが、彼らは効果的に取り組んでいました。メディアを立ち上げ、様々なプロジェクトを作りました。政府や各メディアを対象とするチーム、多くの真相を伝える拠点、さらにメディアやウェブサイトを作りました。国際社会の情勢、邪党の嘘偽りを宣伝するメディアに汚染された全世界の人々の考え、大法弟子に対する認識を正しました。これは非常に素晴らしいことです。この環境を切り開いたのは容易なことではないので、彼らもとても大切にしています。大陸から出てきた学習者が持つ、党文化に影響された思考様式によってこの環境を破壊されてしまってはいけません。なぜなら、私は目にしましたが、大陸から出てきた多くの一般市民は国際社会に悪い影響を与え、これは恥ずべきことで、中国人の面目が損なわれました。皆さんはこのようにしないでください。皆さんは修煉者で、自身の不足を知っておかなければなりません。これは一つの民族のイメージに影響しただけのことではありません。皆さんの責任は全世界の衆生を救うことであり、それよりも大きいことです。ですから、皆さんは必ず自分の考え方と振る舞いを変えなければなりません。

 国際社会の人が単純だと思わないでください。彼らの考えはとても単純ですが、単純だから頭脳明晰で、問題の本質を見抜くことができます。ただズバリ言ったり話したりしないだけで、心の中でよく分かっています。人間の考えの構造は皆、同じであり、頭の良さも同じです。頭の良さにおいて彼らは他の人より少しも劣っていません。彼らの考え方や振る舞いに最低のラインがあり、道徳の基準があるのです。ですから、彼らはそのように行動しないのです。皆さんは中国大陸で養った習慣によって、記事を書くにしても何かをするにしても、過激的になり、あのやり方、あの考え方は国際社会の人には受け入れられません。実は中共邪党がなかった時代に、中国大陸の人は善良で徳を重んじる価値観を持っていました。中共邪党はなぜ政治運動を繰り返し起こしたのでしょうか? その時の中国人は高尚で、普遍的な価値観を持っていたからです。度重なる政治運動を通じて、意識的に中国の文化を破壊し、優れた知識人を殺し、中共邪党の悪い考えを中国人に注ぎ込んだのです。その目的は非常に明確です。つまり、中国人の考え方と振る舞いをゴミのような品性のかけらもないものにすることです。中国から国際社会に出てきた大法弟子が増え、この問題も際立ってきたので、忠告しておく必要があるのです。皆さんはくれぐれも気をつけてください。

 もう一つのことですが、皆さんは真相を伝える各チーム、大法弟子が自ら立ち上げたこれらの活動を通じて、真相を伝え衆生を救うことに非常に大きな作用を働きました。非常に素晴らしいのです。規模の大きさは大事ではなく、効果があったかどうか、あなたの心の持ちよう、あなたが修煉者かどうかを見ています。長年、中国領事館、真相拠点で活動を続けている学習者は本当に素晴らしいのです。中には年配者もいるので、年だからそれをやるのにぴったりだと言う人がいます。あなたは若いのですが、何をやったのですか? 皆同じであり、大法弟子がどのように行なうかだけを見ているのです。

 ある日、「師父、どのくらいの人が共産党から脱退すれば中共邪党が崩壊するのでしょうか」とある学習者に聞かれたので、私は5本指を出しました。「なるほど、5千人が脱党すれば、中共邪党が崩壊するのだ」と彼は思ったわけです。(皆が笑って)しかし、すぐ5千人になりました。「これはどういうことですか? 師父は5本指を出されました。では、5万人ですね」。5万人もすぐ達成しました。「ちょっと待って。師父はなぜ5本の指を出されたのか。きっと50万人です」(師父が笑って)今、5百万も5千万も達成し、すでに3億人を超えています。中国に15億の人口がおり、5千人が脱党しても、大した影響がないようです。(師父が笑って)実は私は一つの喩えを話しているだけです。つまり、私たちが取り組んでいるこれらのことはとても肝心です。心理的、中共邪党を心理的に崩壊させました。中共は今、どういう状態なのでしょうか? 数人の執政者を除けば、全ての人は「いつ崩壊するのか」と考えており、退路を用意しています。末日のために準備しています。資金を海外に移転させたり、子女を海外に行かせたり、自分も外国の滞在資格、パスポートを取得したり、何かが起きたらすぐに逃げられるように用意しています。皆、末日の到来を待ち構えています。

 彼らの間でもあの政権を守るため、お互いに騙し合っています。多くのスパイは江沢民の手下で、現在の党首を騙しています。現政権が発足する前からニセの情報を流しており、発足後も流し続けています。現政権の人は外の実情を知らず、江沢民派が彼らを騙すための情報ばかり入ってきています。政令が中南海から出られず、暗闘が激化し、生きるか死ぬかの戦いになっています。党の現職首魁は仲間にも敵にもそっぽを向かれています。民主化の道へ進みたい人は彼を信頼しなくなり、中共邪党はなおさら彼を信頼していません。今、誠心誠意から彼と向き合う人はもういません。

 皆さんはすでに分かっていますが、邪党は長く続きません。なぜなら、中共邪党の存在目的、つまり大法弟子に加えたこの迫害は、旧勢力が大法弟子に試練を与えるために、あらかじめ定めたのではありませんか? 中国は太上老君の煉丹炉のように、大法弟子を熔錬しており、火が激しく燃えるほど、厳しい試練のように人心と執着を取り除いています。もちろん、この苦しみに苛(さいな)まれる過程はとても辛いのですが、作り出したのは純金です。中共邪党は石炭のように、赤く燃えれば燃えるほど、勢いがあるように見えます。しかし、燃え尽くしたあとには、純金が出来上がりますが、中共邪党は何になったのでしょうか? 灰となり、息を吹けば消えてしまいます。(皆が拍手する)大法弟子が迫害されている時、気の毒なように見えますが、実は中共邪党に追随している人こそ本当に哀れです。このような人が最も哀れです。邪党が人類の歴史で犯した罪は、彼らが引き受けなければなりません。

 皆さん考えてみてください。中共邪党の上層部らは悪事を働き尽くしています。しかし、彼らは贅沢三昧に暮らし、生きている間、悪行の限りを尽くし、福を存分に享受しています。共産党の現職党首はなお、中共邪党に付いて行こうとしています。ロバは他の人に盗まれましたが、彼はロバを繫ぎ止める棒を抜こうとして、捕まえられてしまう人になります。つまり、中共邪党が犯した全ての罪について、最終的に彼の責任を追及することになります。こういうことではありませんか? なぜなら、あなたは中共邪党の首魁だからです。実は時には思いますが、彼は中共邪党が自分の権力を守ってくれると思っています。今まではそうだったのですが、今もこの状況ですか? 今まで、中国人はトイレで一人になっても中共邪党への批判をはばかっていました。本当にそうだったのです。その時、邪悪の邪霊は至るところにいました。今は邪霊が消滅され、誰もが邪党を批判しています。数人で食事をするとき、中共邪党を批判しなければ他に話題もありません。中共邪党を批判しない人は頭がおかしいと思われてしまいます。すでにこの状況になったのです。(皆が拍手する)中共邪党は一押し(ひとおし)されれば崩壊するという段階まで至ったのに、中共邪党の力で自身の権力を守ろうと思い、これは見誤ったのではありませんか? 中共邪党は今、あなたによって守られています。あなたは中共邪党に守られているのではありません。今、権力者が「中共邪党を放棄する」と一言を言えば、中共邪党は一日たりとも生き延びることができず、次の日に崩壊してしまいます。(皆が拍手する)なぜなら、人々はその日を待ち望んでいるからです。(皆が拍手する)権力者はなんと愚かなことをしたのでしょう。

 いずれにせよ、私たちは非常にはっきりと分かっており、私は先ほど今の情勢について話しただけです。ここまで進んできたら、大法弟子に試練を与える要素も多くはありません。石炭はすでに残りが少なく、多くの純金を精錬することができなくなりました。ですから、火を消す必要があるのではありませんか? そうです。(皆が熱烈に拍手する)その後、何が起こるのですか? 大法弟子が圓滿成就するのではありませんか?(皆が拍手する)一部の大法弟子が師父とともに法がこの世を正す段階に進んでいくとしても、このようになっても、一度、ピリオドを打たなければなりません。法を正す時期の大法弟子という段階は至極重要なのです。その後のことについて多くは話しません。

 昨日の山のパーティーでも話しましたが、私はいつも旧勢力について話しているので、この概念について皆さんはほぼ理解できています。しかし、旧勢力の形成についてまだ認識が不充分です。実は皆さん考えてみてください。旧勢力の形成に歴史の原因があります。宇宙は成、住、壊、滅という過程を辿っており、人間には生、老、病、死という状態があります。皆さんが分かっているように、10歳、15、6歳、17、8歳までは成長の過程です。18、9歳、20歳から30代は「住」の過程です。40歳以降は下り坂になり、これは「壊」の過程です。体がすっかり弱まり、悪くなり、このまま衰弱し死亡するとき、「滅」の過程になります。

 この過程は人生にとって短いのですが、この宇宙範囲ではとても長い過程です。さらに大きな天体範囲ではどのような概念になるでしょうか? 私はできる限り説明しますが、つまり、無数の無数の数えきれない兆の単位で年を数え、それは「成」の過程です。この数えきれないほどの年にどのくらいの生命が生まれては死んでしまったのでしょうか。神も同様、循環しています。神は死なないわけではないのですが、死ぬことが分かっているのです。生まれることも分かっています。ただ、以前の記憶はありません。年月が長すぎて、生きることに飽きたため、この状態が現れるのです。しかも、この過程でこの循環は生命が更新する過程であり、このように循環している生命は「成」の過程だけで無数兆回、生まれたのです。兆という人類が常用する最大の単位で計算していますが、億を用いても数えきれないのです。無数兆を数えます。人間はさておき、神でもこの状況です。この宇宙はあまりに長い歳月を経てきました。

 そして、「住」の過程はさらに長い過程になります。この過程は説明できないほど長いのです。いくら多くの兆を用いてもその長い歳月の過程を言い表すことができません。宇宙に「成住壊滅」の全過程を経験した生命は一人もいません。「成」から「住」まで生きた生命もいません。宇宙の最高次元、いくら高い次元にもこのような生命はいません。人体の新陳代謝のように、原始の細胞がなくなりました。いずれもこの状況です。リレーのように受け継がれてきました。これほど大きな、長い過程で、「住」の時期の生命に「成」の状態を聞いても、その生命は全く分からないのです。考えても分からないのです。

 宇宙が「」の時期に入ると、この過程もとてつもなく長く、無数兆年で数える巨大な時間であり、粒子がこの空間を充満しているようにとても長いので、それほど長いのです。空気にどれほどの粒子があるのでしょうか! この「」の過程で、次元のとても高い生命に以前の「住」の時期の生命の状態について尋ねても、彼は何も知らないのです。なぜでしょうか? 法までこの過程で変異し、全てが「生老病死」「成住壊滅」に従い変化しているからです。 

 「滅」の時期もかなり長い過程で、最後に徹底的な滅亡に向かっていきます。この「滅」の過程も無数兆年を数える長い歳月を経ています。この時期に無数の各次元の神、もっと大きな神、さらにさらに大きな神、王、各界の主がいます。宇宙の初期、中期の状況を彼に聞いても彼も分かりません。

 なぜ師父が法を正す過程で旧勢力が現れたのでしょうか? 師父はこの法を「成住壊滅」の初期の状態まで正さなければ、法を正すと言えるのでしょうか?(皆が拍手する)しかし、「滅」の時期の各次元の神々は初期がどういう状態なのか、全く分かっておらず、滅の時期の神だからです。この時期の神は他の各次元と比較することしかできません。これは次元の比較にすぎません。しかし、どの次元も元の基準ではないのです。堕落したため、消滅させられることになります。この「滅」の時期の生命でできた旧勢力は「このように法を正すのはだめです。我々はこれを見たことがありません。このやり方では成功できないので、成功するよう手伝います」と言って、一連のことをしでかしました。その基準は何でしょうか? 私の法を正すことを手伝おうとする神は「滅」の時期の神、宇宙の「滅」の時期の王なので、何をやりだすのでしょうか? それらは「滅」の時期の宇宙の最高基準を最高基準としています。すべてをやり終えても法を正したことになるのでしょうか? 私がそれらのやり方を採用したら、法を正すことができるのでしょうか? それらの基準に従えば「成」の初期の状態に戻ることができるのでしょうか? 「滅」の時期の状態に戻り何も変えていないのではありませんか? この状態は宇宙の最も根本の基準、「成」の時期の基準からどれだけかけ離れているのでしょうか?

 ですから、それらがなぜこんなにも大胆で、ここまでやろうとしているのか、と皆さんは理解できません。それらは本当に自分が正しいと思っているのです。旧勢力の最も次元の高い生命は「私は一番次元の高い神だ。私が知っているのはこういうことです。私よりもっとレベルの高いことを分かる生命はいません。これは真理です」と思っているのです。それらはこれが「滅」の時期の基準だとは知らないのです。時に、私の説法を大法弟子は理解することができますが、それらはかえって分からないのです。分からないふりをしていると私は時々思います。なぜこのようになったのでしょうか? 突き詰めて言えば、私に人身があり、人間の行為があるため、それらは自分自身こそ神として振る舞っていると思っています。「あなたより優れているにきまっている」この考えがそれらを阻害したのです。師父が伝えた法は、理も言葉も明白で、探らないと分からないことは何もなく、全部明確に示されています。しかし、「滅」の時期の生命は何でも探ったり突き止めたりしようとする習慣があります。何かのものを与えると、掘り下げて本当のものを見つけだす、それらはすでにこのやり方に慣れています。ですから、師父が伝えた法は人間にとって何の迷いもないのに、それらはかえって惑わされ、法が決してここまで明白に説かれるはずがないと思っています。何の迷いもない様相はかえってそれらにとって迷いとなり、それらは迷いのないことに惑わされてしまいました。(師父が笑って)本当にこういうことです。これが旧勢力の由来です。

 しかし、私がやり遂げたいことはどの生命も分かっていません。なぜなら、この時期のいかなる最高次元の神も宇宙の「成」の時期の状況、「成」の最初期の様子を知らないからです。それらの認識と雲泥の差なので、それらは理解することができません。それら自身も「あなたの成し遂げようとすることは我々にはできない。我々はこれしかできない」と言っているのです。できないなら、なぜ関わったのでしょうか? 「上からそう言われたから、仕方がない」とそれらは言うのです。最も悪い生命、最後の黒幕が私に捕まえられたとき、「私のやり方が一番良い。私もあなたを手伝っている」と言うのです。しかし、無数の生命、宇宙の無量の衆生を壊滅させました。

 大法弟子にとってこの法にしたがって修めることです。師父は以前、こういうことを話したことがあります。「あなたの望む次元まで修煉することができる」ということです。皆さんが知っているように、修煉はなんと難しいことでしょう。業を滅したり、関を乗り越えたりして、心性の摩擦を乗り越えられない人はどれほどいるのでしょうか。もっと大きな関はなおさらです。どのように乗り越えるのですか? 分かっている人は考えるだけで尻込みしてしまいます。本当に難しい、本当に難しいのです。人間関係でいくら良くないことに遭っても「これは私の向上にとって良いことだ」と前向きに問題を見るべきです。トラブルに遭うと、責任の所在に関係なく、まず自分を見るべきです。修煉者として、この習慣を養うことができず、常人と逆の角度から問題を見ることができなければ、あなたは永遠に常人のままです。少なくとも、正しく行なわなかったその時はあなたは常人です。

 トラブルが現れると冷静になれません。冷静になって私は修煉者で、今回私が悪かった、この関を乗り越えられなかったと思うようになります。皆さんが分かっているように、この場合はきっと関に遭っています。師父がすでに話したように、修煉を始めれば、人生に起きた全ての出来事は偶然ではなく、あなたの向上のためにあるのです。しかし、多くの人は問題を外へと押し出しています。押し出しているだけでなく、ずるくなっています。時に私は彼らに何かを手伝っているとき、彼らは私の目の前で嘘をついたり、言い訳したりしています。彼らを見て可笑しく思います。しかし、人間はつまりこういう状況だと私も分かっています。修煉してまだできていない部分は人心であり、人間はこのように行動するものです。

 私が皆さんに常人社会で生活できるように残した人間の部分は修煉に影響せず、あなたは人間の生活を送ることができます。しかし、本当にトラブルに遭ったとき、特に大法弟子は個人の向上のなか、三つのことを行なうために協力するとき、トラブルに遭遇したら、それは肝心なことです。自身の向上にとっても重要なのです。初期のとき、多くのことは皆さん自身によってダメになってしまいました。しっかり行なうべきことをやり遂げることができませんでした。迫害初期のとき、人心で問題を見ており、お互いに言い争い、怒り心頭なのです。あなたの怒りと言い争う時の心は、全部人間なのです。

 しっかりと協調すべきです。相手のアイデアが悪いとは限りません。相手のアイデアが良くなく、不完全であっても黙々とそれを補完すれば良いのです。完璧にすれば良いのです。神はあなたを見て素晴らしいと思います。しかも、黙々と取り組んだのです。重要なのは誰のアイデアなのかではなく、この過程で自らを修煉したことです。自らを修めた人が向上するのです。(皆が拍手する)このことを話したのはつまり、皆さんに教えていますが、私たちは今日、最後の一歩まで歩んできたのです。皆さんにはっきりと教えますが、師父は当初、今年迫害を終わらせると決めていたのです。(皆が熱烈に拍手する)前期と後期を合わせて20年です。結局、旧勢力が手を出していくつかのことを変えてしまったのですが、熔錬炉の石炭が底をつき、火力も弱まり、このことも間もなく終わろうとしています。ですから、皆さんは今まで以上にしっかり取り組むべきです。大法弟子ですが、先日も話しましたが、誰が大法弟子になれるのですか? なんと大きな縁でしょう。

 先ほど車で、粒子や分子など物理の用語を分からない人がいると言った人がいます。私も現在の人類の言葉を借りて説明しています。そうでなければ、どのように説明するのでしょうか? しかし、実際説明してみれば、本当にその通りだったのです。私たちが今見た星が分子の大きさまで小さくなれば、分子と同じになったのではありませんか? 宇宙にある巨大な生命が、地球とこの空間のほかの星を見るとき、私たちが分子を見る時と同じです。そうではありませんか? さらに大きな生命の目にこの地球が原子のように小さく映った場合、人間が原子を見ている時と同じではありませんか? さらに次元の高い神から見ればこういう状況です。星がこの空間にあまねく存在しており、あなたの視覚によって、見える星もあれば見えない星もあります。人類の技術はいくら発達しても、宇宙にある様々な障碍に遮られ、全体を見ることができません。ですから、私は宇宙を「洞察」すると言ったのです。なぜなら、人類には永遠に真の天体を見ることができないからです。

 つまり、どの次元でもこの概念です。大きい生命が下を見れば、小さな粒子として映っています。小さい生命が上を見れば、星として見えています。原子の次元に生きている生命は原子を自分の世界の星として見ているのではありませんか? 分子の次元に生きている生命はこの地球を見て、この上なく巨大だと驚嘆するのです。各次元の粒子とそれより大きい、または小さい粒子とはこういう関係にあります。一層また一層の粒子の中で地球も一つの粒子であり、太陽、私たちが見た銀河系、全ての全てもこの状況です。天体の全体構造はおよそこういう状況です。

 人間が見た粒子は、肉眼で見た粒子と星という形だけではありません。人間に見えない違う粒子もあります。分子の形もそれぞれであり、同様にこの空間にあるのです。形の違う粒子にみな、無数の生命がおり、人類という次元の空間に存在しています。しかし、他の形の粒子は分子と同時に存在し、空間に充満しているのです。人類とこの次元の生命は土の中にいるようで、現代の科学者は目で見えた粒子の存在だけが分かっているのです。私は人間の今の知識で説明しているだけで、実はこれだけではなく、これよりはるかに多いのです。つまり、これらの全ての生命はとてつもなく多いのです。これほど多くいる生命ですが、あなたが呼吸するとき、空気を構成する分子をどれほど吸い込んだのでしょうか? その分子にも星があり、その中にどれほどの世界、生命が存在しているのでしょうか? あなたに吸い込まれた生命はあなたの体に必要な養分に変化しています。(師父が笑って)

 これはあまりに奥深い内容に関わってしまいました。以前の人類の知識が限られていたため、以前の神はこれに言及せず、しかも説明のしようもありません。イエスは人間に罪があると説いたのですが、この罪とは何かをはっきり説明できていません。私も皆さんに教えていますが、人間は生きている以上、業を造っています。食、住、交通、人間社会での行動はいずれも業を造っています。現実社会で人間の間で業を作りたくないから、出家または面壁すると言う人がいますが、座ったままで動かなくても業を造っています。(師父が笑って)生きている以上、多くの世界はあなたによって変化しています。いずれにせよ、私は次の理を話したことがあります。つまり、人間には人間の生存環境があり、生きるために造った業はあなたの責任ではなく、もちろんあなたの過ちとして考えていません。しかし、もう一つの問題があります。つまり、業力が生じるのです。これは間違いのないことです。これが「新約聖書」で書かれた「人間には罪がある」ということの意味です。ですから、この世で生きていれば難があり、一生病気にかからない人は死後、必ず地獄に落ちると主張する人がいます。なぜでしょうか? 生きている間、業力が消されておらず、あなたに巨大な業力が積もったのです。業はつまり、罪です。それなら、地獄で滅するしかありません。つまり、こういう意味です。

 ですから、日頃、修煉者として苦を舐めたり、苦労したりすることは悪いことではありません。業を滅するとき、「ダメだ。病気になった。風邪をひいた。ここが痛い、あそこが痛い」と思う人がいますが、実はこの時は業を滅しているのです。新しい学習者はまだ分かっておらず、「具合が悪いとき病気と言ってはいけない、業を滅していると言えば良いのだ」と思っていますが、違います。本当に業を滅しているのです。あなたの道はあらかじめ用意されていたので、病気にかかることが許されていません。本当に許されていません。なぜなら、病はいままでのようにあなたを攻撃することができず、ウイルスはあなたが持つ正のエネルギーに滅されるからです。しかし、人間は業を造るのです。造った業が体に反映されると、病気と全く同じです。鼻にやってきたら、鼻が詰まったり、鼻水が出たりします。「あら、風邪をひいた」とあなたは思います。(師父が笑って)しかし、これは風邪ではありません。もし、胃に現れたら、お腹が痛くなります。「あら、今日の食べ物に問題がある」と言うのです。(師父が笑って)違います。業力がその部位にやってきたからです。なぜそこなのでしょうか? その部位でなければいけないということではなく、この部位や別の部位の可能性もあります。あなたに何かの執着があり、修煉させたいとき、体に現れてきます。

 例えば、修煉前に何かの重い病気に掛かり、修煉によって治り、「良かった」とあなたは喜んでいます。しかし、時々「以前、重病にかかったけど、もう再発しないだろう」と思い出したりします。「もう再発しないだろう」と考えたとき、「もう大丈夫」と思っていても、すでに心配しているのです。「何をやっているのだ?」とこのことが旧勢力の目に止まり、(師父が笑って)旧勢力はこれしかできないのではありませんか? 「彼の修煉を手伝ってやる」とそれらは言うのです。当時、イエスや釈迦牟尼の弟子に対してもこのように迫害し、このようにやったのです。心配しているのですか? それなら、業力が増えたら、業力を集めて全部投げてきます。「あら、病気が再発した!」(皆が笑って)

 修煉者として、このような試練を与えられます。この時、本当にあなたに試練を与えており、あなたは修煉者として見ているのか、それとも常人の心で考えているのでしょうか。人心で対処するなら、病院に行って見てもらえば良いのです。しかし、修煉がそれほど精進していない人、または新しい学習者なら、また話は別になります。心性がそこまで到達しておらず、つまりその境地に至っていないのに、頑なに「病気ではない」と教えても、相手は心細くなります。彼の境地がそこまで達していないので、「これは病気だ」と本気で思うのです。それなら病院に行ったほうがいいです。旧勢力は人に試練を与えるとき、「これは遊びだ」というわけにはいかないのです。本気で仕掛けてきます。「あなたが神になることは望んでいない。人心を見つけてあなたを引きずり下ろす。それが病気だと思えば、本当に病気になるようにし、レントゲンや検査の結果は全部病気と同じようにしてあげよう」

 多くの学習者はこれが原因でこの世を去ったのですが、悔しいことではありませんか? しかし、これも仕方のないことで、彼は精進していないのです。とても精進している人もいますが、この問題においてどうしてもあまり放下できません。ですから、これは複雑な問題です。他の点において問題はないのですが、この点においてまだ不充分です。皆さんが知っているように、修煉は漏れるところなしを重んじています。漏れがあったとしても旧勢力はあなたを天に昇らせるのでしょうか? つまりこういうことです。旧勢力は「滅」の時期に形成された生命で、基準が下がったとはいえ、その次元の要求はやはりあるのです。あなたはその心をなくす必要があります。または旧勢力の基準でその心がなくなったと判断されることです。つまり、「あなたは私の基準に到達しなければならない」ということです。

 最近の大法弟子の各プロジェクトについてですが、多くのプロジェクトは以前からしっかり取り組んでおり、倍に努力しています。一方、手を抜いているプロジェクトも多くあり、圧力が弱まったからです。しかし、皆さんは自身が衆生を救い済度していると分かっていなければなりません。皆さんが行なった全ては衆生を救う役割を果たしているため、緩んではいけません。多くの生命は皆さんの救い済度を待っています。私は大法のプロジェクトに参加する一部の大法弟子を敬服します。例えば、明慧に携わる学習者は他の学習者と同じように活動に参加することができず、大法弟子の他の活動にも参加できません。参加しても自分が何のプロジェクトに関わっているかを打ち明けることもできません。何と言っても今は非常時です。大紀元の記者や新唐人の編集者は身分を明かしたり、担当の仕事を話したり、大きな責任を背負う大法弟子なので、名誉のあることのように話しています。しかし、明慧のスタッフは何も言えません。いくら功労があっても心にしまっておくしかありません。一日、二日は問題なく、一年、二年も問題ありませんが、あっという間に二十年が経ちました。(皆が拍手する)実は黙々と大法弟子のプロジェクトに参加している多くの大法弟子、他の大法弟子も同じで、黙々と取り組んでおり、本当に素晴らしいのです。神から見れば、一目を置かれる存在です。私はこのような学習者を敬服しています。(皆が拍手する)

 ついでに神韻について話します。神韻について皆さんが分かっているように、人を救うことに大きな作用を発揮するには、各方面でトップレベルに達しなければなりません。人並み以上の優れた技術を持ち、他の同業者が取り組んだことのないこと、または成し遂げなかったことを取り入れる必要があります。各方面で相手を超えてはじめてより良い作用を発揮し、多数の観客を引きつけることができます。そうでなければ、形式だけのものに止まれば、大した作用を果たすことができません。

 神韻を立ち上げた当初、皆さんも知っているように、私も話したことがありますが、学習者同士の協調はうまく取れていませんでした。私は観客の反応を観察していたのですが、どんな反応もありました。パフォーマンスの質がそれほど高くなかったため、一部の観客は「大したことはない」と言いました。それを聞いてとても辛かったのです。大法弟子が自分の熱意から取り組んでいるので、仕方のないことです。皆頑張ったし、協調はうまくできなくても、皆頑張って取り組んでいました。そして、私が担当し、彼らを導き、まず一人前に育てようと思ったのです。しかし、私が担当するようになると、やめられなくなり、代わりの人はいないのです。

 神韻は各方面で群を抜いており、他の芸術団が到達できない多くの優れたところがあります。技術や質に対する要求、運営方法において他の芸術団を超えています。修煉者なので、どんなことを行なっても半分の努力で倍以上の効果を収めることができます。なぜこのように取り組んだのでしょうか? 衆生を救うことの必要性があるからです。もちろん、衆生を救うとき実際の効果がなければなりません。千人、二千人の観客の90%は神韻を見て、考えを覆(くつがえ)され、分かるようになったのです。(皆が拍手する)大法弟子がどのような人なのかが分かったのです。大法弟子の信仰が正しいもので、大法弟子が中共に迫害される理由も分かり、全ての虚言が一言も発しない公演によって打ち負かされたのです。(皆が拍手する)司会以外、誰も話していませんが、観客は何でも認識するようになりました。ですから、他のやり方で真相の全てをはっきりと説明するには、言葉を尽くしてもこれほど巨大な作用を果たすことができず、ここまで行き届いた説明をすることができません。

 しかも一回の公演で目的を達成しています。公演を見て、法輪功を始めたい人、あなたたちが何をやっているのかが分かったと言う人、神が舞台にいるとリアルに見た人、などがいます。ですから、非常に大きな作用を果たしました。今年の巡回ツアーで、六つの芸術団が公演して、一回の公演の観客数が平均1500人で計算すれば、全部で100万人が鑑賞したことになります。(皆が熱烈に拍手する)100万人、100万人の観客ですよ。人を救う力がどれだけ大きいのか、皆さんも目にしました。神韻の影響力がますます拡大し、常人の言葉で言うと、マーケットが大きくなり、供給が需要に間に合わなくなり、どのようにすれば良いのでしょうか。今年はまた新しい分団を立ち上げました。(師父が笑って、皆が熱烈に拍手する)中共がいくら妨害工作を働いても効果はありません。大法弟子を迫害するあのおんぼろな機器がまだ稼働しているので、何もやらないわけにはいかないのです。しかし、大した作用を果たすことができず、世の人々が神韻をはっきり認識できるようになったからです。

 神韻は運営においてメディアによる宣伝に頼らず、口コミで広まったのです。皆さんが知っているように、当初、私が法を伝えていたときも、メディアによる宣伝がなく、口コミだけでした。口コミで非常に速く広まるのです。今日、神韻も同じです。神韻は実力で物を言い、全社会に認められたため、人々は神韻が群を抜いて素晴らしいと感じました。神韻は社会で、家庭で話題となり、影響力が目に見えて拡大したのです。友人を騙さないから、良い公演だと友人に薦めたのです。家族に対しても同じです。ですから、信憑性が高いのです。広告にはこの効果はありません。ですから、神韻を見たい人は増え続けています。事情があって公演を中止した地方がありますが、公演がなくなり、チケット代の払い戻し手続きをする人は涙を流しています。なぜでしょうか? 多くの人が分かっており、口コミで広まった評判はとても素晴らしく、人によって神韻についてはっきりと説明され、神韻の目的を分かっているのです。しかも、この2年ほど、人々は神韻の目的をますます理解できるようになりました。これがすなわち、私たちがやり遂げたいことです。

 歴史上、正法を伝える多くの人は迫害で亡くなりました。人間の観念、人間の利益が刺激されると、人間は人心で対処するのです。神韻は公演の形を取っており、見るかどうかはあなた次第です。しかもただで見るのではなく、料金を支払うのです。あなたが自ら進んで見に来たのであって、見たくなければチケットを購入しなければ良いのです。特別なものは何もなく、公演を開催しているだけですが、衆生は皆、待っています。この形で衆生を救い済度しているとは誰も思いもよらなかったのです。社会はこの状態まで進み、歴史的な教訓も多かったからです。いずれにせよ、大法弟子は知恵を絞って人を救っており、つまりこういうことです。

 先ほど言いましたが、中共の撹乱工作も万策尽きました。学習者を装ってデタラメなことを言う人まで現れましたが、劇場のマネージャーはそういう手紙を見せてくれるのです。どんな手でも使っていると劇場の人も笑っています。皆分かるようになりました。今、彼らの資金も少なくなり、妨害工作をしても神韻を邪魔することができず、お金を使っても効果はありません。なぜなら、皆神韻が素晴らしいと分かり、見たいと思っているからです。時々、チケットの販売状況が芳ばしくない地区があり、私は中国領事館に電話すれば良いと冗談を言っています。(皆が笑って)神韻公演が始まるので、何かやらないとだめでしょうと言えば良いのです。(皆が笑って)中共が宣伝したり、妨害工作を働いたり、新聞で記事を載せたりすれば、皆神韻が来たと分かり、すぐに見に来るようになるからです。(皆が拍手する)

 まだ時間があるので、皆さんの質問に答えます。(皆が拍手する)どうぞメモを出してください。

 

問:大法が伝え出されて27周年になりました。師父は今年の神韻の最初の演目で「私とともに世に降りて、法がこの世を正す」とおっしゃったので、法がこの世を正すことがすでに新たな段階に入ったのでしょうか?

師:公演はあくまでも公演です。しかし、形勢を見て皆さんも分かったのですが、法がこの世を正すことは確かにまもなくやってきます。(皆が拍手する)神韻がこのまま公演を続ければ、人間はその目的が分かるようになります。皆さんがニューヨークでパレードしたとき、「彼らは何をしていますか」と質問した人がいて、隣の人がどう答えたのかを知っていますか? ごく普通の見物客ですが、「彼らは全世界の人を救っている」と答えたのです。(皆が拍手する)

 

問:今の環境は以前より緩和されましたが、一部の学習者は修煉と真相を伝えることに今までのように力を入れていません。常人の仕事や日常生活に多くの時間を費やしました。どのようにすればお互いに促し合い、みんなが精進する状態を保つことができるのでしょうか?

師:大法弟子の三つのことはすでにはっきりと示されていますが、全部遂行しましたか? まだなら行動すればよいのです。真相拠点で活動するのはおばあちゃんの仕事だと思わないでください。さらに、やる気があれば、たくさんの仕事があります。自分の環境で何かを行ない、またはネットで良い記事を投稿するのも作用があります。大法弟子なので、やるべきことをやれば良いのです。

 

問:今年は明慧ネット設立20周年です。明慧ネットの大法弟子は師父に付き従い、20年間法を正すことに参加し、とても光栄に思うと同時に、非常に殊勝なことでもあると感じています。その過程で、私たちは大法に煉磨され、浄化され、成就され、風雨の中を歩んできました。払った努力と比べて、真剣に取り組んできた大法弟子は得るものが多かったと感じています。ここ数年、世界法輪大法デーに明慧ネットに寄せられてきたメッセージカードは一万から二万以上まで増えています。新年や祭日にメッセージカードの整理や発表に忙殺され、自分の気持ちを示す機会はありませんでした。20周年の記念日に際して、師父の慈悲深い救い済度に感謝し、弟子にこれほど神聖な使命を与えてくださり、弟子を成就させてくださったことに感謝を申し上げます。(師父が笑って、皆が拍手する)

 20年が過ぎましたが、一部のスタッフも80歳を超えました。(師:そうですね。皆、年をとりました。)当時の若者も中年になりました。師父にお伺いしますが、若い大法弟子はいつになったら成長を遂げ、当時の私たちのように明慧の仕事を担当するようになるのでしょうか?

師:若者はいつも高望みしているようで、心が浮き立っています。大法弟子なので、何かに取り組むとき、着実に行なう必要があり、あなたが修煉者だからです。9年間面壁した人も神になったのです。何もせず、壁に向かっているだけで神まで修煉しました。人を救うことに寂しさがありますが、それでもやることがあるでしょう。(皆が拍手する)

 

問:数年間大法を修煉した学習者が佛教の方へ行ってしまいました。このような人は将来、まだ機会があるのでしょうか?

師:あります。邪悪の方へ行かなければ、機会があります。(皆が拍手する)私が言っているのは、あなたが大法弟子なら、機会はもう多くないということです。大法弟子に残された時間はとても短いのです。いざ終わってしまうと、機会はなくなります。

 

問:自称学習者の人が常人の法律を盾に、大法弟子の学会や明慧ネットとプロジェクトを提訴すると脅かしています。

師:皆さんに教えますが、このようなことをやった人はどういう理由でも、魔がやることをやっています! 大法弟子が受難しており、皆迫害に反対して人を救っているのに、あなたは大法弟子の内部から妨害と破壊を働いています。どれほどの大罪なのか分かっていますか? 修煉者だと自称しながら、常人の法律をもって修煉者を懲らしめようとしています。常人の法律は常人のためのもので、心にある放棄できない執着をしっかり修めるのではなく、法律でこの取り除かれない人心を守ろうとしています。あなたはつまり、魔のやることをやっています。誰であれ、大法弟子のプロジェクト、佛学会、または人を救うことに関係のある学習者や出来事を提訴しようとする人がいれば、直ちにやめてください!! 機会は多くありませんが、時間ももうありません。しかも、自分自身がもたらした損失を挽回しなければなりません!!(皆が拍手する)

 「君側の奸(くんそくのかん)を除く」と言っている人がいます。私は常人ですか? 私はあなたの師父です。私に何が分からないと言うのですか? 私に何ができないと言うのですか? あなたに悪人を除いてもらう必要がありますか? あなたにその資格がありますか!? なぜこういうことを口にしたのですか? 私はあなたを救っています! あなたは私を救いたいとでも思っているのですか? 魔道に入ると、大胆にも何でも言ってしまいます。

 師父はあなたに機会を与えるので、早く影響を挽回してください。しかし、時間は長くなく、早く行動してください! 旧勢力はあなたをつかんで放さず、理性を失わせ、あなたが最後までやり通すよう仕向けたのです。

 

問:人類社会でビッグデータがもてはやされています。大陸で監視カメラがますます増え、顔認証、歩く姿認証などデータ解析が濫用されています。資料を配り、真相を伝える大法弟子は今まで以上にリスクにさらされていますが、気にしないほうがよいのでしょうか?

師:大法弟子には大法弟子の道があります。正しく歩んでいれば、妨害が少なくなります。私はいつも言っていますが、正しく行動すれば、問題はありません。人心をもって行なっていれば、大法の仕事であっても、問題は免(まぬか)れません。しかし、この基準と物差しですが、そこまでできるのはなかなか難しいのです。基礎がなければ、難しいので、だから問題が起こります。

 しかし、逆に私も思っていますが、皆さんが知っているように、中国大陸の製品は品質が最も劣悪だと全世界の人が思っています。そうではありませんか? 監視カメラを1000台取り付けましたが、そのうち500台が使い物にならないと聞きました。(皆が笑って、拍手)こちらを修理しましたが、あちらが故障したという具合です。あの品質、あの製品、しかも誰も真剣に仕事に取り組んでいないので、中共邪党が何かをすれば、醜態をさらすことになります。全世界で5Gを推し進めているのではありませんか? 徐々に品質が劣悪だと皆分かるようになり、続けられますか? そのうち、皆に捨てられてしまいます。(皆が拍手する)

 

問:深刻な病業に見舞われた学習者を助けるため、例えば踏み込んだ交流をしたり、当事者の空間場を片付けたりしたあと、自分自身もすぐ魔難に遭いました。肉体的にも精神的にも苦しみを味わい、他の空間で陥れられたりするなどのことがありました。これは通常、払うべき代価なのか、それとも能力が足りないからなのでしょうか?

師:大法弟子が魔難を乗り越えられるように助けてあげることは私たちの責任で、行なうべきことです。間違っていません。しかし、当事者自身に変化がなく、すべて外力に頼っていれば絶対無理です。当事者が皆さんの助けを得て、正念がだんだんと強まり、そのうえ皆さんの外力が作用すれば、ますます効果が現れてきます。こういう関係です。

 

問:20年間が経ちましたが、明慧ネットを常人に読ませるのは適切ではないと言っている海外の学習者がいます。彼らはそれで明慧を宣伝することを拒んでいます。海外の学習者の中で明慧ネットに対して大きな抵抗があり、大陸ほど重視されたり認められたりしていません。この問題をどう解決するのかを私たちはずっと考えています。

師:明慧ネットの一部の内容は確かに、修煉者向けのもので、修煉者が交流するためのものです。その次元に達していなければ読んでも分かりません。しかし、一部の記事は常人が読んでも大丈夫ですが、どうしても自分自身を妨げようとする人がいます。明慧ネットは修煉者のための交流の場ですが、修煉者の心性の向上について交流しているので、一部の常人には分かるのです。

 この社会の人間も次元によって分けられています。街を歩くごく普通の人たちですが、違いがあります。道徳心が高い人は物事に対する認識が違いますが、道徳心がもっと高い人はその認識がまた違います。一部の人に能力があり、しかも大きな能力を持つ人もいます。このような人も非常に多く、彼らも次元によって分けられています。能力のある人は同じ能力を使って連絡を取り合っています。さらに能力の高い人たちは同じ次元であり、彼らは連絡を取り合うことができます。この人類社会は思っているほど簡単ではありません。固定観念から人類社会を見ないでください。

 

問:修煉状態が良くなったり悪くなったりします。パソコンやゲーム、スマホなどの好きなものに執着するときがあり、修煉を滞(とどこお)らせています。どのように自らを制御し、精進の状態を保つことができるのでしょうか?

師:人間には中毒という言葉がありますが、中毒とは何かを教えます。医学的に、快楽を司る神経が刺激され、発達すると依存症になると言われていますが、そうではありません。どういうことでしょうか? 時間が経つにつれ、あなたの体にあなたの姿形と全く同じもう一人のあなたが出来上がります。このもう一人のあなたは執着によって構成され、あなたを制御しています。とても強い執着があなたの姿形を形成したため、あなたの心を制御してしまうほど強い力を持っています。とても強い心によって形成されたからです。

 麻薬中毒も同じです。麻薬なんか大丈夫、少し摂取しても問題ないと言っている人がいます。確かにいい気分になりました。もう一度やってみましょうか? それも大丈夫でした。じゃ、もう一回? もうおしまいです。コントロールできなくなりました。なぜでしょうか? 麻薬の成分は体内に摂取されると、あなたの体の中に薄くて淡いあなたを形成しました。毒性が強いから、一回でできてしまいます。二回目摂取すれば、この薄くて淡いあなたが少し濃くなります。吸うたびに濃くなり、ますます濃くなり、逞しくなっていきます。このもう一人のあなたは人体のすべての構造、思惟まで備えており、麻薬の魔性によって構成されたあなたになります。もちろん、このあなたは麻薬摂取以外のことにまったく興味はありません。麻薬がなければ、麻薬をやめれば承知しなくなります。なぜでしょうか? すでに生き物になったからです。生き物になってその後どうなるのでしょうか? 皆さんが分かっているように、麻薬を摂取しなければ、もう一人のあなたは体の新陳代謝とともに薄くなり、徐々に薄くなり、死んでしまうのです。死にたくないので、薬物を吸入するようにあなたをコントロールし、もう一人のあなたを増強するのです。

 パソコンやゲームに依存する場合も同じ作用が働いています。同じ仕組みです。やめてしまえば、この私を死なせる気かと承知せず、どうしても画面を見るようにあなたをコントロールするのです。見ないのですか? 仕事に対しても勉強に対してもやる気がなく、頭はパソコンやゲームのことでいっぱいで、夢にまで出てくるようにするのです。

 人間ですが、私はいつも考えていますが、人間は非常に他のものにコントロールされやすいのです。人間の肉体は親から与えられた体で、食料を食べて成長しています。なんと弱いものでしょう。誰もがこの体を制御することができます。他の空間で形成されたものは霊的なもので、低い次元の霊ですが、それも人体をコントロールすることができます。人体が弱いからです。

 

問:私の所在地区の真相拠点に毎日、多くの中国人観光客がやってきます。真相を伝える人が足りません。しかし、現地の学習者はそこまで認識しておらず、今はもう真相を伝える必要はないと言っている人もいれば、拠点に来ても真相を伝える活動をせず、法の勉強をしたり、携帯電話を見たりしています。古い学習者はめったに真相拠点の活動に参加していません。

師:そうですね。法を正すことが終わらないかぎり、大法弟子の三つのことを行ない続けます! 「すでに終わった」とか、「真相を伝える必要はない」とか、何を言っているのですか? 多くの衆生が救い済度されることを待っており、真相を伝えなくてよいのですか?! 私まで皆さんを手伝っています! 常人を救うことは本来、皆さんの仕事です。私は皆さんを救い、皆さんが常人を救うのですが、今は私まで皆さんを手伝っています。人を救うことをやめたらあなたはまだ大法弟子ですか? 最後に清算するとき、あなたはどのように判断されますか? そのとき、泣いても仕方がないのです。

 

問:大法のメディアは一部「情報筋」からの情報で、政治情勢に対する予測や人事の動向などを報じています。以前、中共スパイが提供したいわゆる「独占情報」を報道し、メディアの信憑性が損なわれました。そのため、大法のメディアが中共に利用されてしまったと常人に誤解を与えてしまいました。

師:そうです。香港の状況は少し複雑なので、皆さんは気をつけたほうがよいです。一部の人の行動を見れば、その修煉状況が分かるのです。その人の振る舞いを見れば、彼がどういう人なのかが分かるのです。人間の情で見ていなければ、分かるようになります。仲が良いのでこの人が大丈夫と思っているなら、それは人心と情から見ているのです。法に照らし合わせてその人を見れば分かるのです。その人の修煉状態まで分かるようになり、どういう人なのか一目で分かるようになります。

 

問:香港で行なわれる大きなイベントに参加する海外の大法弟子は毎回、水際で送還されています。最近の香港入境管理処は邪悪さを増しています。

師:そうですね。これらのことを私は全部分かっています。私も観察しています。しかし、大法弟子はほかでもなく大法弟子で、素晴らしいのです。

 

問:一部の学習者は自らチームを作って各地で神韻宣伝の仕事をしたり、公演中のサポート業務を行なったりしています。どういう人なのかも分からないメンバーがいて、状況が複雑です。佛学会の推薦を受けていない人もいます。彼らは神韻公演開催地の修煉環境に影響を与えました。

師:そこまで深刻ではないと思います。自ら進んで大法プロジェクトをサポートするのは奨励されるべきだと私は思います。適格ではない人がいれば、チームリーダーに話すべきです。話してもダメなら神韻の団長に報告すればいいのです。これは大したことではありません。

 

問:大紀元時報は有料購読になりました。

師:喜ばしいことです。(皆が拍手する)香港大紀元はすでに新聞販売店で販売される新聞になりました。つまり、好循環に入りました。これはとてもよいことです。

 

問:……しかし、販売実績が不振だと聞きました。大紀元時報を運営する目的は真相を伝え人を救うためだと思います。

師:それほど悪くないです。100部しか売れなくてもそれも成績です。大紀元が主流社会のメディアにまで成長したことは素晴らしいことではありませんか? 大きいところに目を向けてください。真相を伝えることに関して、大紀元を配布できなくなったら他のメディアを利用すれば良いのです。『看中国』があるのではありませんか? これらの新聞を配ればよいのです。まだ有料購読になっていない新聞を大いに配布し、このような新聞をさらに成長させればよいのです。真相伝えに効果的な記事をほかのメディアに掲載すればよいのです。この話はここまでにしますが、私はこのことを認めています。

 

問:師父はすでに一時間以上説法されました。

師:大丈夫です。(皆が拍手する)ただ皆さんの食事の時間に影響したくないのです。質問の受付はここまでにします。もう出さないでください。

 

問:西側の教育とメディアに対する中共邪党の系統的な浸透によって、学習者を含む多くの西側市民は、大量の変異した観念を注ぎ込まれました。衆生を救う難しさを増しています。

師:困難はもちろんありますが、そこまで深刻ではありません。どういう考えが党文化なのかを彼らに教えてください。やることがないと思っている人がいるのではありませんか? これをやってみてください。

 

問:常人の会社が「法輪大法」の文字をプリントした黄色いTシャツを難民申請者に販売して、彼らはそれを着て大法の活動に参加しています。このような会社にどのように対処すべきでしょうか?

師:移民を受け入れている国では、これらの商品は移民審査官を騙すことができます。確かにこのようなことがあり、対応も難しいのです。その会社に真相を伝えてください。つまり、金儲けはできますが、大した利益を得ていないのに、あなたは最も恐ろしいことをしました。相手にこの利害関係を説明すればよいのです。実は、他の角度から言えば、世界中の人が「法輪大法は素晴らしい」とプリントしたTシャツを着れば、中共は震え上がってしまいます。(皆が拍手する)

 

問:今、多くの学習者と佛学会が対立しており、しかも先鋭化しています。学習者が指摘している佛学会の問題は確かに存在している一方、法を正す時期の佛学会の作用は代えられないと思います。一学習者としてどのようにこれらの問題に対処すべきでしょうか?

師:大陸から出てきたばかりの学習者はこのようなことを好んでやりだすのです。海外には海外のやり方があります。各地の佛学会は大法弟子を率いて最も困難な時期を乗り越えてきました。彼らは外国社会のやり方、対応方法が分かっているのです。あなたが思っているようなことではありません! くれぐれも学習者を煽って佛学会に反対しないでください。そのようなことをしないでください! あなたがやったこと、すべてのこのようなことは魔の思う壺にはまっています。佛学会は学習者をまとめて集団の活動に参加したり、法の勉強会を段取りしたりするだけです。学会の人を師父だと思わないでください。彼を修煉が成就した神で、欠点があってはならないと思わないでください。学会の人は、協調が取れるよう皆さんのまとめ役を果たしているだけです。これらのことは本来、自ら進んで行なうべきことなのに、いつも外に向けて見ています。

 もちろん、学会の人は面目丸潰れになり、彼も人間が修煉していて、人心が刺激されたとき、彼は皆さんをまとめないといけないので、自分のメンツを守ろうとしています。ですから、彼にも人心が生じたのです。あなたが反対すればするほど、彼の人心が強くなり、これは大法弟子の環境を乱しているのではありませんか?

 あなたも彼が神や、修煉が成就した人ではないと分かっています。彼はあなたと同じです。ただ師父が彼に仕事を任せ、彼がそれを担当しただけです。いつも外に向かって求め、外に向かって探しています。海外で大陸のやり方のままで振る舞ってはいけません!

 

問:明慧編集部が「全ての大法弟子への通知」を発表してからしばらく経ちましたが、様々な言い訳で中共が支配するアプリを使っている海外の学習者がいます。編集部の毎回の通知と要求は、学習者が人間を脱皮することができるかどうかの試練であり、通知どおりに行動しない学習者はつまり人間の境地から離れようとしていません。

師:皆さんが今携帯している電話、パソコンなどの電子設備、ネットに接続している設備は全部、盗聴器です。今、大法弟子にますます興味を示しているのは中共邪党だけではなく、皆さんに教えますが、多くの政府も皆さんを盗聴しています。私は普通の学習者だから、大丈夫だと思っていても、あなたが電話で話したこと、おしゃべりの内容、買い物や食事の時間まで記録され、あなたという人間を分析しています。企業はビジネス情報をどのように分析しているのでしょうか? 同じこの方法です。携帯電話さえ持っていれば、あなたの個人情報は細かく把握されています。

 

問:中国大陸で大法弟子の正当な権益を守る勇気のある弁護士がずっと弾圧されているため、拉致され迫害を受けている学習者はなかなか弁護士を見つけることができません。これは私たちが弁護士に頼りすぎているからでしょうか? どのように対処すべきでしょうか。

師:やりたいようにやればよいのです。ここで対処法を言ってしまえば、中共はあなたより早く対策を講じるのです。知恵を絞って行なってください。

 

問:一部の学習者は最近、修煉で大きな魔難に遭い、プロジェクトから離れなければなりません。他の学習者はすでに多くの仕事を分担し、とても忙しいのです。魔難に遭っている学習者が関を乗り越えられるよう助けてあげたいのですが、思うように力になれず、どのようにこの関係に正しく対処し、より効果的に学習者を助けることができるのでしょうか?

師:修煉の中で現れた全てのことは皆さんの修煉のためにあるのです。私が質問され、その答えを言ってしまえば、関は撤去されてしまいます。とても難しいのですが、私も目にしましたが、それは皆さんが対処すべき問題ではありませんか? トラブルは全部悪いのではなく、良い作用のあるトラブルもあります。問題が現れ、どのように対処するのか、それはあなたに修煉させているのではありませんか?

 時に思うのですが、地区の責任者はいつも私に会いたがっていますが、私はどうしても会いたくないのです。一部の地区の責任者から面会の申し出を受けており、責任者なので師父は会うべきです。時に考えていますが、彼は責任者なので、会ってあげないと筋が通らないのです。会うとなると、私は本当に会いたくないのです! なぜでしょうか? 皆さん分かっていますか? 会うと、皆さんから出された質問に私が答えると、関は全部撤去されることになるからです。会って何も言わないのも失礼で、そうではありませんか? 皆さんはなんと言っても修煉者なので、いつまでたっても師父である私を上司だと見なし、指示を仰いではいけません。師父は修煉に対して責任を負っているだけです。師父はボスではありません。皆さんが取り組んでいることについて、皆さんは必ず方法を考えて、自分で道を切り開いてください。自分の力でしっかり行なえば、それはすなわちあなたの修煉の道であり、あなたの威徳です。

 あなたが担当している仕事そのものは修煉ではありません。経営している会社、大法のプロジェクト、何かの仕事などそれ自体は修煉ではありません。しかし、仕事に対する姿勢、これらの問題にどのように対処し、解決するかなどのことについて、大法弟子、修煉者の基準で対処し、正しく解決すべきであり、これが修煉なのです! しかし、とても難しいので師父に対処法を教えてほしいとあなたは思っています。このやり方が合っているかどうかを師父に聞きたいと思います。つまり、皆さんはいつも修煉の道を私に差し出しています。皆さんに会ったとき、皆さんが喜んでいるので、私も喜んでいるふりをしなければなりません。しかし、心の中で全く喜べなかったのです。(師父が笑って)

 なぜなら、皆さんが分かっているように、人間は無明(むみょう)の中で修煉しており、自分の修煉が正しいかどうかも分からず、このまま続けるしかないのですが、最後に円満成就します。正しいかどうかは自分で判断して行動するしかないので、その人が修煉したことになります。皆さんが私に答えを求めたら、修煉とは言えないのです。それなら修煉が無駄になったのではありませんか? 師父に会っても質問せず、師父に会えば嬉しいからと言っている人がいます。私に会って心強くなっただけでも、それも修煉ではなくなります。

 あなたが大法弟子なので、要求が高いのです。面壁する人は壁に向かっているだけで、誰に聞くのですか? 面壁していても思考が止まったわけではなく、様々な魔難が現れてきます。どのように対処するのですか? 彼には聞ける人がいないのです。皆さんに対する要求は本来、彼への要求よりも厳しいのです。面壁する人は自分自身の円満成就だけが目的であるのに対し、皆さんは衆生を救い済度する巨大な責任を背負っています。皆さんは大法弟子であり、到達する次元が彼よりはるかに高いため、要求もさらに高くなるのです。旧勢力は当初、私に北極へ行くようにと迫ったのです。皆さんに会えないようにし、皆さんに私が見つからないようにと企んでいました。

 

問:私はメディアで協調人の仕事を担当しています。最近、多くの若者がメディアに加わりました。古くからの弟子もいます。彼らは勤勉に働いていますが、能力がなかなか向上していません。どうしたらいいのでしょうか…。

師:業務上のことも私に聞こうとしています。(師父が笑って)本当に私を社長だと思っていますね。

 

問:弟子がどのようにすれば師父の負担を最大限に減らすことができるのでしょうか?

師:(師父が笑って)これはあなたが考えることではありません。皆さんの誰にも方法はありません。方法はありません。師父のことは皆さんに打ち明けてもいけないのです。「高き処(ところ) 寒さに勝(た)へざらんことを」(注:高き世界はきっと寒すぎて耐えられないだろう)と師父は言いましたが、皆さんが理解している「高官には話す相手がいない」ということではありません。高官は少し孤独に耐えているだけです。私は巨大な圧力、衆生の魔難を一身に受けています。(弟子たちが拍手して、感謝する)

 

問:時事を分析するとき、現政権と米中貿易戦争に現れたいくつかの現象をどのように見るべきでしょうか?

師:中共邪党が法輪功を迫害しており、そうではありませんか? 暴露してください。邪党の邪悪な過去を暴露すればよいのです。邪党のならず者政権はすべて、不当な手段でやってきたのです。人類社会の全てのトラブルは邪党に起因しています。正常な人は決して邪党と同じ立場に立ってはいけません。

 

問:学習者に体の問題、または他の魔難が現れると、他の学習者はきっと本人に問題があると言って、一所懸命に彼と一緒に彼の問題を探しています。

師:このように話しましょう。大法弟子は魔難、または業を滅することに遭えば、きっと以前のことが原因になっています。自分に向けて探せば良いのです。見つかったらすぐ治り、状況は直ちに良い方向、正しい方向へ変化します。不足を言われると機嫌が悪くなる人がいます。特に魔難の真っただ中にいる学習者はすでに辛いので、「あなたにきっと問題がある」と言われると、余計辛くなり、聞きたくはありません。相手が聞きたくなければ、私たちはやり方に注意を払えばよいのです。

 

問:臓器狩りの問題を研究したり、主流社会に真相を伝えたりするチームがいくつもあります。チームを統合して協調すべきなのでしょうか。

師:これも皆さんが自分で検討して解決すべき問題です。効果があると思うやり方でやればよいのです。まとめてやれば協調が取れやすく効果があれば、このようにすればよいのです。チームに分けてそれぞれの場所で作用を働いていれば、それも一つのやり方です。皆さんが自分で決めればよいのです。どのように行なっても大丈夫です。

 

問:最近の国際情勢に大きな変化がありました。台湾にもめまぐるしい変化がありました。台湾の弟子に対してお話をいただければと思います。

師:話してほしいなら少し話してもかまいません。(皆が笑って、拍手する)台湾が中共邪党に統一されるかどうか、皆さんはこのことに最も関心があるでしょう? 皆さんに教えますが、この福を中共邪党に与えませんでした。(皆が拍手する)中共邪党がなくなったあと、どうなるのか、神はすでに段取りしてあります。中共邪党がなくなったあと、誰も相手を無理強いしません。統一したければ統一すればよいのですが、したくないなら統一しなくてもよいのです。

 私にとって、私はこれらのことに関わりません。私が考えているのは全世界の人です。どの民族、どの地区の人も私は済度し、救います。大法弟子も同じです。この人を気に入らないとか、あの人を気に入らないとか、このようにしないください。どの民族の人も、人間の表面の皮が違いますが、その中にいる多くは神なのです。今の人は昔の人と違います。

 

問:ネット時代にフェイクニュースが氾濫し、真偽を見分けることができません。2020年の台湾総統選と米大統領選で、フェイクニュースは有権者の判断に影響するのでしょうか?

師:乱世だから混乱した状況が渦巻いています。良いものを得ようと思っても難しいのです。これが乱世の反映です。米大統領選のとき、トランプ氏が当選するとは多くの人が思っていませんでしたが、彼は当選しました。人間はこのことがこうであるべきだと思っていても、結局そのようにならなかったのです。いつも言っていますが、人類は神の支配下にあり、神が全てを決めています。このことを多く話すと、具体的に話すと、衆生を救い済度することに影響してしまうので、具体的なことはやめましょう。(皆が拍手する)

 

問:国内の親族に十数年も会っていません。これから帰国する機会があるのでしょうか?

師:大法弟子は、人を救うために一部の人心を残してあげたので、常人の中で生活できるのです。このような考えがあっても執着とは言えません。誰もが親族に会いたいと思っています。会えるかどうかを私に明確にしてほしいとあなたは思っていますが、これは明言してはいけないでしょう。(師父が笑って)まだ続けて修煉しないといけません。先ほど冒頭で形勢について話しました。情勢が速く進展しており、邪党が崩壊する時、情勢が急転直下し、非常に速く変化するのです。(皆が拍手する)潮のように、(師父は上げ潮のしぐさを見せた)海面が上昇し、潮が上がったとき、ザザーンとなり、時間をかけて満潮に至ります。下がるとき(師父は下げ潮のしぐさを見せた)、サーッと引いていくのです。(師父が笑って、皆が拍手する)悪事を働いた人は速く逃げたくても間に合わないのです。

 

問:世界各地から法会に参加した一万人の大法弟子が慈悲深い偉大な師父にご挨拶を申し上げます。

師:ありがとうございます。(皆が熱烈に拍手する)

 

問:今、多くの責任者はしばしば「この人に問題がある」と言っています。この言葉がいったん口に出されると、当事者の学習者の修煉環境はすぐに変化してしまいます。責任者はこれを理由に、学習者のプロジェトに参加する権利と機会を奪いかねません。

師:責任者はうかつにこのようなことを言わないでください。問題があると気づいても、何も言わずに観察し、肝心な時にならなければ言わない方がよいのです。一方、一部の人の行動がおかしくて、いつも好き勝手に行動しています。実は、修煉や生活の中で、他の人と比べればおかしいのではないか、極端になっていないか、好き勝手に振る舞っていないかと、いつも自分の行動、自分の修煉状態に注意を払うべきです。国際社会で、この特別な時期に、あなたはおかしいと思われがちなので、このことに関して責任者も学習者も気をつけるべきです。

 再三、強調していますが、大陸からの学習者はくれぐれもこれらの問題に気をつけるべきです。おかしな行動、やり方、極端な行動は本当に適切ではありません。中国のドラマはどれも人を懲らしめる内容をテーマにしていますが、海外にはこのようなドラマはありません。文芸作品が表現しているのは腹の探り合い、人を懲らしめ合うなどの内容ばかりです。文芸作品、小説、ドラマ、映画は全部、こればかりです。他に表現する題材がないかのように、こればかりを取り上げています。相手をとことんまで懲らしめた作品が、良い作品だと言わんばかりです。人心がそこまで変わり、歪んだ心理で問題を見ています。改めるには特別に注意を払う必要があります。

 私は中国で文化大革命以前の人間の状態を経験していました。中国人のこの一歩一歩の変化を目の当たりにし、そしてはっきりと見たのです。私は従来、普通の人と違っています。私は流れに入らないのです。邪党の社会運動にしたがって動いていません。私はいつも冷静を保ち、邪党のやり方をはっきりと認識しています。世の人は流れに巻き込まれているので、自分を見失っています。冷静になって自身を見つめ直して、あまり極端にならず、周りから見ても正常に行動していれば、学習者の環境を複雑にしてしまう多くの出来事も現れなかったはずです。

 特に海外の古い学習者は長年、海外で生活しているため、大陸から出てきた学習者と一緒に仕事ができません。当初、彼らも大陸から出てきたのですが、あの時代に出てきた人はこのように行動しないのです。今の人はここまで変わり、彼らも理解できません。

 

 師父の話はここまでにします。「大法弟子」は特別な称号であり、天地開闢以来なかった称号です。宇宙で法を正すことも今までなかったことです。宇宙がダメになったら消滅され、新しい宇宙を作ればよいのです。皆さんが知っているように、神の能力なら一念で全てを成し遂げられるのです。しかし、新しく作っても、唯一違うのは原始生命、長い歳月で積み重なってきた精華が台無しになることです。何もかもなくなり、新たに作り直し、全てが再び同じ過程を辿っても、同じようになるとは限らず、なくなるとやはり惜しいと思います。しかも、これらの衆生は何と言っても神が造ったので、神は彼らを残したいという慈悲心があるため、このことをやりました。

 つまり、これはかつてなかったことです。天地開闢以来、宇宙で法を正すという洪大な天象はありませんでした。大法弟子もいません。師父がこの栄光を切り開き、皆さんをこの歴史時期に導いたのです。自分自身をしっかり修め、衆生を救い済度するなか、思う存分活躍しましょう。さらに良く行ないましょう!

 ありがとうございます!(皆が長時間、熱烈に拍手する)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/25/387870.html)