文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年6月22日】今年1月20日の朝8時、私は電動自転車に乗って同修の家へ向かっていたところ、交差点でアウディ車とぶつかりました。運転手が車から降りて私に「大丈夫ですか?」と聞きました。私は「大丈夫です。私は法輪功学習者なので師父に守られています。あなたを強請(ゆす)ったりはしません。ただ、家まで送ってもらえませんか」。なぜなら事故に遭い、腰がひどく痛み身体を動かすことが難しかったからです。運転手はすぐに交通警察に緊急通報しました。そして私の息子の電話番号を聞きました。私は「息子に電話しなくてもいいです。私は今年69歳で、子孫が多くいます。彼らはみな大法は素晴らしいと知っていますが、彼ら自身は法輪功を修煉していないので、車にぶつけられた私の今の様子を見たら、あなたを見逃しません」。私は運転手に真相を伝え、彼を手伝って三退させました。また彼にこう伝えました。「今朝、私は夢を見ました。夢の中で、1台の黒い車が泥沼に落ちて、ただ車の屋根の黒いルーフ(自動車のボディの屋根の部分)だけが見えていました。夢の中で私の背は非常に高くて、泥沼は非常に深かったのですが、私の足の甲までしかなく、私が手を伸ばすと車をすくい上げることができました」
運転手は私の話を聞き終えると感動して「ありがとうございます!」と言いました。私は「私に感謝しなくていいです。師父があなたを救うように按排され、あなたは真相を知り、三退したので救われました。感謝をするのなら、李洪志先生に感謝してください」と伝えました。運転手はさらに感動して「李洪志先生、ありがとうございます! 李洪志先生、ありがとうございます!」と言いました。
事故から2時間以上経ちましたが、5、6回交通警察に緊急通報しましたが、誰一人としてやって来ませんでした。運転手は大声で罵倒しました。私はこの旧勢力はあまりにも悪く、通報を受けた人がやって来て、真相を聞くことを阻んでいると思いました。私は運転手に「誰かに私の自転車に家まで乗ってもらい、あなたは私を家まで送ってもらえませんか」とお願いしました。私の依頼に運転手も同意しました。家の入り口に着くと、私は自転車に乗っていた人に真相を伝え、三退させました。その人は「あなたの自転車は壊れており、前後のブレーキが効きませんでしたよ」と教えてくれました。そして、運転手は1000元を取り出して、私に「自転車の修理に使ってほしい」と言いましたが、私はそれを受け取りませんでした。「せめて500元でも」と言いましたが、やはり受け取りませんでした。そして運転手は慌てて、500元を私のポッケットに無理やり入れながら、「自宅まで一緒について行けません。あなたの息子が自宅にいたら面倒なことになりますので」と言い残し、その2人は自動車に乗って逃げました。翌日、私は運転手からもらったお金は、人を救うことに使うように資料点に寄付しました。
家に帰ってからは、1時間ごとに血の混じった小便をし、7、8日後にそれが止まりましたが、8日後からは大便が出始めましたが、出たのは膿と血と腸粘膜のようなものでした。股の両側の筋肉と靭帯が引き裂かれ、その痛みは忍び難いものでした。腰椎の骨がぶつかって折れたか、位置がずれたかしており、病院に行ってレントゲン写真を撮っていないため、断定ができませんでした。しかし、私にははっきりと分かっていました。ただ私が身体を動かすと、例えば手足を少し大きく動かすと、その腰椎の骨が引き裂かれて、位置ずれが生じ、まるで刀で削られているような痛みでしたが、他の関節はまったく痛みがありませんでした。
私の孫らはみな大学生です。彼らは、「お婆さんは科学を信じないといけません。レントゲン写真を撮り、検査を受けて、筋肉や骨に損傷がないか確認し、一生不具にならないように早く治療を受けましょう!」と病院へ行くことを勧めました。私の息子の嫁の父親は医者です。同様に「外観からは問題ないように見えますが、もし内傷や内出血があったりしたら、大変危険です。やはり病院に行き、全身の検査を受けた方がいいですよ」と言われました。私の長男は「事故を起こした運転手に何も要求せず、そのまま帰らせたんだから、とにかく今は病院に行って下さい」と言い、また、甥は「運転手は本当に運が良かったですね。おばさんは法輪功学習者だからよかったものの、一般人の70代であれば、10万から8万元を強請りとっても多くはないはずです」と言いました。
私は彼らに言いました。「あなた達が私を病院に連れて行き、検査を受けさせ、治療するように勧めていることは私のためだと分かっていますし、皆には感謝しています。しかし、私は佛法を信じています。数年前の自動車事故の時に、肩甲骨(けんこうこつ)が三つに割れ、左側の胸骨も折れ、赤黒く大きく腫れ上がりました。折れた骨によって心肺が圧迫され、呼吸するだけで痛くて我慢できなくなりましたが、こうした状況下でも、私は学法と煉功を続けました。そして7日後には車を運転することができました。もしも私が病院に行っていたら、7日後に抜糸することさえ出来なかったはずです。どちらが科学的でしょうか。ですから、私は現在の科学は科学的ではありません。真の科学、さらに高い次元の科学は佛法であると断言します。どうして世界で有名な科学者のアインシュタインや、ニュートンが最終的に宗教を信じるようになったのでしょうか。他でもなく彼らはこの理を悟ったからです」。当時、私は見舞いに来た息子の嫁の同僚にも、法輪功の真相を伝えました。彼女らはみな大法の不思議な力を賛美しました。
私はこう言いました。「今回も同様です。もし私が病院に行ったらご存知のように、現在の病院は金儲けばかりしようと考えています。たとえ病気がなくても、検査して見つけようとしています。今の状態の私を病院は見放すでしょうか。各種の輸入機器や設備で全身の検査を行い、入院させ、手術し、投薬し、注射や点滴をして、すべての手段を使うことでしょう。今はちょうど年末で皆が忙しいのに、私の見舞いのために病院に行き来し、皆に心配かけてしまうと、新年を普通に迎えることが出来るでしょうか。事故を起こした運転手は山西省の人で、もし北京へ行き来していたら、彼の家族はこの新年を普通に迎えられるでしょうか。もし私自身が手術を受けたとして、もしかしたら、手術で神経を切られて本当に下半身が麻痺して、一生不具になるかもしれません。そうすると数万元か、十数万元の医療費が必要です。修煉者として、私はあらゆる人のことを考えています。皆に面倒をかけたくないし、運転手にも負担をかけたくありません。私は師父を固く信じ、大法を固く信じています! 自分は絶対に回復すると信じています!」
年が明け、友人や親戚らは相次ぎ挨拶に訪れました。私は彼らに真相を伝え、大法が素晴らしいということを知ってもらいました。旧暦の12月27日の午後、4人の同修が我が家に来て一緒に学法し、私のために発正念をしていると、突然、2人の警官が訪れました。「新年の挨拶に来た」と言いながらドアをノックしました。私は同修を他の部屋に隠した後、警官に事故のことを伝えました。すべてを聞いた彼らは驚き、大法弟子に対する尊敬と同時に申し訳ないという気持ちが見えました。「もし、あなたが事故にあったことを知っていたら、私達は手土産を持ってあなたの見舞いに来るべきでした」と言いました。私は「ありがとうございます。私の話をあなた達の上司に伝え、彼らにも大法は素晴らしく、大法弟子はみな善良な人だということを知ってもらい、大法弟子を迫害しないようにしてください」と言うと、彼らは微笑んで帰って行きました。
数日後、私は派出所の所長にも事故の経緯を伝えました。所長は聞いた後、「今の人は怪我をしていなくても怪我をしたふりをしてお金を強請ります。運転手は事故を起こした相手があなたのような善良な人で幸運でした」と言いました。私はこれを機会に「善の心をもって、大法弟子のことに対応するようにお願いします。善悪には報いがあり、中国共産党はあなた方を利用するだけですから、自分のために逃げ道を確保しておいてください」と言いました。彼は「あなたが私のために話していることはよく知っています。ありがとうございます」と礼を言いました。私たちは非常に穏やかな雰囲気の中で40分ほど談話しました。最後に私が食事に誘うと、彼は「自分の方がご馳走するべきだ」と言って、私達は握手してから別れました。
私は強大な正念を発しました。旧勢力のすべての按排を全面的に否定し、私の修煉に漏れがあっても、師父が面倒をみてくださり、大法の中で正してくださいます。旧勢力には関わらせない! 私は学法をして、煉功をしたいと正念を発し、翌日から学法し、煉功し、師父の説法を聞きました。4日目からは2日間で1回『轉法輪』を読み終え、激痛を我慢しながら、五式の功法を一気にやり終えました。四式目の「法輪周天法」のしゃがむ動作や腰を曲げる動作は要求通りにはできませんでしたが、心性は基準を満たしていました。二式と五式はやる時間が長く、激痛が走り、時には気を失いそうになりましたが、歯を食いしばって、堅持しました。それでも激痛で叫ぶことはなく、「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」、「師父はすばらしい」と念じたり、「その心志を苦しめる」[1] を暗唱し、「忍び難きは忍びうる、行い難きも行いうる」[2] を暗唱しました。絶えず念じ、絶えず念じ続けると楽になりました。師父が弟子のために肩代わりしてくださいました。
12月31日、ある同修が私の見舞いにやって来ました。「あなたは毎日2回煉功すべきです」と突然、言い出しました。私は「1回やるだけでも激痛が走り大量の汗を流すのに、とても2回もできない」と思いました。しかし、1月1日に学法をする時、突然、これは師父が同修の口を借りて、私を悟らせて下さっているのだと分かりました。なぜなら、煉功は本体を変える最も良い方法であり、苦汁を舐めなければ業を滅することができないからです。
そして2日から、私は毎日2回煉功することにしました。身体の変化はすぐに現れ、毎日調子が良くなっていきました。年末にはトイレに行くのにも杖を使うか、壁を支えにしなければ歩けませんでしたが、新年になってからは思うがままに歩けるようになりました!
さらに不思議なことに6日には、私は5階にある同修の家まで一気に上がることができ、学法に参加できたのです。しかも一つの段差を一歩で上がりました。大法はあまりにも不思議です。大法には回天の力があります!! 師父に感謝いたします!!
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「その心志を苦しめる」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』