【明慧日本2019年7月12日】湖北省鹹寧市の法輪功学習者・陳爽さん(20代男性)は、2017年1月、広東省深セン市に行き、龍崗区坂田鎮にある工場でアルバイトをしていた。その年の6月4日、龍崗区610弁公室と坂田鎮派出所の警官らは突然工場に押し入り、陳さんを連行した。その理由は「法輪大法は素晴らしい」という内容の資料を作っている陳さんの姿が、監視カメラに写っていたからだという。
陳さんを罪に陥れた本案件は、2018年1月26日に龍崗区検察庁と龍崗区裁判所に送られた。そして、その後も二度にわたって、陳さんに対し不当に法廷で審問を行なったが、陳さんの家族は未だにいかなる知らせも受けていない。弁護士は2回の法廷での審問の中で、陳さんの無罪を強く主張した。検察官はそれに反論することが出来ず、当事者がどの法律、どの法規に違反したのかも検証されない中で、陳さんに「3年以下1年以上」の求刑を下した。一方、裁判長・蘇暁東は自分だけでは決められないと言って、合議により審理するよう求めた。結局、龍崗区裁判所は法律を無視して、陳さんに懲役7年の重い実刑判決を言い渡し、さらに1万元の罰金を科した。
陳さんはその判決を不服として、深セン市地方裁判所に控訴した。親族は弁護士にこの案件の進展について問い合わせると、弁護士は「裁判所側が待ちなさいと言っている」と伝えた。しかし、最近、陳さんの親族が留置場に生活費を届けに行くと、陳さんは5月にすでに韶関北江刑務所に移送されたことを知った。その後、裁判所からは陳さんに対するいかなる知らせもなく、「裁判所に電話をかけても、全くつながらない」と弁護士は言った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)