【明慧日本2019年8月10日】北京市の法輪功学習者・任文曼さん(48)は瀋陽市和平区裁判所に懲役4年、罰金2万元(およそ30万円)の判決を宣告された。任さんは2017年5月24日、北京の姉の家から瀋陽市和平支局に身柄を拘束され、瀋陽市和平留置場に拘禁されて、すでに2年余りになった。
任さんは2018年に瀋陽市和平区裁判所で2回開廷され、その期間、2人の弁護士は無罪を主張した。しかし、裁判所は何も証拠がないまま、2019年6月3日、任さんに不当に判決を宣告した。
家族と弁護士は2カ月後に、初めて任さんの判決結果を知らされた。2019年8月2日、弁護士2人と任さんの姉は瀋陽市和平区留置場へ面会に行った。任さんの姉の話によると、任さんの腰部に大きなこぶができていた。MRIを撮るように勧められ、その際、親族のサインが必要なので、裁判所はやむをえず家族に判決の結果を伝えたという。
任さんの姉は妹の変わり果てた状況を見て、号泣した。任さんは最後まで病院に行かず、控訴することを決めた。
任さんは中国人民大学を卒業し、中国公安新聞の元編集者である。法輪功を学んでいるという理由で、会社から解雇された。夫はプレッシャーに耐えきれず、任さんと離婚した。
2017年5月24日午後5時ごろ、任さんは北京の姉の家で連行された。情報筋によると、男性警官1人と女性警官1人が当日の早朝6時から、任さんの姉のマンションの下で見張っていたという。そしてその後、任さんが住んでいる家のパソコン2台、タブレット数台、携帯電話数台が押収されたという。