【明慧日本2019年9月21日】吉林省吉林市前二道郷の法輪功学習者・李麗文さん(61歳女性)は、2019年7月19日午前8時に、家の前で待ち伏せていた豊満区二道郷派出所の警官らに連行された。その後、吉林市留置場に送られた李さんは残酷な迫害により危篤状態に陥り、9月10日に江南465病院に運ばれたが、その翌日には、長春市公安局指定病院に移送された。家族は病院に駆けつけたが、李さんが呼吸器をつけている痛々しい姿を目にした。そしてすぐに家族は李さんの解放を求めたが、許可されなかった。
李さんは吉林市船営区歓喜郷小学校を退職した元教師である。李さんはかつて病気を患い、毎日薬を手放せない状態だった。しかし1998年に法輪功を学んでから、李さんは真・善・忍の法理に従って自分に要求して短気な性格を変え、穏やかな家庭を築き上げ、健康を取り戻した。教師として李さんは仕事をりっぱにやり遂げ、教えていたクラスは全郷でのテストで、いつも1~3位に入って優秀だった。
しかし、1999年7.20、中国共産党の党首・江沢民が握っている権力を濫用し、すさまじい法輪功迫害を開始した。そのため、法輪功を学び続けている李さんは連行され、拘留され、労働教養処分を受け、洗脳班で拘禁されるなどの残酷な迫害を受けた。李さんは嫌がらせを受け、あちこち五つの学校を異動させられた。2011年に李さんは辺鄙な山奥にある虎牛溝小学校に行かされたこともある。
2008年の五輪の際に、李さんは家の前で長春路派出所の警官ら数人に連行され、家宅捜索をされた。その後、吉林市第三留置場に拘禁された李さんは、警官らに家族は1万元(およそ15万2000円)を強請り取られたが解放されず、長春市黒嘴子労働教養所に送られた。当時、入所の身体検査で体に問題があったため、教養所側が李さんの入所を拒否した。そのため李さんは家に帰ったが、黒嘴子労働教養所で痛めつけられ、1カ月ほど自立生活ができなかったという。その後、家で法輪功の功法を煉り続けて、健康を取り戻した李さんは仕事に戻ることができた。生徒たちは3カ月ぶりに李さんの姿を見て、皆泣いた。
2009年9月15日午前9時過ぎ、李さんは授業中だったが、船営区610弁公室のリーダーが歓喜郷派出所の警官ら6、7人を率いて、李さんの授業している教室に侵入し、李さんを連行しようとした。生徒たちは怖くて泣き出し、李さんを真ん中に囲んで阻止した。警官らのせいで、同僚たちも仕事に集中できず、生徒たちも勉強する気を失った。李さんもショックを受けて心臓病を再発し、家族に迎えに来てもらって帰宅した。
2019年7月19日午前8時、李さんと夫・蘇寅生さんは出かけたとき、家の建物の前で待ち伏せしていた派出所の警官らに連行されて、家宅捜索をされた。その後、吉林市留置場に拘禁された李さんは9月10日、残虐な迫害で危篤になり、江南465病院に搬送された。家族が李さんと面会したとき、李さんは呼吸器をつけていた。9月10日、豊満郷国内安全部門(法輪功迫害の実行機関)の警官は李さんを長春公安病院に送ろうと、二道郷派出所と郷政府に6万元を出すようにと要求した。二道郷派出所と郷政府はお金がないと断った。その後、豊満区政府が6万元を出して、李さんは長春市公安局指定病院に送られたという。