【明慧日本2019年10月20日】中国共産党は2019年10月1日の国慶節の前に、法輪功学習者たちを連行して拘禁し、不当な判決を宣告し、残酷な迫害を加えて多くの家庭にダメージを与えた。
明慧ネットの統計によると、2019年7月から9月までの3カ月の間、四川省の警官らは少なくとも214人の法輪功学習者を連行した。
7月10日の1日だけで、40人の法輪功学習者たちが成都市の警官らに身柄を拘束され、家財を押収された。現在、そのうちの13人は家に帰されたが、27人はいまだに拘禁されている。40人以上の警官らは当日午後4時から夜11時まで、学習者・毛坤さんの家財を押収した。警官らは毛さん宅に押し入り、毛さんに暴力を振るった。その結果、毛さんはその場で腕を骨折した。同じ日に、他の学習者・申学文さんは現金3万元(およそ46万円)を押収された。
7月5日から7月18日の間、四川省は少なくとも70人の法輪功学習者を連行した。成都市は同じ日に40人、涼山州11人、南充市7人、遂寧市2人、綿陽市1人、攀枝花市1人の法輪功学習者の身柄を拘束した。
成都市の法輪功学習者・艾朝玉さん、劉偉夫さん夫婦の3人は、成華支局の国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)、双水碾派出所に家財を押収された上、身柄も拘束された。当時、警官らが多くて部屋の中にあふれていた。清掃者によると、警官らは監視カメラで現場を撮影した記録データを十数個も持っていたという。どのような人が家を尋ねたかを調べるのが目当てだという。
成都市大豊街道の法輪功学習者・陳揖キンさん、鄭天瓊さんや、お年寄り学習者数人は成都市国家安全保衛大隊の警官らに身柄を拘束され、法輪功の関連書籍、プリンタ、パソコンなどの私物を押収された。現在、陳揖キンさん、鄭天瓊さんの2人は洗脳班で迫害されている。
成都市金牛支局の国家安全保衛大隊と茶店子派出所の警官・孟紅らは毛坤さん宅に侵入し、毛さんとお客さんの学習者・黄素蘭さん、李俊さん、姜徳芳さん、張珍華さんを連行した。
郭麗蓉さん夫婦など9人の学習者は成都市公安局の国家安全保衛大隊の支隊、成華区支局の国家安全保衛大隊、府青路派出所の警官に身柄を拘束され、郭麗蓉さん夫婦と他の学習者7人は派出所に連行された。郭麗蓉さん夫婦は別々の部屋に拘禁され、鉄の椅子に縛られて取り調べを受けた。郭さんは断食でこの迫害に抗議し、翌日には成都留置場に送られて刑事拘禁された。
成華区の学習者・陳愛珍さん(もしくは成愛玲さん)、朱静さん、鄭福美さん、劉二妹さん、李樹枝さんの5人は跳トウ派出所に連行され、家財も押収された。
その他にも新都区の学習者7人が身柄を拘束され、西映金沙コミュニティの学習者1人は家財を押収され、学習者・夏珍蓉さんは警官に連行され、家財を押収された。彭州市蒙陽鎮の万秀林さん、鐘殿俊さん、鐘殿玉さんなども嫌がらせを受けた。
成都市公安局国家安全保衛大隊及び派出所の警官らはほぼ全員が動員し、同じ日に十数箇所で多くの法輪功学習者たちを連行した。今回の一斉の取り締まりの行動は計画的で、上から指示されたものだと考えられる。特に四川省政治法律委員会の書記・鄧勇は主な責任者である。
近日、四川省巴中市巴州区裁判所は学習者9人に判決を宣告した。そのうちの7人は高齢者で、最年長者の張新偉さんは89歳の高齢者だが、懲役3年の不当な判決を宣告された。家族はこれを不服として、すでに訴状を提出した。この案件は一度検察庁に戻されたが、四川省政治法律委員会は圧力をかけ、さらに服従しない検察官と裁判官を脅迫した。四川省政治法律委員会は巴中市政治法律委員会に年齢は関係なく、必ず懲役3年以上の判決を下すように指示を出した。巴州区裁判所は命令に背く勇気がなく、不当な判決を宣告した。
7月26日、不当な判決を宣告された学習者・代万義さんの家族は、政治法律委員会の違法性と干渉されたことを訴えた。しかし、四川省検察庁の陳情弁公室からは「我々はこの件を処理する権利がない」と言われ、最高検察庁も「我々の管轄範囲ではない。省の検察庁も最高検察裁判所も処理できない」と返事した。
四川省政治法律委員会が裁判所の所長、検察庁の庁長、公安局の局長、政治法律委員会、610弁公室、法曹機関の関係者を集めて、罪を認定した。当時、四川省政治法律委員会の書記・鄧勇は元四川省検察庁の司法長官だった。
鄧勇は1961年7月生まれ、四川省政治法律委員会書記、元四川省検察庁の司法長官、法曹機関を利用し、法輪功学習者にひどい迫害を加えている。この度の3年以上の判決の命令も鄧で、四川省の法輪功学習者たちの迫害に深く関わっている。