文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年10月29日】3年前、同修と一緒に真相を伝えた時に、長身で肌の浅黒い若者に出会いました。彼は私達から法輪功迫害の真相が書かれた小冊子を受け取りました。
若者は真相小冊子を読みながら、「僕は薬物常用者で、薬物をやめたい。法輪大法の師父は僕を助けてくれるだろうか?」と聞きました。それを聞いた私は少し驚きました。そこには嬉しい気持ちや心配な気持ち、さらに少し怖い気持ちもありました。一般的に言えば、薬物依存者は感情をコントロールできず、理性的な判断が難しいというイメージがありますが、彼がこれだけはっきりとした意思表示ができたのは、法と大法師父を信じていることであり、善の念が出て来た証だと私は思いました。
私に慈悲心が芽生え、「薬物常用者は薬物をやめたくても自分の力だけではどうにもならず、一方、強制的な手段では、なかなか彼らを変えることが出来ない。彼らは本当に惨めで可哀そうな人だ」と思いました。そこで、私は「法輪大法は佛法です。あなたは誠心誠意、『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じていれば、師父はきっとあなたを助けてくださいます。あなたは必ず覚せい剤をやめられます。福報も得られます」と伝えました。
私の言葉を聞いた若者はとても嬉しそうに、「僕には仲間がいる。今、脳梗塞で入院している。彼も薬物常用者なんだ。彼の妻も子供も実家に帰ってしまって、もう戻って来ない。僕も同じだ。3、4年前、妻は子供を連れて僕と離婚した。このままでは僕らはもうおしまいだ。また一からやり直さなければならないが、やり直すのは難しい。皆は僕らから離れて行った。両親も兄弟も皆僕たちと縁を切った。僕らは誰にも愛されていない惨めな人間だ。法輪大法の修煉者は皆優しい人ばかりで人に優しく、しかも見返りを求めない。あなた達のような人になりたい」と言いました。
この話に私は大変、心を打たれました。
本人が住所を教えてくれたので、翌日、私たちの宝の本である『轉法輪』を届けに行きました。彼はとても嬉しそうに「昨日からずっと『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じていた。本当にそのように感じている。法輪大法の師父はもう僕の面倒を見てくださっているよ。僕にやっと希望が見えてきて、残りの数千元分(数万円分)の覚せい剤を全部燃やしたんだ」と言いました。
一方で、彼の入院中の仲間の李さん(仮名)は、彼が薬物をやめたことを聞いて、とても嬉しくなり、闇の中に希望が見えたと言いました。そして、李さんも誠心誠意『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と熱心に念じ始めると、数日後には退院できました。
2019年の元旦を過ぎた頃、町で李さんに出会いました。彼は「自分でずっと法は学んでいるが、煉功は時々サボっている」と言いました。そして、2016年に薬物をやめてから、体がますます健康になり、今、妻も子供も帰って来てくれたそうです。彼は「法輪大法が僕を救ってくださいました。大法に感謝します! 本当に、師父に感謝します! 大法は僕に失ってしまった大切な、大切な家庭を取り戻してくださいました」と言って、師父に心から感謝しました。
あの薬物常用者の若者たちは今、自分が大法から受益しただけではなく、また親戚や友人にも大法の素晴らしさを伝え、人に「三退して、平安を守る」話もしています。彼は私に「僕は福報を得て、何をやってもとても順調だ。今、道路に面した二つの部屋を店舗として貸出中で、なかなかの収入が入ってきている。本当に大法弟子に感謝しなければならない」と言ってくれました。
私は「一緒に大法の師父に感謝しましょう!! 師父はあなたを救ってくださったからです」と彼に伝えました。