湖北の許章清さん一家3人は全財産を押収され 拘禁

 【明慧日本2019年11月4日】湖北省孝感市の法輪功学習者・許章清さんの一家3人は、9月26日の夜9時30分から深夜3時までの間に、孝感市孝南区公安局、孝南区新舗派出所などの関係者により身柄を拘束され、現金、銀行のカードなどを合わせて、計40万元余り(およそ616万円)の家財を押収された。

 現在、許さんと息子の許高瑞さん(学習者ではない)は孝感市孝南区留置場に拘禁され、妻の塗愛蓮さんは40キロ離れた湖北省安陸市留置場に拘禁された。段々と寒くなっていくが、家族は衣服しか送れず、面会は許可されない。

 許高瑞さんの嫁・陳春燕さんは1人で1歳過ぎの娘の面倒を見ているが、警官らに嫌がらせをされ、そのために、陳さんは親戚の家に身を寄せた。しかし、警官らは陳さんの親戚まで押し寄せて来て、嫌がらせをした。その期間、警官らは何度も許さんの自宅をこじ開けて陳さんを探し、その際に、私物も押収した。そこで、陳さんは嫌がらせから逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。

 許さんの80歳代の母は、脳溢血のため身の回りの日常生活ができない。普段は許さん一家で交替で面倒を見ていたが、現在3人が連行され、許さんの母はとても焦り、息子たちの帰りを待っている。

 許さんは孝南区新舗鎮の公務員である。毎日コツコツと数十年働いてきた。2018年、許さんは年末でも休まなかった。普段の祝日は、交替で会社の留守番をするが、ほとんどは許さんがやっていた。週末以外は、許さんはほぼ毎日のように政府の事務所で働いた。

 塗愛蓮さんは孝南区新舗鎮遠大小学校の定年退職講師である。定年になってから1年余り、家で孫娘の面倒を見ていた。2018年から今年まで、許さんの母は2回も脳溢血(のういっけつ)を起こした。塗さんと息子、嫁などが交替で母の面倒を見ていた。許さんの母は退院後も身の回りの日常生活ができず、塗さんは毎日食事を持って行った。

 2019年9月26日夜9時30分ごろ、孝感市孝南区公安局、政治法律委員会、司法局、610弁公室、国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、新舗派出所の警官らが、まず最初の3人がノックし、許さんにドアを開けさせてから、十数人が押し入って来た。警官らは夜9時30分から深夜3時にかけて、30万元(およそ461万円)余りの現金と銀行カード、通帳、身分証明書など、全ての物を家宅捜索して、押収した。合計40万元余りの物品と、許さん夫婦が今まで貯めてきた貯金のすべてが押収された。警官らは許さんの一家3人を連行した上、息子の嫁までも監視した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/17/394679.html)