文/香港の大法弟子
【明慧日本2019年11月5日】
慈悲で偉大なる師父、こんにちは!
同修の皆さん、こんにちは!
一、修煉体験
1999年中国共産党が法輪功を弾圧する前、ある日テレビで「法輪功は病気治療と健康保持に不思議な効果がある」という報道を目にし、番組の中では医学教授の体験があり、教授の妻がガンになり、電気療法も化学療法も効果がなく、法輪功の煉功した後に体が変わった、と教授が言っているのを聞き、当時、私は法輪功の煉功をしに行きたいと思いました。10月になってからやっと私は煉功場へ行くと、輔導員に「弾圧前は100人近くいましたが、今は10人ほどが残っているだけです」と言われました。私は小さいころ中国国内で育ち、中国共産党が毎回のように政治運動で苦しめてきた人は皆、良い人達ばかりであることを知っていました。私の父親は商売をしており、その後、右派のレッテルをはった人間に捕まり、毎回の政治運動ではいつも批判される対象者でした。共産党が法輪功を弾圧し、この功は必ず学ばなければならないものである、と私ははっきりと自覚しました。
修煉を始めると、なんと体を鍛えるだけの簡単なものではなく、佛法修煉であることが初めてわかりました! その時は一日中楽しくニコニコして過ごしました。しかし当時は法理が何もわからず、どのように心性を修煉するのかさえ、わかりませんでした。そこで私は2005年から法を暗記し始め、3回目の暗記の頃に、ようやく法理が段々とわかってきました。『共産党についての九つの論評』が出た後、どのように三退を勧めるのかを学びました。翌日に観光地へ行って脱党を勧め、観光地へ行かない時は、家で法を暗記しました。2007年から毎日真相拠点へ行き始め、そして、法を暗記することも止めませんでした。『洪吟』、『洪吟二』、『洪吟三』を暗記し、今(訳注:2019年)は『洪吟四』を暗記しています。
二、観光地で法輪功の真相を伝え人を救う
以下は、私が同修と交流し、ここ数年間観光地で迫害の真相を伝え、三退を勧めてきた実体験とその過程です。
師父は「慈悲は天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可し」[1] と説かれました。
中国の衆生が出てくるのは貴重なことであると私は悟り、法輪功の真相を伝えに行かないこと自体、中国の衆生に申し訳なく思いました。そこで2004年『共産党についての九つの論評』が出て来ると、私は法輪功の真相拠点で迫害の真相を伝え、三退を勧め始めました。始めたばかりの時は系統的に話すことができず、ただ「法輪大法は素晴らしい、法輪功は迫害されており、共産党は法輪功を迫害しています」「法輪大法が素晴らしいことは、全世界が皆知っており、皆さんも知らなければなりません」と話せるだけでした。このように2~3の言葉だけを伝えていましたが、絶えず法を学ぶにつれて、師父が説かれたことを深く理解するようになりました。
「悪人と中共の迫害を制止し、暴露をしていることを政治に参与すると言われていますが、それならば、いっそのこと『法輪功とは何か』『中共悪党はどういうものなのか』『中共悪党はなぜ法輪功を迫害するのか』などのことを徹底的に説明しましょう」[2]
私は師父が説かれたこの三つの方面を中心として真相を伝え、いつも小さなパネルを手に持って、そして、事前にしっかりと準備した脱党名簿を手に持ち、観光客が食事をするレストランの外で真相を伝え、三退を勧めます。
ここでは、人が多い時には3000~5000人、私はパネルを掲げながら「法輪功は神を信じて佛を修めるもので、弾圧以前の中国政府は力を入れて高く評価していました。法輪功は自殺をせず、焼身自殺もせず、現在では世界の100以上の国にあまねく伝えられ、億を数えるほどの人達の文明の歴史があり、神を信じ徳を重んじます。中国は中国共産党ではなく、愛国は愛党ではありません。共産党は中国の伝統文化ではなく、無神論は階級間の争いを重視し、無神論者であるマルクスはサタンという魔物を信奉し、階級闘争こそが政治運動でした! これまでの各回の政治運動は、土地改革、三反運動、五反運動、反右派闘争、文化大革命、六四事件、歴代の総書記は皆よい結末を迎えていません。殺された者は文化界のエリート達であり、破壊されたモノは大切な伝統文化でした」と衆生に伝えました。
また私は衆生に「江沢民は法輪功を消滅させるよう命令を下し、江沢民は『殴り殺しても平気だ、殴り殺しても自殺として処理し、どんなに苦しめても行き過ぎではなく、名誉を貶(おとし)め、経済を断ち切り、肉体を消滅させろ』と命令を下し、そして生体臓器狩りが起きました。江沢民は海外で起訴されました。人間が治めなければ天が治め、天は全てを見ており、共産党は解体されなければならず、天が共産党を滅ぼします。あなたが党、共青団、少年先鋒隊に入った時、誓いを立てませんでしたか? 中国のお年寄りは、みな簡単に誓いを立ててはいけないことを知っています。あなたがこぶしを挙げて誓いを立てた時、命を共産党に捧げており、共産党はあなたの魂を獣のしるしに深く打ち込み、共産党が悪事を働くとそこにはあなたの分も含まれています。脱退してこのしるしを消し去り、共産党が行なう悪事とあなたとを無関係にしましょう。あなたに平安が訪れることを希望します。共産党のために罪を負ってはならず、党の組織内で脱退するのではなく、ペンネームや幼名で大紀元のウェブサイトで脱退してください。良心の上で脱退し、精神上脱退するので、仕事や生活に何も影響せず、脱退して神に見てもらってください」と伝えます。私がこのように言うと、多くの人は話をよく理解します。
◎観光客の質問に向き合い、はっきりと法輪功迫害の真相を伝える
観光客の中には、お金をもらっているのかどうか、と私たちに聞く人がいます。私は「私たち国内の法輪功学習者は法輪功の真相を伝え、迫害の資料を配り、警察に実刑判決を下され、刑務所に入れられ、拷問されて酷く迫害され、生きたまま臓器を摘出されているのに、これでもどこにお金がありますか? もし、私たちに大きな衛星を買うお金があれば、24時間絶えず皆さんに法輪功迫害の放送を流し、私たちが伝える必要もなくなります。私たちはここで皆さんの良知に呼び掛けており、この迫害を制止し、法に照らして悪人どもに制裁を加えるよう、呼び掛けているのです」と言います。私がこのようにると、観光客たちはみな理解してくれます。
観光客の中には「共産党の仰せに従え、法輪功の真相を聞いたり、受け取ったり、見たりしてはいけない」と言う人がおり、このような状況に遭うと、私たちも善念に基づいて観光客たちに「香港の言論は自由で、皆さんは知る権利を放棄してはならず、聞くのは構わないはずです。私が話すことは真実です。また皆さんに反共産党を叫ばせるのではなく、ただ善悪をわきまえるように伝えているだけです。道家は真を修め、佛家は善を修め、法輪功は真・善・忍を同時に修め、人に良い人になることを教えています。罪を犯していないのに迫害され、もし、皆さんが理解しなければ、神佛を誹謗中傷する罪は大きく、命で償わなければなりません。宗教を迫害することは、佛を滅ぼす行為であり、佛を滅ぼす罪は大きく、歴朝歴代において、佛を滅ぼせばみな因果応報に遭いました。共産党は神を信じず、今日の道徳的堕落を招き、売春・麻薬・賭博が氾濫し、汚職腐敗が蔓延しています。これらは全ては、中国共産党が神を信じないことに原因があり、直接関係があります」と伝えなければなりません。私は懇々と、パネルを指さしながら、観光客たちに伝えています。
ある人は相互監視を恐れ、またある人は「法輪功と私は関係ない」と言います。そこで私はその人達に「善悪の前では、神は人の心を見ておられ、もし共産党が解体された時、あなたが自分の態度を表明しなければ、あなたが残される生命なのか、それとも淘汰される生命なのか、どのようにしてわかるのでしょうか? ですから皆、未来を選択する態度を表明しなければなりません。そこで初めて、神は良い人を守るであろうし、良い人には良い報いがあります。法輪功の真相を理解すれば福報があり、善悪をわきまえ、平安を家に持ち帰らなければなりません」と伝えます。
師父は「この世ですれ違って、話ができなかった人にも慈悲を与えなければなりません。済度されるべき人、更に縁のある人を失わないでください」[3] と説かれました。
ですからここですぐに三退しなくても、その場で三退するかしないかとは関係なく、その人に法輪功の真相を伝えなければなりません。多く見て多く聞けば、ここで三退しなくても、次の場所で三退するのです。
◎異なるグループにも、同じように真相を伝える
ある人は幹部であり、リーダーであり、知識レベルが高くても、同じように伝えます。私は特に生体臓器狩りについて話し「郭伯雄と徐才厚の2人の軍事委員会の副主席は、江沢民の手にひきぬかれて、軍隊の後方部隊での生体臓器狩りの責任者を務めています。酷いことに生体臓器狩りを産業化し、法輪功修煉者の臓器を取り出して売買しています。一体、これはどういうことでしょうか? 徐才厚は現世で直ちに報いがあって死にました。周永康や薄熙来、令計画や郭伯雄はそれぞれ無期懲役を判決されました」と真実を伝えます。ある人は郭伯雄と徐才厚のことについて、もともと生はんかな知識しかなく、私がこのように伝えるとその人達はすべてわかり、そして、その人達はすぐに三退します。
高齢の人に向かっては特に「共産党は毎回の政治運動で人を殺しており、人が人をひどい目にあわせるというのは悲惨なことです。さらに、生体臓器狩りは天理が許さず、人間が治めなければ天が治めます。今日法輪功を苦しめれば、明日はまた誰かを苦しめるかもしれません」と話します。高齢の人達は話を理解すると三退します。ある人はそれでもまだ戸惑うので、私は戸惑っている人に「共産党が行なう悪事について、中国共産党のために何かを担ってはならず、あなたはよい人で、よい人には良い報いがあります」と伝えます。
若者に対しては特に「共産党の祖先はマルクスであり、白い肌で、鼻が高く、ひげをはやしており、サタンを信奉し、サタンは魔物です。これらは中国の伝統文化ではなく、中国には5000年の文明と歴史があり、神を信じ徳を重んじます」と話します。
学生達に対しては、特に天安門焼身自殺の真相を話し、事件のすべては政府が演出したでっち上げだ、と伝えます。ある人は子供を抱いていたり、子供を連れており、その人達に「共産党は多くの悪事を行ない、共産党は崩壊しなければならず、あなたが党・共青団・少年先鋒隊に入った時に、誓いを立てたしるしは消さなければなりません。それで初めて共産党が行なう悪事と無関係になります。また、子供はあなたの宝であり、あなたも子供も平安を保つためには、赤いスカーフをつけ、少年先鋒隊に入隊したことのある人は皆、脱退しなければなりません」と伝えると、多くの人が話を聞いて喜んで三退します。
ある時真相を伝えると人が集まり、真相を聞き終わって理解した人に仮名を与え、その人はまだ返答に迷っており、そばにいた人が待ちきれずに、その人に「速く、速く」と言います。そして、すぐに数人を三退させることができます。あるいはさらに多くの人が、三退した人達の善良な一面が表されたのを見て、正しい選択を行なうことができます。私は三退した人達のために喜び、三退した人達が未来に入れることを喜びました! 時間があれば多く話し、時間がなければ少なく話し、時には歩きながら話し、要点をつかみながらはっきり話すと、三退に誰もが同意します。真相を聞いて理解した後「共産党は良いものではなく、江沢民は死ぬべきだ」と言う人もいます。現在の状況は比較的良く、三退した後「法輪大法は素晴らしい、法輪功万歳」と言う人もいます。またある人は、私たちの平安を願い、体の健康を願い、多くの人が私に合掌することがあります。またある人は「ありがとうございました!」とお礼を言います。
法を正す過程が進むにつれ、中国共産党がよくないことを多くの人が知り、ただ心中では怒っているが口に出して言う勇気がないだけです。警官もみな私が真相を伝える良き対象者であり、時には警備員や道路の掃除人、建築労働者を見かけると、私はいつもチャンスをつかんで法輪功の真相を伝え、三退を勧めます。
◎法輪功の功法を実演し、中国共産党の嘘を見破る
ある時、観光客の一団が駐車場に着き、その観光客たちに歩きながら法輪功の真相を伝えます。ちょうど迎えのバスがまだ来ておらず、その時にある人が私に「煉功できるの?」と聞きました。もし煉功できれば、その観光客に煉功を見せることができます。その時、私は靴を履いたまますぐに地面で座禅し、そして、さらにパネルを広げ、天安門焼身自殺の王進東が座禅できていないことを指さしながら、「私たちの煉功は親指の先を接触させますが、彼の親指は重なっており正しくありません。さらに頭、手、体には防火用のマスクや衣服などを身に着けています」と言いました。「事件のすべては政府の手による演出です」と伝えると、この時に観光客は皆私を取り囲みました。私はさらに観光客たちに「李東生はもともとメディア関係の仕事を行っており、羅幹が正法委員だった時、彼らは一緒に天安門焼身自殺事件をでっちあげました」と伝えました。共産党は毎回の政治運動で恨みをあおり、それから派手に悪事を行ないますが、これらには全部因果応報があり、李東生は2015年に懲役15年の判決を受けました。最後に私は立ち上がり、観光客たちを一人一人三退させます。こうしてすぐに二十数人が三退し、観光客達のグループ全員を皆三退させました。最後に私は観光客たちに素晴らしい未来があることを願い、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!」を観光客たちに覚えてもらいました。
◎妨害に直面し、法輪功迫害の真相を伝えることは宝である
真相を伝えると時には妨害に遭うことがあります。ある時観光客が多く、私たちはちょうど法輪功の真相を伝えていました。ある近所の人が妨害にやって来て、その人が毒害されていることを私は知っています。そこで、二言三言説明して心の中で「彼女に機会を与えず、彼女を相手にせず、他の人が真相を理解することに影響してはいけない」と思いました。意外にも、その人が立ち去らないとは思いもよらず、私が行く所どこにでも付いて来ました。私はその人に詳しく真相を伝え、その人は私の話を聞き終わると、私たちが何をしているのかを理解しました。最後に私はその人に『明慧週報』を渡すと、満足そうに歩いて行きました。さらにある時、付近に住んでいるある近所の人が騒ぎに来て、私たちが国を売っていると言います。そこで、私は江沢民が国を売っている写真を取り出して、その人に見せ、「江沢民こそ本当に国を売っているのです」と言いました。しかし、数日連続して同じように妨害に訪れ、「これは闘争心ではないのか?」と私は内に向けて探しました。私はこの闘争心を取り除こうと決心し、正念を発して自分を正し、その近所の人をコントロールしている邪悪を除去しました。すると、その人が再び騒ぎに来た時、私はとても平静な態度で再びその人に真相を伝えました。その人は真相を聞き入れ、それから二度と妨害に来なくなりました。
◎善意で人を助ける
邪悪の団体は知らないうちに己を害しており、時には、邪悪の団体の人間たちがとてもかわいそうだと思い、邪悪の団体の人間たちを大切にしなければならないと感じます。
師父は「ですから、如何なる環境においても、如何なる情況においても、トラブルに遭った場合、善良の心、慈悲の心をもって全てに対処すべきです。自分の敵を愛することができなければ、圓満成就することはできません」[4] と説かれました。
そして、新しく来た邪悪の団体のメンバーがおり、私はいつも新しく来たメンバーたちに真相を伝えることがあります。当然、中には救えない人がいますが、聞こうとする人にはできる限り真相を伝えます。
かつて邪悪の団体のメンバーと話をし、そのメンバーは自分はキリスト教徒だと言います。私はそのメンバーに「キリスト教徒は神を信じますが、あなたもそうなのですか? 『新約聖書:ヨハネの黙示録』が言っている赤い悪龍とは中国共産党のことであり、共産党は他の空間では赤い悪龍です。イエスは神であり、中国共産党は無神論です。神を信じる人が無神論の人のために行ない、子羊のような人たちを迫害するのですね」と伝えました。私は新聞の写真を探し出し、その邪悪の団体のメンバーに真相を説明しました。その後、そのメンバーは二度と現れませんでした。また年配の邪悪の団体のメンバーがおり、私は「神を信じていますか? 家で神を拝んでいますか? 法輪功は神を信じており、共産党が法輪功を迫害していることには罪があります」と尋ねると、それからこの年配のメンバーは見なくなりました。私たちが真相を伝えて人を救うことを行なえば、必ず邪悪の団体が妨害してきます。また、その試練は大きく、発正念を強める以外に、さらに、いつも修煉者の基準に照らして自分に要求し、心性を守らなければなりません。できるだけ邪悪の団体のメンバーたちの魔性を抑制し、妨害を最低限に減らさなければなりません!
三、結び
私たちが正しく行ないさえすれば、師父は私たちに知恵を与えてくださり、私たちはただ口を動かし、手を動かすだけで、師父は縁のある人をそばに連れて来てくださいますので、多くの人を救うことができます。私自身も多くの人を救わなければならないと気づいたので、大法の活動がある時、私はいつも一刻も無駄にせず、休憩時間中にも観光地に行って法輪功の真相を伝え、その後、再び急いで活動現場に駆け付けて、時にはパレードの隊列に加わります。また時には沿道で通行人や観光客を三退させます。比較的苦労しますが人を救うことができ、とても行なう価値があると感じています! 真相を伝える過程で、多くの事柄に遭うことがあり、その中には妨害もあり、試練もあり、苦しいこともあれば、楽しいこともあります。すべて私に修煉させるためのものであるとわかっています。法を正す進展が絶えず推進されるにしたがって、私たちは急いで、急いで人を救わなければならず、より多くの人々を救わなければなりません!!
以上が、私が観光地で法輪功の真相を伝えた修煉交流ですが、もし不足のところがあれば、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。
慈悲で偉大なる師父に感謝申し上げます!
同修の皆さんに感謝します!
(2019年香港法会発表文章)
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」
[2] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「政治に参与しているのではない」
[3] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」
[4] 李洪志師父の経文:『オーストラリア法会での説法』