文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年11月8日】今年、動態ネットに「中国共産党は9に逢えば、必ず大事あり(末尾に9がつく年には、必ず動乱が起きるという言い伝えがある)」や「中国共産党の寿命は70まで」に関わる文章が多く掲載されています。最初の頃、中国共産党は今年滅びるのではないかと考え、そのことに執着していました。しかし、心の中では修煉者として、時間や客観的な環境に執着してはいけないと感じています。
この執着が出てきたら、私は発正念でこの執着を滅します。しかしながら、「今年迫害が終わりますように」という望みは、今でもずっとあります。今年5月の下旬に米中貿易摩擦が始まり、多くの文章は中国共産党が経済的に破綻することによって、政治上でも破滅することになると分析しています。それによって、私はアメリカやトランプ大統領に希望を託していました。6月11日に、香港の『逃亡犯条例』に反対する抗議デモがあり、この事件は中国共産党が滅びる導火線だと思いました。私は毎日動態ネット上のニュースを見て、共産党がいつ滅びるのかの時間の手がかりを見つけようと探していました。もし、ニュースの文面に、中国共産党がそろそろ滅びると分析されているとしたら、私はとても嬉しいと感じます。
このような常人や客観的環境に依頼する心がますます重くなり、最後には、毎日動態ネットを開くと、いつもこの関連ニュースを見ないといけないようになりました。今年5月から、ネット封鎖がもっとひどくなり、動態ネットは常に開けない状態になっています。こんな時、私は少しずつ落ち着きを取り戻し、内に向けて探して、これらのニュースを見たいという動機や心理状態が正しいかどうかを反省するようになりました。
もし、多くの同修が私と同じような状態でしたら、皆がこのような執着を持つのならば、旧勢力が悪事を働く理由となり、環境をもっと複雑にして、私たちの道がもっと難しくなることでしょう。
明慧ネットは同修の交流のプラットフォームです。そもそも動態ネットを開く目的は、明慧ネットを見るためです。
迫害が発動された時、私たちは希望を当時の国家主席に託しましたが、旧勢力はその国家主席を悪い方向へと変えさせました。その後、私たちは希望を国連の人権機関に託しましたが、結局のところ、国連人権機関は中国共産党に利用されました。私たちはまた希望を共産党内のあるリーダーに託しました。しかしながら、迫害はずっと続いています。明慧ネットにこれについての交流文章がたくさんありますが、なぜ、私達はこのように心が定まらず、教訓も沢山あるのに、なぜ、私達はしっかり教訓を受け止められないのでしょうか!
正法時間への執着をもっと深く掘り下げて、安逸心や依頼心、恐怖心、色欲心、人間の幸せを求める心など全部まとめて、これらの私心がミクロの次元で作用したものです。師父は修煉者を保護されていますが、常人のままでいい人を保護されることはありません。
師父は「法を得ることは皆さんが人間になったことの根本的な目的です」[1] と説かれました。
私は「私たちの修煉は常人のよい暮らしをするためではなく、心性を昇華して無私無我の境地になり、宇宙の衆生を保護する高い次元の生命になるためのものである」と悟りました。
宇宙は法を正しており、私たちが救い済度するのを無量の衆生が待っています。私がまず思ったことは「衆生が救われたかどうか」ではなく、迫害のない社会環境で人を救うことに執着しているのであり、実際にはやはり、自分の好みに合うやり方で衆生を救いたいと思うか、あるいは、早く迫害が終わってほしいということです。これは「私」の表現ではないでしょうか? そして「私」はまさに、旧宇宙の属性であり、私たちは無私無我にまで修めなければならないのではないでしょうか? 新宇宙が圓融不壊であることができるのは、根本的な属性が「他人のため」であるからではないでしょうか?
「もし、法を正すことがずっと続いていくのなら、私はまだ修煉するだろうか?」と自問しました。心の中で堅く「修煉する。なぜなら、人であるということは本来、大法が説かれていることに基づいて行なわなければならず、『真・善・忍』に同化しなければならないからだ」と答えました。ここまで書いて、体が思わず震えました。常人に依存し、社会環境に執着し、このまま続けていくのは危険ではありませんか?
もし、私と同じような執着を持っている同修がいるならば、このことをしっかり認識し、裏側に隠された人心を掘り出して、時間を無駄にせず、三つのことをしっかり行ない、正法時期の主役として先史の誓いをしっかり果たし、師父の慈悲なる済度に応えられるように願います。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『台湾交流会へ』