文/中国の大法弟子の妻
【明慧日本2019年11月13日】法輪功を修煉する前の夫はタバコを吸い酒も飲み、トランプやマージャンを好んでやるし、美味しいものには目がなく、息子に暴力を振るうのもしばしばでした。法輪功を修煉して以来、夫はこれらの悪い習慣を全部改めました。
夫が法輪功を修煉し始めたある日の昼食中に、私は法輪功のことをあまり知らず、修煉に反対して彼の脚を蹴り、その後、テーブルにあるいくつかのおかずを夫の襟元から服の中に全部流し込みました。しかし、夫は抵抗するどころか、かえって笑って服を洗いに行きました。私に罵声を浴びさせられても言い返すどころか、「法輪功は人に真・善・忍に従って良い人になるように教えているので、心も身体も浄化され、家族までもが恩恵を受けるんだよ」と笑顔で、優しく言ってくれました。
私が法輪功のことをまだよく分からなかった頃に、迫害を受けて帰って来た夫によく罵声を浴びせ、「あなたには良心がなく、家庭に対する責任感もなく、果たすべき義務も果たしていなし、自分のことしかしない。家庭に大きな苦痛をもたらしているだけでなく、私と子供は世間から白い目で見られ、非難される羽目になった」などと苦情を言いました。
しかし、いくら罵られても夫は怒らず、「法輪功は真・善・忍を重んじ、人々に良い人になるように教えている。私には家族への思いやりがないのではなく、迫害を受け、家のことに気を配る余裕がなかったのだ」と言って、私に法輪功迫害の真相を伝えました。
法輪功のことをよく知らない息子も、自分が受けた悔しい思いや苦痛は父親がもたらしたものだと誤解し、包丁を手にして父親を殺そうとしました。それでも夫は怒らず、息子にずっと迫害の真相を伝え続けました。その後、息子は父親には私心がなく、本当に真心から他人のことを思っているのを目にして、父親の行動を理解するようになり、逆に尊敬する念を起こし、どんなことも相談するようになりました。
夫は嘘を言わずに真心を持って人に接し、名利を求めず、常に他人のために考え、人を傷つけないように自分の言動を律しています。トラブルがあった際には自分の非を探し、世間が認める良い人になろうと努めています。
教師として務めていたとき、学校の壊れたスピーカーを市内に持って行って修理してきてほしいと上司に言われ、夫は何も言わずに同意し、郊外と市内を行き来する交通費さえ請求しませんでした。
生徒たちに頼まれて市内の書店から数十冊の参考書を購入して来たときも、1円も多めにもらわず、貧困生であれば書籍代をもらわないだけでなく、家にある本も生徒たちに読ませるために学校に持って行きました。
夜間の便宜のために、私たちは家の前でワット数が小さいセンサーライトを取り付けていて、日中も常時つけていました。私は、「電気代が勿体ないので、ライトを外そう」と言いましたが、夫は「皆のためになるから、そのままにしておこう。それほど電気代もかからないよ」と言いました。
ある日、スーパーで買い物をしていた夫は、手にも野菜を持ち、手提げのビニール袋にも野菜がはいっていて、レジを通る際にビニール袋の分の支払いを忘れて店を出てしまい、帰りに思い出して、また店に戻って袋に入っている野菜の代金を支払いました。
学習指導をした生徒からソーセージとベーコンをプレゼントされたので、夫は生徒に200元を渡しました。その後、スーパーマーケットで価格を知り「200元は少なすぎた。もう少しお金を渡さなければならない」と言いました。
別の生徒の両親からちょっとしたイチゴを渡されると、夫はその生徒の両親の電話カードに100元をチャージしました。
夫が学習塾で教師を勤めていたとき、夫を家庭教師として迎えたいと依頼しに来る保護者が多くいましたが、夫は全部断りました。「これは塾にとって不利なことなので、このような利己的で他人に損害をもたらすことは決してしません。黄金には値をつけることができますが、人格には値を付けることができないほど貴重なのです」と言いました。
夏休みの間、塾から夫に6500元(およそ10万1000円)の授業料が支払われましたが、額が大きいと感じ、5300元だけを受け取り、1200元を返しながら社長にこう言いました。「社長には面倒をみなければならないご高齢の両親や、お子さんがおられて大変でしょう。5300元(およそ8万3000円)で十分です」。その時に、塾の人達はそれを聞いて皆、感動しました。
夫には両親と3人の姉妹がいますが、舅が亡くなるまで、ずっと夫だけが扶養費を払っていました。今は、毎月姑に200〜600元の生活費を送っています。
結婚して二十数年になりますが、夫は私を怒ったことがなく、きつい言葉も一度も言いませんでした。家の事は大小に問わず、ほとんど私が決めてきました。私の両親にもよく孝行してくれ、母が亡くなった今、私の父や家族、親戚、友人にもとても親切です。
これらのことは彼に関する事例のごく一部にすぎません。
夫はよくこういう話をします。「私たちは良い人として努めるべきで、嘘をつかず、悪いことをせず、他人のうまい汁を吸わず、自分のものでなければ手を出してはいけない。常に冷静さを保ち、衝動的になってはならない。名利に淡泊で物事をきちんと行ない、他人のためによく考えて、トラブルにぶつかったら動揺せずに自分の間違いを探し、他人を叱責してはならない。また、他人の陰口を言わず、他人がどんな態度で接しても、私たちは一貫して相手に優しく接してあげるべきだ」
夫は声を荒げたことがなく、汚い言葉を口にしたことも、負けん気を起こしたこともありませんでした。また、夫は飲む打つ買う等のこととは縁が遠く、人を騙したり、噂話等したことがなく、殴られても殴り返さず、罵られても言い返さない人です。
夫は同僚や友人にも優しく、目上の人を尊重し、家庭の睦まじさを保ちながら周りの誰にでも親切です。このような善良な人はどこで探せますか? これらはまさに夫が法輪功の真・善・忍を学び修煉してからの変化であり、夫はいかにして良い人、さらに良い人、真の良い人になれるかの方法を心得たのです。これが私の夫であり、これが夫の人生です。
妻以上に自分の夫を知る者はいません。数年来、夫の言行一致を目にしてきて、私はやっと夫が言ったすべての事が真実であることを信じられ、法輪功が人々に良い人になるように教えていることが分かりました。特に家庭のことで、私を感動させた出来事はまだまだ沢山あります。夫と接すれば接するほど、夫が良い人だと実感します。今、私たちの家にはトラブルや口論もなく、お互いを尊重して譲り合い、信頼と寛容がある楽しい生活を送っています。
1998年に法輪功を修煉し始めて以来、夫は以前よりも健康になり、薬を飲んだことや注射を打ったこと、また、点滴を受けたこともなく、入院など一度もしていません。
夫の唯一の欠点は朝食を用意してくれたことがなく、家事を率先して分担してくれないことぐらいです。将来、この点を改善して、完璧な夫になることを願っています。