文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年1月17日】中国共産党は大・中・小学校の学生を毒害するだけではなく、魔の手が幼稚園まで伸びてきました。しばらく前、園長は幼稚園の先生たちに、「中国建国70年を祝うための愛国、愛党の教案を用意しなさい」と知らせました。無邪気な園児達が毒害されそうになるのを見て、私はとても焦りました。
私は直ちに旧勢力の按排を否定し、師父にご加持をお願いし、「園長と先生たちを支配している邪悪生命と要素を一掃し、子ども達を毒害しないように」と発正念をしました。
発正念をしてから、ある先生は私に「国旗を描く人もいるし、国章を描く人もいます。『白毛女』(※1)の物語を子供達に話したいのですが、どうでしょうか?」と聞いて来ました。私は「何の目的で子供たちにその話をするのですか?」と聞くと、彼女は「復讐ですね。殺された両親のために彼女は復讐したから」と言いました。そこで、私は「古人曰く『一歩引き下がれば世界が広々と開ける』、『許せるところは許す』、『仇を仇で返し合ったらきりがない』などがありますが、古代の人でも人々に寛容、忍耐を教えているのに、まして私たちは無邪気な子どもに憎しみを教えてはいけません。心に憎しみをいっぱい持っている子どもはどうなるでしょう? 心が歪み、文句ばかり言い、人を許さず、貪欲で性格が暗い子になるでしょう。このような園児が多くなると、暴れたり、事故を起こしたりしやすくなるから、私たちも管理しづらいでしょう」と言いました。
幼稚園の先生として、安全の問題はいつも第一に考えることで、こう言うことで、先生の頭にある戦いや憎しみの観念が取り除かれ、中国共産党の教材に不信感を持つようになり、伝統文化を受け入れやすくなりました。師父は「伝統に戻れば路(みち)は天に通じる」[1]と説かれたからです。
さらに、「中国には五千年の歴史があり、世界的にも有名な四大発明もあり、例えば蔡倫が発明した製紙術は、中国に栄光をもたらしてくれました。このようなことを子ども達に知ってもらったほうがいいのではないでしょうか」、また「本当の愛国心とは何でしょうか? 例えば、中国人が信号を無視しているのを外国人に見られたら、何と言われるでしょうか? 中国人の教養は悪すぎると言われるでしょう。それこそ中国に泥を塗るのではないでしょうか。私たちは子供たちに国を愛することを教える時、まず自身の教養を高めることから言うべきではないでしょうか? 国を愛すると言うと、すぐに国旗、国歌を思い出すのではありません。まして、今の教科書の中の物語やヒーローには嘘が多いですから」と言いました。
先生は私の話を聞き入れてくれ、すぐにまったく違った教案を作り、授業の時、子供たちはとても真剣に聞きました。先生は子供たちに「どのように国を愛すべきでしょうか?」と聞くと、子供たちは「孝行する」、「人を助ける」、「譲り合う」、「交通ルールを守る」などと答えました。子どもたちはみんな無邪気で可愛くて、笑顔がいっぱいで、みな正々堂々とした中国人になろうとしていました。
授業の延長時間では、子ども達の手作業能力を高めるため、先生は園児と一緒に折り紙をしました。
幼稚園の先生をしている同修たちに呼びかけたいのですが、子供たちにもっと中国の伝統文化を話し、もっと身を処する方法を教えてください。明慧ネットから『赤ちゃんの童話集』をダウンロードしてください。
その後、私は発正念を強め、毎日、幼稚園にある邪悪要素を一掃しました。ある日突然、園長は私に「学習強国」のアプリを削除してよい、習近平の講話を習わなくてよい、赤い教案を作らなくてよいと言いました。
私は心の中で黙々と「師父、ありがとうございます」とお礼を申し上げました。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟五』「再び造る」
(※1)白毛女(はくもうじょ) 貧農の父親の借金の肩に、中国国民党とつながる悪辣な反動地主から暴行を受けた貧農の娘が山奥の洞穴に逃亡、隠れている間に白髪となったものの、解放軍に救い出され、地主を打倒するまでの姿を描く。