【明慧日本2020年2月11日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省朝陽市建平県劉家溝村の法輪功学習者・付景華さんと夫の尹国志さんは、中国共産党による法輪功への迫害が20年間続く中で、何度も迫害を受け、一家はずっと困窮して流浪の身となり、経済的にも極めて苦しい状況に追い込まれた。付さんは7年間の刑務所生活を経た後に、警官らによる嫌がらせや恐喝が続く中で、ついに限界となり、2019年12月31日に臨時の借家暮らしの中で亡くなった。53歳だった。
現在、夫の尹さんは建平県留置場に拘禁されており、まだ、妻の死を知らない状況下にある。
「真・善・忍」を堅持するため、懲役7年を下される
付さん夫婦は1999年7.20以前に法輪功に出会い、2人とも健康になり家庭が睦まじくなった。
中国共産党のトップだった江沢民が法輪功への迫害を始める中で、付さん夫婦は「真・善・忍」を堅持しため、何度も嫌がらせを受けて連行され、拘束された。
2009年7月28日、地元の警官らは付さんの家に押し入って付さんを連行した。その際に、夫の尹さんはそこから逃走した。3ヵ月後、朝陽市留置場まで連行された付さんは、懲役7年の実刑判決を下され、瀋陽大北刑務所に移送され、労役させられるなど非人道的な迫害を受けた。
今回の迫害で、尹さんは逃走し、付さんは重刑を下されたため、幸せな家庭は崩壊した。家の中には70、80代の年配者と子供だけが残され、身体が弱い尹さんの母親は、病床で寝たきりの父親の世話をしなければならなくなった。ちょうど秋の収穫の季節になり、親戚や隣近所の人達が手伝って、農作物の収穫を済ませた。
その後、朝陽市建平県公安局の警官らは待ち伏せたり監視したりして、手段を選ばず連座制や騙すなどの手段まで使い、尹さんを指名手配する告示と写真を建平大通りの至る所に貼り、懸賞金までかけた。そこには懸賞金5万元(およそ78万円)と書かれていた。
尹さんを連行しようとする警官らは、何度も他の学習者の家に行き、嫌がらせを働いた。その時、建平、凌源、朝陽地区の多数の法輪功学習者が連行され、家宅捜索を受け、数万元に上る現金を押収され、さらに数人の学習者が仕方なく家を出て、路頭に迷った。
その後、尹さんは指名手配者として全国範囲で通知された。十数年来、尹さんはずっと家に帰ることが出来ず、放浪生活をしていた。
このような状況下で、建平県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、何度も家に来ては嫌がらせをし、恐喝した。付さんの姑は大きなショックを受けて、心臓病と高血圧が再発して、2014年に死亡した。付さんの実の母親も娘を心配するあまり、2013年に亡くなった。
2018年12月13日に、再度15日間拘束される
2015年、7年の冤罪を終えて帰宅した付さんは、社会保険の手続きをしようとした際に、自分の戸籍がすでに取り消されていたことが分かった。
2018年12月13日、付さんは再度警官らにより連行され、朝陽市留置場で15日間拘束された。
付さんの舅は世話をする人がいなくなり、心細くなり一層息子のことを心配し、巨大な圧力に耐えられなくなり、付さんが留置場から帰宅して間もなく、舅は亡くなった。
2019年7月の前に、地元の警官らは二度も付さんの家に行き、「保証書を書かなければ、前回は7年の判決を下したが、今回は16年の判決を下す」と脅かした。付さんは家にいる勇気がなく、仕方なく、放浪生活を余儀なくされた。
家を離れた付さんはやはり夫と息子を心配し、何度も迫害されて打撃を受け、ついに限界となり、2019年12月31日に臨時の借家暮らしの中で死亡した。