文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年2月28日】私は殆ど毎日出かけて直接人々に法輪功の真相を伝え、資料を配っていました。武漢で新型肺炎が発生してから、衆生が危険にさらされているのを見て、緊迫感を強く感じた私は、家にじっとしていられず、大晦日と正月も休まずに人々に真相を伝え、毎日20人ほどを三退させました。しかし、正月を過ぎると、村が封鎖され、道路が封鎖され、街にはほとんど人がいなくなりました。ようやく人に会い根気よく真相を話すと、ほとんどの人が三退しました。たまにはどうしても三退しない人もいますが、そうした場合、私は善念を相手に残し、また救われる機会が訪れるように願いました。
いつもマスクを付け、人と距離を保つようにしています。それは自分のためではなく、相手のために考えているからです。そうしなければ、私達がおかしいと見られるでしょう。一度、マスクを付けていない男の人に会いました。彼に真相を伝えても全く聞いてくれないので、最後に、「マスクを付けたほうがいいですよ。自分の安全にも気を付けましょう」と言うと、彼は表情が変わり、嬉しそうに、「じゃ、法輪功の資料を見せてください」と言い、そしてあっさりと真相を受け入れてくれました。
また作業を終え、頭に汗をいっぱいかいた40代の男性に会いました。真相を話そうとしましたが、彼はまったく聞こうとせず、資料も見ようとしないで、スクーターに乗ってその場を離れようとしました。「汗を拭いてください。汗をかいたままだと、風邪を引きますよ。今の時期、風邪を引いたら、大変なことになりますから」と言うと、彼は態度を変え、三退に同意しました。
今日、怖い顔をした2人の男性に会いました。私が近くに行って真相を話すと、その中の1人は携帯電話を取り出し、派出所に電話をかけるふりをして、「俺が何者か知っているか?」と言いました。「あなた達のために言っています。この災難から無事に逃れることを願っていますよ」と言うと、もう1人がやって来て、「資料を見せてください」と言いました。私は法輪功の資料が入ったUSBメモリーと新型肺炎に関する資料を渡し、「必ずしっかり読んでください」と伝えました。
同修は「あの2人は怖い顔をして、よい人のように見えない」と言いました。「もう他の選択肢がない。今、危難が目前に迫り、衆生が救われる機会がますます少なくなっているので、機縁を逃してはいけない。師父は傍におられるから、恐れる事はない」と言いました。実は、恐れる心は真相を伝えない口実になりません。大法弟子は命を担保にして誓約を交わしました。恐れる心があるからと、自分の誓約を果たさなくていいでしょうか? やるなら、正々堂々と大法弟子らしくやらなければなりません。自我を放下し、衆生の為に考えれば、恐れる心も弱くなります。時には、本当に一心不乱になるのです。
警官が1人の場合、私は法輪功の真相を伝えます。今は通行人が少ないので、団地や村の入口でパトロールして腕章を付けている人にも、警備員にも真相を伝えます。彼らも救わなければならないからです。疫病の前で、貧富貴賤に関係なく、身分や肩書に関係なく、すべての人を救わなければなりません。
真相を伝える中、自我がますます少なくなったように感じました。多くの執着心も知らないうちに薄くなり、慈悲心が次第に現れ、時には、衆生の立場に立って、口ではなく、心で真相を伝えているように感じました。「修は己にありて、功は師にあり」[1]ですから、偉大な師父は私を加持してくださっているのです。
真相を伝えるのは修煉の過程で、自我を放下し、他者の為に昇華する過程でもあります。私達に人を救いたい気持ちがあれば、師父は縁のある人を連れて来られます。自我を放下し、衆生の為に行なえば、衆生は必ず救われます。新型肺炎が猛威を振るっている中、衆生を大切にし、最後の機縁を大切にし、師父が犠牲を払われて延長してくださった時間を大切にすることは、自分を大切にすることでもあるのです。
法を正す日々が過ぎ去って行けば、もう戻って来ません。今世、大法弟子になれたことはこの上なく光栄です。師父の慈悲なる救い済度に感謝いたします。師父のご恩に叩頭して感謝いたします。弟子は必ず師父の教えをしっかり覚え、自らをしっかり修め、もっと多くの人を救うようにいたします!
現段階での少しの認識です。法に則っていない所があれば、慈悲なるご叱正を宜しくお願いします。
注:
[1]李洪志師父の著作:『轉法輪』