【明慧日本2020年3月22日】(河北省=明慧記者)河北省秦皇島市(しんこうとう-し)北港鎮の法輪功学習者の徐秀娟さんが、2018年12月11日に不当に審判され、海港区裁判所と秦皇島中級裁判所に懲役7年の実刑判決を宣告された。その後、2020年1月15日に、河北省石家庄女子刑務所に移送された。
徐さん(50代女性)は、秦皇島市北港鎮木柞谷村に居住し、多くの病を患っていた。リウマチや高血圧は治療を受けても効果はなかった。法輪功を修煉してから健康になり、気性もだんだんとやさしくなった。
連行され、留置場で虐待される
2017年6月7日、秦皇島市北港鎮派出所の所長・楊勇と警官の劉哲ら20人が徐さんの家に侵入し、引越し会社を呼んで来て、大量の家財を押収した。その後、徐さんは手錠と足かせをかけられ、秦皇島市第一留置場に拘禁された。
2018年1月29日、留置場で徐さんは無理やり薬を飲まされ、警官は薬代を求めるために徐さんにサインさせようとしたが、徐さんは断った。警官の胡イの指示で、受刑者の寿琳と馬家佳が徐さんを酷く殴ったり、掴んだりし、徐さんの手を傷つけられ血が流れた。結局、受刑者の寿琳と馬家佳の虐待により傷つけられた徐さんは、強制的に薬代の請求書類に拇印を押してしまった。
徐さんは強引に薬を飲ませられることを拒んだので、警官と受刑者らは徐さんに15キロ余りの足かせを付け、徐さんの両手を交差してベッドの柵に縛り上げた。4日間徐さんはこの状態で飲食して、大、小便も、ベッドの上で済ませるしか仕方がなかった。徐さんは心身ともに理不尽な苦しみを嘗め尽くした。
不当な審理を受け、懲役を宣告される
2018年12月11日に徐さんは海港区裁判所で審理された。裁判官は趙琳琳、公訴人は白宝忠、女性の警官女2人と男性警官1人、陪審員2人から構成され、家族が6、7人傍聴した。
裁判所で、弁護士は公訴人が言う有罪であるとした告発を否認した。公訴人の提出した「証拠品」は派出所の警官が当事者の徐さんを連行し、家に人がいない時に家宅捜索をして奪ったものである。これは違法行為であり、現場の証人がいないし、本案件の書類もなく、警官らが法律に背いて準備したものである、と弁護士は述べた。さらに、弁護士は徐さんは「真・善・忍」を信じ、法輪功には組織のなく、自由意志に基づき学んでいたことを述べた。
徐さんは体がまだ衰弱して顔色が青白かったが、自己弁護した。法輪功は人に善に向かうよう教え、学習者は「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」を実行しているだけである。最後に「真・善・忍」を信じることは罪にはならず、無条件で解放されるように要求した。
しかし結局は、海港区裁判所と秦皇島中級裁判所は徐さんに懲役7年の実刑判決を宣告した。2020年1月15日に徐さんは河北省石家庄女子刑務所14区に拘禁された。