文／中国の大法弟子

　【明慧日本2020年6月13日】ある日、住宅地で車椅子に座っている老婦人に出会いました。挨拶すると、老婦人は自分の肺が繊維化しており、息が苦しく、普段家で酸素を吸っており、たまにマンションから下りて来て車椅子に乗っているのだ、と言いました。私が「治療できないのですか？」と聞くと、老婦人は「病院ではもう治療ができないと言われ、今は酸素を吸ったり、薬を飲んだりして何とか維持しているの」ととても落ち込んでいる様子でした。

　「大法の真相を伝えなければ、この生命はもう危ない」と思い、そこで老婦人に、「いい方法を教えましょう。法輪大法をご存じですか？　法輪大法はいい人になるように教え、道徳を重んじ、人を救い済度する佛法です。法輪功は病気治療にすばらしい効果があり、難病やガンを患っている人でも煉功すれば治りますよ。私は法輪大法を修めて20年にもなりますが、とても健康で薬もあれ以来飲んでいません。くれぐれも政府の宣伝を信じないでください。それは全部真っ赤な嘘です。あの天安門焼身自殺事件はすべて自作自演です。法輪功に罪を着せる陰謀です」と大法の真相を伝えました。

　老婦人はとても真剣な表情で聞いてくれました。その間、私は発正念をして、彼女の背後に潜んでいる共産邪霊を一掃しました。老婦人に「法輪大法は素晴らしい、真·善·忍は素晴らしい」と念じるように教え、その際に声を出して念じても、黙々と念じても構わないが、繰り返して誠心誠意に念じるようにと告げました。そして、「お金も要らないし、座っていても、横になって寝ていても、歩いている時でもいつでもでき、後はあなたの誠意しだいです。やり遂げられれば、きっと効果があり救われます」と私は勧めました。

　そして、師父の『洪吟四』の「万法の宗」、「真・善・忍の三文字、聖言の法力無限　法輪大法は素晴らしい、真念で万劫が変わる」を老婦人に読んであげました。老婦人は「9文字の真言」を繰り返して念じて、しっかり覚えてくれました。

　2日後、また老婦人に出会いました。今度は住宅地の外の大通りの傍でした。「あの時のおばあさんですか？　ここまで歩いてきたのですか？」と私は大変驚きました。老婦人は「そうよ。足がしっかりして来て、呼吸も楽になったから、今日はここまで歩いて来たの。100メートルぐらい歩いたわ」と言いました。私は無理しないようにと言って、そして、「9文字の真言を念じていますか？」と聞くと、老婦人は「毎日念じていますよ。時間があれば念じて、マンションを上る時も、下りる時も念じているのよ。そうでなければ、ここまで歩いてこれないわ」と言いました。

　老婦人はとても嬉しそうな様子でした。私は「中国共産党（以下、中共）の関連組織に加入しましたか？」と聞くと、彼女は頷きました。「法輪大法はいい人になるようにと教え、病気治療や健康維持に特効があります。そして人を救い済度し、さらには、菩薩や佛も修めることが出来るのです。それなのに、中共は法輪功を弾圧し、修煉者を酷い目に遭わせ迫害しています。『人は物事を行ない、神様はそれを見逃さない』、『善悪には報いがある』と言われているように、神が天罰を下す時、くれぐれも中共の副葬品にならないようにしましょう。三退して平安を守りましょう。仮名でも幼名でも構いません」と伝えると、老婦人は「分かったわ、脱退するわ」と快諾しました。私はさらに2冊の大法の真相資料を渡しました。

　3回目に老婦人に会った時は、市内の道路の横断歩道の所でした。老婦人は「朝市に行こうと思ったが財布を忘れ、一旦戻ってまた来たの」と言いました。とても信じられませんでした。真言を教えて、まだ、10日間しか経っていないのに、その変化にとても驚きました。

　私は「法輪大法の本を読みますか？　中には人生の意義や病気の原因、どうすればいい人になれるのか、修煉の重要性などが書かれています」と言うと、老婦人は目が悪いと言ったので、「では、録音を聞いてください。本も1冊プレゼントします」と言って、私はラジオやイヤホン、充電器などを買って来て、老婦人に師父の説法録音を聞かせました。そして、「必ず精神を集中させて聞いてください。体に何か反応があれば、それは体の悪い物が取り除かれていることですから、必ず続けてください」と言い聞かせました。老婦人はこれらのことを全部承諾しました。

　再度、老婦人に会ったのは5日後でした。その時、彼女は帽子をかぶって、両手を後ろに組んで軽やかに歩き、普通の人と変わらず、目が輝いていました。老婦人は嬉しそうに、「師父の説法を毎日聞いているわよ。時には1日に2、3講も聞いているの。薬も1日7、8錠から2錠まで減らしたわ。今はよく歩いていおり、結構遠くまで歩けるようになったわ」と言って、そして、「病院で知り合った友達と連絡を取っていたが、今はほとんどの人が亡くなってしまったの。私より病状の軽い人でも亡くなったわ。今、残っているのは私1人だけよ」と言いました。

　私は「法輪大法を習って受益しましたね。師父はあなたを救ってくださり、あなたの寿命を延ばしてくださいました。必ず大切にしてください。心性を修めることも大切にして、大法の要求通りにやってください。そして、9文字の真言をよく念じてください。五式の法輪功の功法も習ったらどうですか？」と勧めると、老婦人は「次回、あなたに会った時に、法輪功を習いたいわ」と快諾しました。