【明慧日本2020年6月19日】(米国=明慧記者・王英)米国のマイク・ポンペオ国務長官は2020年6月6日、米国民の抗議活動について、中国共産党(以下、中共)が事実に反する下劣な宣伝をしているとの声明を発表した。
ポンペオ長官は声明の中で「中共はジョージ・フロイドさんの死亡事件を利用して、自国民の基本的人権のはく奪を正当化している。これは再び中共の正体を露呈した。歴史上の独裁者と同様、中共の権力欲に適していれば、どんな下劣な虚言も吐いてしまう。しかし、中共の笑止千万なプロバガンダはもう人を騙すことはできない」と述べた。
ポンペオ長官は、米国の民主体制と中共の専制政治は本質から異なっているという。「中国において教会が焼かれる時は、ほぼ中共の指示で行われている。米国では教会が焼かれ、放火した人は法の下で裁かれ、政府は消防車を送り消火の手助けをして、そして被害者を慰問している」と指摘した。
声明は、米中の違いを例にあげて説明した。「中国において、香港から天安門広場に行って平和的に示威した時、武装民兵に棍棒で殴られている。これらの市民は民の声を代弁しているにすぎない。記者の報道によると、中共のこれらの暴行罪は無期懲役に値するという。米国において州と連邦政府の法を執行する部門は、違法行為をした警察官らを法の下で裁き、平和的な抗議を歓迎し、同時に略奪や暴力活動を制止する。そして『憲法』にもとづいて権力を行使し、すべての人の財産や自由を守る。我々のメディアは隠さず各地の活動を報道し、全世界に伝えている」
ポンペオ長官は、中国で医師と記者が新型コロナウイルスのもたらす危険性の警告を発した時、中共は彼らを黙らせ、あるいは消滅させ、そして感染症の爆発範囲と死亡者数を過小報告した。しかし、米国では命を大切にし、感染症を治療するための透明なシステムを作り、同時に全世界規模の大疫病に対処する責任を担い、この点についてどの国よりも多く行なっているという。
ポンペオ長官は、中国においては、国民が中共と異なる観点を持つと、中共は彼らを労働教養所に投獄すると述べた。かつ人々が(香港と台湾のように)自由を手に入れようとすると、その自由は中共に抑制され、中共は人々をその独裁政権に服従させている。しかし米国は違う、騒乱の中にいるとしても、我々は、我々の法治を現し、透明性を保ち、人権に対する承諾を堅持しているという。
ポンペオ長官は、中共は数年来、真理と法律を侮辱し続けてきた。中共のプロパガンダはジョージ・フロイドさんの死と、中共が基本的人権と人々の自由を剥奪し続けてきたことを混同して伝えている。これは中共の欺きの行為であるという。
ポンペオ長官は「中共は共産主義を残酷に実施している。最も困難な挑戦に直面しているが、米国は自由を確保し守らなければならない」と述べた。