文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年7月3日】国内外の大法弟子が中国の警察官に絶えず真相を伝えることにより、一部の警官は良知を蘇らせ、中国共産党の虚言から目覚め始めました。
一、警官は押収したDVDを返却した
地元の大法弟子・Aさんは、アルミサッシの販売をしています。Aさんは一度、自分の倉庫に迫害真相のDVD、制作用のDVDディスク1000枚ほどを保管しました。
ある日、2人の警官がやって来て、Aさんの店舗を家宅捜索し、倉庫からDVDディスクを押収しました。Aさんは警官がDVDを押収するのを阻止しようとしましたが、警官は「国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)から、お前の所をよく取り締まるようと命令された」と言ったので、Aさんは「国内安全保衛部門がそう言ったから、あなた達はそうするのですか? ベルリンの壁が崩壊する前、東ドイツの兵士がベルリンの壁を乗り越えようとした青年を射殺しました。ベルリンの壁が崩壊してから、この兵士は懲役刑を言い渡されました。撃つのは命令だったかも知れないが、しかし、命中するかどうかは、自分の判断によるものではないですか? 上層部が取り締まるようにと言っても、物を押収するようとは言っていないでしょう」と言いました。しかし、警官らはDVDディスクを持って行きました。
しばらくしてから、Aさんは押収されたDVDディスクが、また倉庫に戻って来ているのに気づきました。実は、Aさんの店舗は派出所の近くにあり、Aさんはいつも鍵をかけずに出かけているため、警官らはAさんが留守の間に、DVDを全部返してくれたのです。
二、派出所所長の知慧
その後、派出所に新しい所長が赴任して来ました。ある日、所長から「僕の事務室の扉が壊れたから、修理してほしい」との電話がありました。
Aさんが派出所に行くと、事務室には誰もおらず、扉を調べてもどこにも問題がなく、不思議に思った時、ドアの近くに20冊ほどの大法の書籍が入っている手提げが置いてあるのに気が付きました。所長は、Aさんに大法の書籍を取りに来てほしいのだと、すぐに分かりました。Aさんは早速その手提げを持ち出し、車に載せました。
その時、不要品回収業者が派出所から古い『明慧週刊』を運び出していました。Aさんは『明慧週刊』には師父の名前と経文が掲載されているため、不用品として回収されてはいけないと思いました。そこで、Aさんは回収業者に事情を説明した後『明慧週刊』を自分の車に載せて倉庫に運びました。その過程はとても順調で、警官は誰もAさんを止めようとはしませんでした。