【明慧日本2020年7月6日】(山東省=明慧記者)2020年6月17日午後2時ごろ、山東省済南市天橋区裁判所の裁判長・王勇と検察官・陳晨は結託して、済南留置所に拘禁されている法輪功学習者・劉小慧さんを、オンラインで法廷審議を行なった。弁護人は検察官の起訴が不当であると指摘した。
検察官の陳述と弁護人の無罪弁護をした後、劉さんは「法輪功を修煉してよい人になるのは間違っていません。大法の師父も私達に善い人になるように教えて下さっています。私は犯罪を犯していないので、釈放されることを求めます」と述べた。
午後4時頃、開廷された審議は終了したが、結審するまでには至らなかった。
強制連行と陥れ
法輪功学習者・劉小慧さん(56歳女性)は、2019年9月19日の朝、劉さんを含む10人の法輪功学習者達が、天橋国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)が率いる多くの警官らに強制連行された。そして、劉さんは10カ月の間不当に拘禁された。
この連行が行なわれるまでに。天橋610弁公室と国内安全保衛部門の警官らは長きわたり学習者の電話を盗聴し、ビデオ撮影による監視や尾行を行なった。
19日の朝7時ごろ、3人の私服警官らは守衛に門を開けさせ、劉さん宅のドアをノックするように守衛に強要した。守衛だとわかった劉さんは玄関のドアを開けた途端に、3人の警官らが家に突入して来た。
この後、10人ほどの警官らは劉さん宅を出たり入ったりして、私有物を押収して、持ち去った。その際に、数十冊の大法書籍と李洪志先生の写真、プリンター数台、デスクトップパソコン、ノート型パソコン、DVDバーナー、法輪功の真相資料、1000元(およそ1万5000円)の真相紙幣が押収された。
当日の午後3時頃、劉さんは強制連行され、影山派出所で尋問を受け、深夜の12時頃まで続いた。20日の早朝1時頃、劉さんは済南留置所に移送され、拘禁された。
拘禁されて35日目から検察官と警官は劉さん対して取り調べを行ない、そして逮捕状に署名するよう劉さんに強要したが拒否された。
2019年12月末、天橋区政法委、国内安全保衛部門の警官らの圧力の下で、劉さんの案件は検察庁に引き渡された。2020年4月の初め、検察庁は劉さんを裁判所に起訴した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)