【明慧日本2020年7月8日】6月10日、クロアチアの法輪功学習者(以下、学習者)は首都ザグレブの中国領事館前で平和的な抗議活動を行った。1999年のこの日、中国共産党(以下、中共)の江沢民元国家主席(以下、元主席)らは法輪功を政策的に迫害するため、警察や司法制度をも超越した、ゲシュタボにも似た組織である「610弁公室」を設置したのだ。学習者はこの日の抗議活動で、法輪功への迫害を停止し、迫害の責任者である元主席を裁判にかけ厳重に懲罰するよう中国政府に訴えた。
この日の午後2時前、学習者達はムリノビ(Mlinovi)街132番地の中国領事館前に集まり、歩道で横断幕を掲げた。穏やかで優美な音楽で五式の功法を煉功し始めた学習者もいれば、法輪功の迫害についての資料を歩行者や職務中の警官に配り説明する学習者もいた。
中国領事館周辺では、人通りこそ多くなかったが、車の往来はかなり多かった。徐行区間のため速度を落とさざるをえず、車に乗っていた人々は学習者の掲げた「法輪功への迫害を停止せよ」「江沢民に法の裁きを」と書かれた横断幕を読むことができた。
クラクションを鳴らして支持を表明する車も多かった。そしてあるドライバーは、ゆっくりと穏やかに学習者に言った。「神の御加護を」
学習者のイワン(Ivan)さんは、職務中の警官に、法輪大法の素晴らしさや中共による迫害について説明した。警官は理解を示し、イワンさんに言った。「今度は市内中心部の別の場所で活動されてはいかがですか。そこなら許可は不要ですし時間制限もありません」。他の何名かの警官もイワンさんの説明を聞き、法輪功を紹介する資料を快く受け取っていた。