【明慧日本2020年7月18日】(中国河北省=明慧記者)中国河北省保定市の法輪功学習者・呉俊萍さん(70歳女性)は1人暮らしである。2020年6月6日、呉さんは家に居たところ、十数人の警官らに強制連行されて1カ月になる。毎日めまいで食欲がないという。
呉さんは保定市石油化工場を退職し、結婚して家庭を持っている娘がいた。1999年以前に法輪功の修煉を始め、それまでに高血圧、心臓病などの病気を患っていた。修煉してから真・善・忍の基準で自分を律し、健康を取り戻して家族は睦まじくなった。
2020年6月6日午前10時ごろ、新市場派出所の警官・平戦龍ほか十数人は呉さんの住居に不法侵入し、大法書籍、真相を伝える小冊子、プリンターなどの私物を持ち去った。
新市場派出所まで強制連行された呉さんは、ハンガー・ストライキをしてこの迫害に抵抗した。彼女は上の血圧が180に達したにもかかわらず、一枚の汚れた敷物を渡され、布団もなく、空調をかけた冷たい地面に寝かされているという。
6月9日、警官は呉さんの指紋を強制的に採取する際、呉さんは倒れた。警察は救急車を呼び、呉さんを病院へ送った。この時の彼女の血圧は200に達していた。健康診断を経て、呉さんは拘置所に送られたが、健康上に問題ありとの理由で拘置所は受け入れを拒否した。ところが、「上層部の指示と圧力」に屈した拘置所は、呉さんを受け入れた。これまでに呉さんは、警察で48時間を超える不当な拘留を受けている。
呉さんは強制連行された後、遠方に住む娘さんと親戚が呉さんのことを心配して、北京の弁護士に弁護を依頼した。弁護士は呉さんの案件を調査するために、担当する警官・平戦龍に聴取したが協力してもらえず、弁護士を追い返した。警察の不適切な対応に対して弁護士は、関係先に苦情を訴える電話をかけた。弁護士の正義なる行動に、平は仕方がなく案件の経緯を話した。
7月7日、弁護士は拘置所にあるビデオ通話を使って、初めて呉さんに接見した。呉さんはめまいで食欲がなく、治療を受けていないという。呉さんの体の状態を拘置所の責任者らは知っているにも係わらず、横になるのを許されず、座っているしかないという。
遠く離れた家族は、呉さんの健康状態をとても心配していた。担当検察官に電話をかけた家族に対して、上司の女性担当検察官は家族を騙して、拘置所の電話録音を悪用し、証言をさせたのである。
平を始めとする担当検察官は、あらゆることを口実にして、呉さんの家族が証人になるよう強要した。それは彼らの常套手段であり、呉さんの家族が法律を知らないことを利用して、持ち去った私物を「証拠」として提出し、呉さんを陥れようとした。
ここで、保定市公安局と司法関係部門に呼びかける。手中にある権力を利用して中国共産党の迫害の担い手になってはならず、法律という大義名分のもとで冤罪を作ってはならない。70歳の年配の女性が、法律を破壊できるのだろうか? 邪悪の命令を実行することで、近い将来、自分だけが処罰を受けるだけではなく、家族にも辛い思いをさせることになる。
河北省の元書記・周本純、省公安部長・張越、保定市公安局長・潘静蘇などは、元政治局員・周永康の命令に従った人物だ。彼らは反汚職の名の下で逮捕され、拘禁させられたように思うが、本当の理由は、彼らが法輪功を迫害したため、悪の報いを受けたのである。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)