【明慧日本2020年8月1日】アメリカのロサンゼルスの一部の法輪功学習者は、2020年7月20日の夜、中国領事館前で「7.20」法輪功反迫害21周年キャンドル追悼活動を行ない、迫害の制止を呼びかけた。
中国領事館前で迫害の制止を呼びかけるロサンゼルスの学習者たち |
夜が訪れ、そよ風がほおを優しく撫でる頃になると、法輪功学習者たちはキャンドルを灯し、迫害で致死された法輪功学習者を追悼した。そして、世界中の各界の人々に共に中国共産党(以下、中共)による迫害を制止させ、首謀者の江沢民への法的制裁を呼びかけた。また同時に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という福音を発信した。
米国西南法輪大法学会の会長「中共は人類に降りかかる災難の根源である」
米国西南法輪大法学会の会長・李有甫さん |
米国西南法輪大法学会の会長・李有甫さんは、「中共は政権を奪取して以来、系統的に中国伝統文化を破壊し、虚言と洗脳を用いて中国の国民を迫害してきたと同時に、世界中の人々をも騙しました。1999年7.20から、中共はさらに『真・善・忍』を遵守する法輪功学習者に対して残酷な迫害を発動し、今日に至るまですでに21年が経ちました」と述べた。
「しかし、天は騙されず、すべてを明白に見ておられます。中共が『真・善・忍』に対して犯したこれらの酷い迫害が原因で、また、これらの巨大な罪悪によってもたらされた迫害が元で、感染症や洪水、蝗災(こうさい:トノサマバッタによる大規模な農被害)、地震など、数々の大災害が発生しています」
「世界はすでに目覚めつつあり、法輪大法の素晴らしさを目にして、中共が人間の道徳を堕落させ、人類を滅ぼす悪の根源であることを知るようになりました。現在、世界の人々は中共を唾棄(だき)(※)し、中共と対抗するための潮流に加わっています」
「中共を終わらせることによって、はじめて迫害を制止することができ、中共を拒否することによって、はじめてウイルスの感染(中共ウイルス)を抑制することができ、中共を取り除くことによって、はじめて災害を乗り越えることができます」と李有甫会長は述べた。
また、米国政府と国会は、中共を人道に反するテロリスト犯罪集団として指定し、法輪功を迫害する中共の中核メンバーを制裁するように、と李有甫会長は呼びかけた。
ロサンゼルスの法輪功スポークスマン呉英年さん「21年間を通して、学習者の邪悪に屈しない強靭さと理性を感じました」
法輪功のスポークスマンの呉英年教授 |
法輪功スポークスマンで、カリフォルニア大学ロサンゼルス分校教授の呉英年氏は、
「1999年に迫害が始まったとき、当時の首魁だった江沢民は『その名誉を腐らせ 、その経済を断絶させ、その肉体を消滅させる』という法輪功を撲滅させる密命を下しました。それ以降、何千人もの法輪功学習者たちが不当に連行され、実刑判決を宣告され、残酷な拷問を受けました。その手段とはひどく殴打し体罰を与える、手錠と足かせを付ける、電気ショックを与える、むごい灌食を強いる、吊し上げる、薬物を注射する、火傷を負わせる、甚だしきに至っては生きたまま臓器を摘出するなどが含まれます。両親が法輪功学習者であるというだけで、これらの残忍な迫害を受けて長い間拘禁されている家庭では、多くの幼い子供たちが孤児となりました」と話した。
「法輪功は『真・善・忍』に基づき良い人を目指すことを教えられています。そのため、強権を行使した残酷なこれらの迫害や中共の暴政に直面しながらも、法輪功学習者たちはこれに屈することなく、粘り強く平和を訴え、理性的に迫害に反対し続け、同時に世界に迫害の実態を伝え続けてきました」
「中共は他の者が反中勢力だと言い続けてきましたが、中共こそが本当の反中勢力であり、中国の国民に多くの災厄をもたらしました。中国の国民はこれ以上、中共のような悪い政権を容認できないと思います。現在、国際社会は、中共の本質をますます認識できるようになり、中共が世界的な惨劇を引き起こした背景に、非人道的な法輪功への迫害の苛烈さをも認識できています。ですので、中共による法輪功への迫害を制止することが急務であると考えています」と呉英年教授は訴えた。
中国社会民主党主席「真・善・忍は真理である」
山東濰坊学院歴史学部の元教授で、中国社会民主党主席の劉因全氏 |
「中共による法輪功への迫害が21年も続いていますが、中共はこれに失敗しました。法輪功は世界100以上の国と地区に広がり、1億人もの人々が法輪功を実践しています。法輪功の創始者である李洪志先生は、これまでに各国から3000以上もの表彰状を受賞しました」
「法輪功学習者は、信仰を守るために大きな犠牲を払いました。中には、生きたまま臓器を摘出された者、労働教養を科された者、判決を言い渡された者、打ち殺された学習者も数多くいました。私は濰坊の出身ですが、知り合いの中で2人の法輪功学習者が実際に打ち殺されたのを知っています。法輪功への弾圧は、現代史の中で最も残忍な迫害であり、人類が犯してはならない道徳の最低ラインを破り、ドイツのファシストによるユダヤ人の虐殺を凌駕していると言っても過言ではありません」と劉因全氏は話した。
「現在の状況は暗闇が過ぎて、光が見えてきました。真理はいつまでも真理であり、弾圧により変わるものではなく、黄金であれば常に輝くものです。『真・善・忍』は真理です。どんなに弾圧しても、どんなに残忍な政権であろうとも、最後に真理と闘う政権はいずれにせよ、必ず失敗するに違いありません」と最後に劉因全氏は語った。
強制臓器摘出に反対する医師団の代表者「法輪功学習者から臓器狩りは未だに続いている」
DAFOHの南カリフォルニア州代表ダーナ・チャーチル医師 |
2019年に議長を務めた、勅撰弁護士でもあるジェフリー・ニース卿(Sir Geoffrey Nice, QC)は、開かれたロンドンの民衆法廷で、中国では良心的な囚人から臓器を強制的に収奪する慣行が、かなり長期間にわたり行なわれており、しかも、大規模に行なわれ、何千何万という法輪功の実践者の臓器が収奪されていると推測して、法輪功迫害の実態を判断した。また、2020年6月10日に米国務省は『2019年度信仰の自由に関する国際報告書』を発表し、迫害により致死された法輪功学習者および臓器を強制摘出された実例について、より詳細に記述している、と強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)の南カリフォルニア州代表ダーナ・チャーチル医師は、国際調査の事例を挙げた。
「法輪功迫害追跡調査国際組織」の最新の調査した証拠によると、中共による法輪功学習者からの大量臓器狩りの国家犯罪は未だに続いていると、ダーナ・チャーチル医師は述べた。
また、「現在の危険委員会・中国(Committee on the Present Danger : China)(略称はCPDC)」は今年5月27日、トランプ政権と行なった議会に対して、対中政策をめぐる十数項目の意見書を提出した。その中に、トランプ大統領に全米をリードして、中国当局による強制臓器摘出を完全に制止させるようにと要請したことを、ダーナ・チャーチル医師は明らかにした。
不当に拘禁され、判決を受けた法輪功学習者の救出を呼びかける
親友の劉春琴さんの解放を呼びかける蘭梅芳さん |
今年、感染症が蔓延している期間中にも、中共の法曹部門の関係者らは相変わらず全力を注いで学習者を連行し、迫害を加え続けている。ロサンゼルスの法輪功学習者・蘭梅芳さんの話によると、今年5月27日、湖南省珠洲市の親友である法輪功学習者・劉春琴さんは、法輪功の迫害の実態を人々に伝えた際に、天元区泰山路派出所の警官らにより連行され、重刑を下されたという。
ロサンゼルスの脱退センターの責任者「天が中共を滅ぼそうとしている現在、速やかに脱退するように」と呼びかける
これまでに、3億6000万人以上の中国の国民が「三退」をし、中共から離れることを選択した。米国が中国共産党員とその家族への制裁を検討する情報が公開されると、新たに「脱退」するブームが引き起こされた。
ロサンゼルスの脱退センターの責任者・李海倫さんは、「早く状況をはっきりと認識し、脱退を表明し、素晴らしい未来を選択するように」、と中国共産党組織に加入している中国人達に強く呼びかけた。
(※)唾棄(だき:つばを吐きかけたくなるほど、忌みきらい軽蔑(けいべつ)すること)