【明慧日本2020年8月1日】ドイツにおける法輪功学習者の反迫害活動が21周年を迎えた。これに際し、ドイツのヘッセン州議会議員、フランクフルト市議会議員は、中共共産党（以下、中共）の残虐な迫害を強く非難し、学習者の平和的で正義のある反迫害行動を支持する書簡を法輪大法学会に送った。

（上段左から）ドイツ・ヘッセン州のマイケル・ガーラー議員、エンジン・エログル議員、ウリ・ニッセン議員、カリン・ミューラー議員、（下段左から）マルティナ・フェルドマイヤー議員、ディルク・バンベルガー議員、オリバースターボック議員、ハイコ・カッシェカート議員

　議員3人が共同声明に署名

　2020年7月19日現在、30カ国の600人以上の超党派の議員が、中共に対し、21年間にわたる学習者への迫害即刻停止を求める共同声明に署名している。

　ヘッセン州キリスト教党マイケル・ガーラー議員、自由選択党のエンギン・エログル議員、ドイツ連邦議会の社会民主党ウリ・ニッセン議員が共同声明に署名した。

マイケル・ガーラー議員

エンギン・エログル議員

ウリ・ニッセン議員

　今回の共同署名は、疫病を蔓延させて世界に大きな災難をもたらし、世界の平和を破壊した中共に対して、国際社会が団結して中共に対抗する流れによるもの。 ヨーロッパ、北米、中東、アジア太平洋、中南米の政治家らが、中共の法輪功迫害を制止するため共に立ち上がった。

　共同署名は、「中国における法輪功への迫害は、現在、特定の信仰団体に対する最も残酷な迫害となっている」と指摘した。同時に、中共による法輪功学習者からの臓器狩りに関心を寄せ、迫害の停止、および拘禁中の学習者とその他の良心の囚人の無条件釈放を中共に促した。

　ヘッセン州緑党議員3人が書簡を送る

（左から）カリン・ミューラー議員、マルティナ・フェルドマイヤー議員、ミリアム・ダールケ議員

ヘッセン州緑党議員3人から送られた書簡

　親愛なる法輪功学習者の皆さんへ

　21年来、法輪功は中共に禁止され、7月20日は沈痛な記念日となりました。中国は今こそ、人権と言論の自由を平和的に求め、抑圧と差別のない、民主的な国になる時が来ています。

　ヘッセン州緑党の議員として、我々は人権を尊重して大切にし、これは世界が平和に共存する基盤であり不可欠なのです。したがって、私たちは、法輪功学習者の平和的な追求に対して、あらゆる形の迫害と暴力に断固として反対します。

　我々は、法輪功学習者が平和を追求する勇気と強さを持ち続けることを願っています。

　真摯なるご挨拶を申し上げます。

　カリン・ミューラー議員

　マルティナ・フェルドマイヤー議員

　ミリアム・ダールケ議員

　ヘッセン州キリスト教連盟ハイコ・カッシェカート議員が書簡送る

ハイコ・カッシェカート議員

ハイコ・カッシェカート議員より送られた書簡

　親愛なる法輪功学習者の皆さんへ

　尊敬する皆さん

　7月20日は法輪功学習者が迫害反対運動を始めて21周年です。快く祝辞を送らせていただき、同時に、法輪功学習者の平和的な活動への支持を明確に表明します。

　7月20日は、世界の法輪功学習者がこの迫害の被害者と平和的請願を記念する日です。

　1992年、世界の百万人が「真・善・忍」の価値を遵守して修煉し、生活をしています。この価値はいまの我々にとってとても重要です。法輪功学習者は修煉を通じて内心の平静と体の健康を得ることができました。

　1999年7月、法輪功に対する残酷な迫害が始まりました。法輪功学習者に残忍な拷問を実施し、彼らの信仰への放棄を強要しました。21年来、彼らは弛むことなく平和的な方法で、この悪らつな迫害、人道に反する迫害、人権を侵害する迫害に抗議してきました。

　よって、我々は立ち上がり意思を表明し、迫害により死亡した人たちを追悼し、暴力と残忍な行為に対抗することが極めて重要なのです。

　あなた達は継続して勇気と力を奮い起こし、あなた達が選択した平和な道を歩み、迫害のない自由な信仰の原則を遵守してください。私は必ずあなた達を支持します。

　無事でありますよう祈ります。真摯なるご挨拶をお贈りします！

　ヘッセン州キリスト教連盟ディルク・バンベルガー議員が書簡送る

ディルク・バンベルガー議員

ディルク・バンベルガー議員から送られた書簡

　尊敬するドイツの女性法輪功学習者へ

　2020年7月20日は、法輪功学習者が恐ろしい迫害を受け始めて21周年です。また、法輪功学習者とその支持者が、迫害に対する平和的抵抗を続け、並外れた忍耐力を持ち続けて21周年の記念日でもあります。

　あなたが計画している7月25日、フランクフルトでの記念活動について、私は迷うことなく祝辞を送らせていただきます。今日私は、この祝辞を送ることができてとても嬉しく思い、公正、承認と寛容を求める法輪功の運動を支持します。私のあいさつの言葉を法輪功学習者と共にいる証として、迫害に抵抗する意志を表します。

　「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」（世界人権宣言）。国連はこの言葉に基づき、世界のあらゆる場所で肌の色、性別、言語、宗教、政見、社会的な地位、民族、そして社会背景にかかわらず、すべての人間に同じ権利と自由を享有させるべきです。国連は1948年12月10日、人権宣言を採択し、これは歴史的な瞬間でした。第三帝国によるユダヤ人への迫害は、恐ろしく凶悪で人道に反する罪の頂点に達しました。この迫害が終結して人権宣言が誕生したのです。第十八条に、すべての人は、思想、良心、宗教の自由の権利を有すると定めています。 この権利には、個人的にもあるいは集団にも、公開あるいは非公開にかかわらず、教義を実践し、礼拝や戒律をもって、自分の宗教や信念の自由を表現することができます。 この人権は無制限であり、いかなる時もすべての人に適用されます。

　ヘッセン州議会議員として、私は、一人一人が暴政の抑圧を受けることなく、自分の人生設計ができることを支持します。すべての人が基本的な自由を尊重され保障されることを支持します。私は全力で法輪功の運動を保護し、法輪功の迫害に加担した人に、私自身からの抗議を表明します。

　ヘッセン州自民党オリバースターボック議員が書簡送る

オリバースターボック議員

オリバースターボック議員から送られた書簡

　尊敬する皆さん

　21年来、あなた達は法輪功学習者が受けている迫害の制止を目指して努力し続けてきました。20年が過ぎた今もあなた達は中華人民共和国の地で、平和的な信条の修行ができず、甚だしきに至っては自分の命の安全を心配しなければなりません。法輪功に代表される「真・善・忍」の価値観は崇高であり、尊敬に値する価値であり、政策を通じて保護される必要があります。しかし、中国政府の法輪功に対する政策はまさしく逆行しており、まったく尊重がなく、完全に人間性と法治に反しています。よって、国際社会はこの犯罪に関心を寄せなければなりません。あなた達は良い人達であり、自由民主党はあなた達の見方です。

　私は、この残酷な迫害に対して平和的に抵抗するあなた方を応援したいと思います。なぜなら、我々自由民主党は自由と個人の自由の発展を支持し、日々、世界範囲で自由を脅かすあらゆる国家的性質の抑圧に対して抵抗しているからです。

　祝辞を依頼していただいたことに心より感謝し、あなた達の21周年の記念日に活力が満ち溢れることを願っています。

　フランクフルト市議会キリスト教主席ニルス・コブラー博士が書簡送る

ニルス・コブラー議員

　フランクフルト市キリスト教党主席のニルス・コブラー博士は法輪功学習者からのメールに感謝し、7月20日の記念日について関心を寄せていると述べた。

　同議員は、「フランクフルトは開放性のある包容的な都市です。フランクフルト・キリスト教党は継続してこれらの価値観に関心を寄せ、人類の共生共存において重要なことだと思っています。フランクフルトの法輪功学習者が妨害されることなく、自由に煉功できることを嬉しく思っています。自己の修行の追求、および『真・善・忍』の基準で行動し、この運動は平和の基礎の下で行われていることを示しています」と述べた。

　同議員は最後に、法輪功学習者の願いが叶えられるように願っているとした。