【明慧日本2020年8月6日】江蘇省徐州市豊県の法輪功学習者・劉家玉さんは1998年に法輪功を学び始めた。そのおかげで、劉さんは患っていた心臓病、十二指腸潰瘍、関節炎などが完治し、喫煙や飲酒、ギャンブルなどの悪い習慣も全部捨てることができた。それに、劉さんは老眼鏡も要らなくなり、短気な性格が優しくなり、穏やかな家庭を築いた。村人は「法輪功を学んだ劉さんは、生まれ変わったようだ」と言っている。
しかし、1999年7.20、中国共産党(以下、中共)の首魁・江沢民は法輪功迫害を開始した。劉さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、さまざまな迫害を受けた。
2001年2月20日~5月30日、劉さんは、豊県順河鎮政法委員会の書記・王と順河鎮の武装部長、豊県公安局の警官・陳によって豊県の洗脳班まで連行された。洗脳班に10日間拘束された後、劉さんは徐州市民政局所属の精神病院に90日間、拘禁された。
精神病院に拘禁された劉さんは、頭と四肢を押さえ付けられて電気ショックを加えられた。劉さんは、口の中に布をきちんと入れていなかったので、強大な電流によって歯が全部グラグラになり、歯ぐきからも出血した。それ以降、劉さんは柔らかいものしか食べられず、徐々に歯が抜け落ち、総入れ歯にするしかなかった。
さらに、精神病院で劉さんは詳細不明な薬物を強制的に飲まされた。その後、劉さんは体の調子がとても悪くなり、寝ているとき以外は、耐えがたい体の不調に苦しめられた。また、劉さんは精神病院で常に監視され、他の人と話すことさえ許されなかった。劉さんへの迫害に加担した女性主任・陳と、副院長・羅は、劉さんが退院したとき、劉さんに法輪功の師父を罵るように強制し、罵らなければ退院させないと脅した。しかし、劉さんは固く断った。主任・陳は劉さんに3~4ページからなる通達文を見せた。これは中共の上層部門からの、精神病院への法輪功迫害の通達文だった。
精神病院から帰宅した劉さんは、1年間、精神状態が悪くて頭がはっきりせず、いつもぼんやりしていて苦しんだ。
豊県公安局・劉元東の警官らが2回、劉さんの家を家宅捜索し、法輪功の関連書籍と資料を押収した。県公安局の隊長・楊と610弁公室の警官・史は、劉さんの家を家宅捜索した。県610弁公室と公安局の警官らは数回、劉さんの家へ行き、騒いだり、脅迫したり、監視したりした。そのため、劉さんの家族は正常な生活ができなかった。
劉さんは、2014年5月17日11時50分、上海から徐州までの高速鉄道に乗っていたとき、鉄道警察官は劉さんの手荷物を検査し、法輪功の書籍6冊を見つけた。そのため、4時間も劉さんを拘束した。徐州駅に着くと、駅派出所の警官ら3人は劉さんをさらに4時間ほど拘留した。急病で倒れて病院に搬送された父親の看病のために急いで上海から徐州に駆けつけた劉さんだったが、父親の顔を見ないまま拘留された。
2015年5月29日、劉さん夫妻は20時45分の徐州から漢口行きの列車のチケットを購入し、武漢に住んでいる子供の家に行こうとした。しかし、改札口でチケットの確認のとき、劉さんのチケットを見て、係員が警官を呼んで来た。そして、警官は劉さんを駅派出所に連れていき、劉さんの手荷物を検査した。劉さんは子供の家に暫く住むために、荷物の中に法輪功の書籍16冊とアイパッドを入れていたため、発見されて押収された。
その後、徐州駅派出所の所長と警官2人、豊県公安局と順河派出所の警官らはパトカー2台に乗って、劉さんの家へ行き家宅捜索をしようとした。しかし、劉さんは警官らの言うことに従わず、以前に精神病院に拘禁されて酷い迫害を受けたことを、その場であばいた。すると、警官らは自分たちが道理に欠けていた事を知り、立ち去った。
5月29日夜8時から夜中の12時まで、劉さんは拘留されたため、列車のチケットが無効になってしまった。仕方なく、劉さんは新たに翌日の同じ列車のチケットを買ったが、翌日午前10時、警官はまた劉さんを拘留し、その後、豊県順河派出所に送った。そのため、劉さんはチケット代420元(約6400円)を損した。そして、警官は劉さんを脅迫し、劉さんの妻にまで「お前も拘留してやる」と脅した。
劉さんが拘留されている間、妻は1人で徐州駅の待合室で5月30日の夜11まで待っていた。その後、娘婿が車で迎えに来て、妻は帰ったという。