【明慧日本2020年8月22日】法輪大法は法輪功とも呼ばれ、佛家の修煉大法である。しかし、中国共産党(以下、中共)は1999年7.20に法輪功迫害を発動した。21年にわたる迫害を受けてきた法輪功学習者(以下、学習者)は、法律を守り、「真・善・忍」に従って自分の心を修め、より良い人になるように努力し、国にも社会にも貢献してきた。
しかし、今年7月22日朝4時、山東省高密市の政法委610弁公室と高密市警察署は「山東省政法委の『黒を掃き、悪を除く』(反社会勢力の撲滅キャンペーンのようなもの)を実行する」という名目で、同市の学習者46人を一斉に連行した。
一、法律を無視し、暴力的手段で私財押収
高密市警察署は全市の警官400人ほどを集め、46チームに分かれ、46人の学習者を連行した。警官らはさまざまな不法手段で学習者の自宅に押し入り、法律の執行手順を行わず、やくざ的な暴力手段を使い、学習者および家族の自由を制限して、家宅捜索を行った。学習者の家にある携帯電話やパソコン、プリンター、現金、法輪功関連書籍、法輪功創始者の写真、自家用車、鍵などの私財を押収した。
学習者の家族も警官に連行された。学習者は警官に「家族は法輪功を学んでいないのに、なぜ連行するのですか」と問い詰めると、警官は「お前が法輪功をやっているからだ。お前の親族全員を連行してやる」と言った。また、「このことを外でしゃべるな。ネットで暴露するな」と脅迫した。
警官はまた、学習者から1,000元~50,000元(15,000円〜750,000円に相当)、それぞれ強請り取った。学習者たちは自白の強要をされたり、拷問を受けたり、罵られたり、侮辱を受けたり、脅迫されたりした。
二、学習者を罵り、侮辱する
一部の若い警官は上司の前で忠実であることを見せるため、積極的に学習者への迫害に加担した。警官らは法輪功創始者を誹謗中傷し、学習者に対して、暴力を振るったり、食べ物や飲み物を与えなかったり、腕を背中に回して手錠をかけたり、侮辱したりした。
拷問のイメージ画:殴打 |
三、中共に騙され、法輪功学習者を憎む
今回の連行は、「学習者がアメリカの反中勢力と結託して、中国共産党に反対し、国家主権を破壊している」というでたらめな理由をつけている。これは中共当局が法輪功を陥れ、警官と国民を欺く煽り宣伝の常套手段である。
しかし、一部の警官はその虚言の宣伝を信じ、アメリカ政府とアメリカ国民を罵ったりして、中共の嘘、悪、暴力に惑わされている。
四、法輪功学習者に対する経済的な略奪
警官は学習者の携帯電話、パソコン、プリンター、などの私物を押収し、見つけた現金もすべて押収した。強請り取る金は一律現金で支払わせたという。
五、連行した法輪功学習者を強制的に採血、DNA検査を行う
法輪功迫害が始まって21年間、中共は生きたまま学習者の臓器を摘出するという暴虐を尽くしており、国際社会から非難を受けている。今回も連行した学習者から強制採血し、DNA検査を行った目的は何のためなのか。
7月22日の大規模連行を通じて、終焉に向かう共産党組織が理性を失い、恐れている姿が露になった。中共は学習者に対して、法律を無視して権力を濫用し、人権を侵害してきた。