　【明慧日本2020年9月2日】（吉林省＝明慧記者）吉林省吉林市の法輪功学習者・郭余年さん（85歳男性）は2019年7月19日、警官に不当に連行された。家宅捜索を受け、5000元以上を押収された。その後、懲役6年の実刑判決と罰金2000元を言い渡され、今年8月6日に吉林省刑務所に移送され、迫害されている。

　郭さんは吉林市竜漳区に居住。2019年7月19日朝5時、吉林市竜潭区新安派出所の警官4、5人が郭さんの自宅に侵入し、法輪功の書籍数十冊、他の人から預かっていたプリント用紙6ケース、インク、法輪功迫害に関するDVD、テープ、真相の文言を書いた紙幣約5千～7千元さらに罰金2千元を押収した。当日、郭さんは吉林市留置場に移送されたが、留置場は入所を拒否したため、郭さんは解放され帰宅した。

　2019年11月の初め頃、郭さんは竜潭区裁判所からの開廷通知書を受け取った。その後、開廷され懲役6年の実刑判決を宣告された。健康診断を受けさせられ、検診の結果が不合格だったため、留置場は入所拒否とし、郭さんは刑務所外で服役させられた。この間、郭さんは病院で強制的に2回も検診を受けさせられ、数千元（約10万円）もの検診費用を払わされた。

　今年7月初め頃、竜潭区新安派出所の警官・李雷雨は郭さんの自宅へ行き、郭さんを市内の化工病院に連行して検診を受けさせた。警官は「俺たちはお前に何回も振り回された。今回は検診させて、お前を吉林市留置場に移送して拘束する」と言った。留置場は郭さんの状態に基づいて再度拒否した。警官はやむを得ず郭さんを解放し帰宅させたが、郭さんの息子を裁判所に連行してサインをさせた。

　8月6日、郭さんは吉林省留置場に移送された。家族からの面会要求、金銭や必要物品の差し入れは一切刑務所に拒否された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）