【明慧日本2020年9月6日】(スウェーデン=明慧記者)中国共産党(以下、中共)が1999年7月20日から発動した法輪功迫害は未だに続いている。過去21年間、法輪功学習者は、平和と理性を守り自信と勇気をもってこの迫害に抗議し、スウェーデン各界の人々から感謝と支持を得ている。学習者の迫害制止活動が21周年を迎えるにあたり、スウェーデンの26人の議員(国会議員24人、地方議員2人)は連名で共同声明を発表し、法輪功に声援を送り、前代未聞の中共の残酷な迫害を非難した。
スウェーデン政界の正義ある行動は、中共に衝撃を与え、怯えさせている。共同声明に署名した26人の議員は在スウェーデン中国大使館から、法輪功を誹謗中傷し、議員を脅迫するメールが送られたという。
ニクラス・マルンベルグ議員 |
ニクラス・マルンベルグ(Niclas Malmberg)議員は8月19日、フェイスブックで自身が法輪功を声援する共同声明に参加したことで、中国大使館からメールを送られたことを暴露した。メールは法輪功を誹謗中傷し、彼の名声を汚すような内容だったという。中共のこの戦狼外交(訳注:他国に対する高圧的な外交のこと)はスウェーデン各界に強い不満をもたらしている。中共の脅迫はかえって法輪功迫害の制止を強く支持するようになると同時に、中国人の人権を守る緊迫性を感じるという。
デヴィッド・レガEU議会議員 |
デヴィッド・レガ(David Lega)EU議会議員は、先日のメディアのインタビューで、「中国大使館からこの類のメールを受け取るのは初めてではない。先日、私はキリスト教民主党総裁とスウェーデンのデイリーニュースに文章を発表し、中共のウイルスの隠ぺいにふれ、スウェーデンと中国の関係は以前には戻らないと言及すると、瞬時に、非常に恐怖を感じる脅迫メールが送られて来ました」と語った。
同議員は、「我々の態度は明確だ。この種の脅迫で、我々の民主国家の言論の自由を変えようと企む大使を、我が国は歓迎しないということだ」、「中共は昨年からあらゆる手段を使って、世界で政治的影響力を浸透させ、言論の自由を認めず、これは絶対に受け入れられないことだ」と語った。
ロッタ・ジョンソン・フォルナルヴェ議員 |
ロッタ・ジョンソン・フォルナルヴェ(Lotta Johnsson Fornarve)議員は、スウェーデンの政治家は脅迫で声を抹殺されることはなく、中国と世界の人権を守り、法輪功と少数民族の権利を守り続けるという。「中国は独裁的で権威主義的な国で、人権の分野において重大な犯罪を犯している。中共は正しい方向に発展していない。我々は政治家として人権問題について、あらゆる手段で中国に圧力をかけて批評することが、とても重要だ」と述べた。
中国領事館の大使は議員たちに面談を求めたが、拒否した。「中共には誠意が見受けられないので、面談はいかなる意義もなく、スウェーデンはこのような大使を歓迎しない」と、中共の脅迫を受けた議員たちは語った。