【明慧日本2020年9月10日】河南省洛陽市の法輪功学習者・楊梅さん(75)は8月13日、洛陽市澗西区裁判所に懲役3年6カ月、罰金8千元(約12万円)の不当な判決を宣告された。楊さんは判決を不服としてすぐに控訴した。
よい人を連行
2019年7月29日午後、楊梅さん、宋愛珍さん、殷芝栄さん、王さん、杜さん5人は楊さん宅で、法輪功の著作である『轉法輪』を読んでいた。午後4時ごろ、公安、特殊警察の男女20人あまりが突然長い棒を持って楊さん宅に侵入した。さらに何の証明も提示しないまま、家宅捜査をし、楊さん宅にあった法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、mp3、法輪功は無実だと書かれた紙幣、生活用のお金など、子供の遊び道具さえも押収した。5人は洛陽市長春路派出所に連行された。
楊さんの夫は寝たきりで身の回りの生活ができないため、楊さんは家に戻されたが、何度も長春路派出所に呼ばれて取り調べられた。
不当に起訴される
警官は楊さんがかつて不当に刑務所で拘禁されたことがあることを口実に、何の法律の根拠もないまま、楊さんを起訴し、楊さんに署名を求めたが、楊さんは拒否した。警官らは楊さんの電話番号も聞いたが、楊さんは教えなかった。そこで警官は毎日、楊さんの2人の娘に嫌がらせをした。娘2人は普通の生活を送れなくなった。
不当に開廷される
洛陽市澗西区裁判所は2019年11月22日、当時74歳の楊さんに対して開廷した。その前に、裁判所は楊さんに弁護士を雇うように要求したが、楊さんは経済的に余裕がないので自己弁護すると言った。
開廷当日の午前11時、裁判所の関係者は事前に用意した文章を読み、楊さんに「あなたは罪を犯しましたか」と聞いた。楊さんは「私は罪を犯してはいません。法輪功を学んで自分の道徳を向上させ、よい人になることを目指しています。私の持病も全て治りました」と法輪功の素晴らしさを伝え続けた。しかし、関係者に「短くしろ」と言われた。
この時、ある若い学習者が法廷に入り、法廷にいる全員に向けて法輪功の無実を伝え始めた。全員静かに聞いていた。そのうちの警官1人が楊さんに「おばさん、もう勘弁して」と言った。しかし、若い学習者は続けて話していた。
最後に、裁判所の人は何も反論できず、「一時出所」の判決を宣告し、わずか20分でいい加減に開廷を終わらせた。
しかし、今年8月13日、洛陽市澗西区裁判所は楊さんに懲役3年6カ月、罰金8千元の判決を宣告した。楊さんはすでに控訴した。