文／海外の大法弟子

　【明慧日本2020年9月11日】明慧ネットでは、安全性を重視することについての通知を発表し、皆に安全性を重視し、中国の監視ソフトの使用をやめるように求めています。同修達の中にはWeChatに注目している人がWeChatを使わせてもらえなかったら、自分の生活や仕事はどうなるのだろうか、と思っています。これを見て、師父の『轉法輪』の一節を思い出しました。

　師父は「殺生はかなり大きな業力を造ります。でもそれなら、家で食事を作っているわたしが、殺生してはいけないとなると、家族の者は何を食べればよいだろう、と思う人がいるかも知れません。この具体的問題については、わたしはとやかく言いたくありません。わたしは煉功者に法を説いているのです。常人にどう暮らせばよいのかをいい加減に教えているわけではありません。具体的な問題についてどうすればよいかは、大法に照らして判断し、良いと思うようにすればよいのです。常人はやりたいようにやっていますが、それは常人のことです。誰もが真に修煉するというのは不可能です。しかし煉功者に対しては、高い基準で律するべきなので、これは煉功者に出された条件なのです」[1] と説かれました。

　個人的には、この通知が語る主なポイントはセキュリティの問題だと理解しています。どうやって安全を確保するのか。まず、自分から様々なソフトを外し、中国共産党による監視を低下させます。これは自分の修煉や人を救うことに対して責任を負うことです。生活や仕事の便利さを最大限に享受できるかどうか、という問題ではありません。中国では、成熟した大法弟子は安全が重要であることをよく知っており、安全に注意して生活や仕事をしています。一方、海外の正常な社会では、安全に関するこれらの事項に注意を払わず、中国共産党による海外での監視のための条件や、多くの情報を時々刻々に提供しています。安全性を重視しない訳ではないのです。ここには自分たちの責任と使命を顧みないことを除きます。

　具体的に言えば、大法弟子として理性的に考えれば、中国共産党は国内に2億台のカメラを設置しているだけでなく、ビッグデータによって総監視に取り組んでいることがわかるはずです。人々は携帯電話をいつも手元において手放さず、これらの携帯電話自体も監視されています。また、携帯電話はWeChat、QQや生活上の様々な分野に浸透し、監視カメラよりさらに深刻で密かに録音され、ビデオ録画され、アドレス帳、パスワード、銀行情報、私生活、日程やルート、時間と場所など、すべてのものを盗み取ります。携帯電話やソフトが人を監視することが浸透している中で、どうやってセキュリティを意識して向き合うかが問題になってきます。そして、これらの記載されているソフトウェアだけでなく、中国本土の携帯電話そのものや、様々な中国のアプリケーションがセキュリティ上の問題を引き起こしています。

　最初にセキュリティに注意を払う基点と目的に正しく対処できれば、私たちの能力と知恵で自分の修煉や生活、そして仕事上の関係をうまく段取りすることが出来ると思います。

　個人的に考えたものですので、同修たちの交流や参考にしてください。