【明慧日本2020年9月12日】雲南省昆明市の法輪功学習者・李謙さん(50歳女性)は1年前に秘密裏に懲役5年の判決を言い渡された。90歳を超えた李さんの父は刑務所へ面会に行ったが、刑務所側に拒否された。
その後、李さんは刑務所に入れられてすでに1年経ったが、家族は何の知らせも受けておらず、親せきも友人も李さんの居場所を誰一人知らなかった。
現在、李さん本人の状況、及び90代の父の健康状況を皆が心配している。
李さんは昆明市西山区に住んでいた。法輪功の修煉を続けたとして2000年1月1日に2年の労働教養を強いられ、2009年1月19日に不当に懲役3年の実刑判決を下された。
2019年9月2日朝、私服警官に尾行されている状況に気付いた李さんは自主的に陳情のため昆明市派出所へ行った。応対した警官が李さんを見送っていた際、李さんは警官に法輪功の資料を渡して、脱党を勧めた。すると、李さんは拘束されて尋問され、家宅捜索をされた。ノートパソコン、法輪功の書籍、法輪功の関連資料、法輪功創始者の写真を不当に押収され、李さんは昆明留置場に収容された。
李さんは離婚しており、裁判により子供3人の親権は夫に与えられた。高齢の父は李さんが拘束された情報を他人から得た後、杖をつきながら派出所を訪れたが、そこでは留置通知書1通しか受け取れなかった。
今年6月下旬、ある善良な人が「法輪功を修煉することは違法ではなく犯罪にはならない」と言い、李さんの安件を弁護士に依頼した。弁護士は留置場へ行って李さんと面会しようとしたが、李さんはすでに判決を下され、雲南省第二女子刑務所に収監されたことが分かったという。
李さんの消息を得た父は刑務所へ面会に行ったが、刑務所側に様々な口実で断られた。
今年8月中旬、高齢の父は人に支えられながら裁判所を訪れ、李さんが懲役5年の実刑判決を下されたことが書かれた判決状を受け取った。父はあまりにひどい結果にショックを受けてベッドに倒れこんだ。
判決状では、李さんは2019年9月29日に昆明市西山区公安局により不当に拘禁され、今年4月24日に西山区裁判所により秘密裏に5年の実刑判決を下され、罰金1万元を科された。