文／黒竜江省の大法弟子が口述、同修が整理　　

　【明慧日本2020年9月21日】私は2020年8月9日の朝、3人の同修と一緒に、県の旅客ターミナルで40代の女性に法輪功迫害の実態を伝え、女性は共産党組織から脱退することに同意しました。そのあと、私達は市場の南門まで行ったとろで、突然背後から女の人が飛び出してきて私の服を掴んで離そうとしなかったのです。女性は「あなた達は私のプライバシーを暴いたのね！」と何度も繰り返して叫んでいました。よく見てみると、この女性は、先ほどの共産党組織から脱退した人で、私達を追いかけて来たことがわかりました。

　市場には多くの人がいて、私が彼女を振り切ろうとすると、多くの人が私をぐるりと取り囲みました。ある人が「何があったの？」と言っているのが聞こえ、私は声の方向に向かって話しました。「私は法輪功迫害の実態を伝え、彼女に『法輪大法は素晴らしい』を覚えていれば、幸福と平安が訪れることを話しただけでしたが、彼女は私を掴んで離してくれません。また、警官を呼ぶつもりです」。私の話を聞いたあと、野次馬が彼女に「何をしているんだ、法輪功の人はあなたのためにやっているのに、なんで法輪功の人を放そうとしないのか？」、「何歳だと思っているんだ？　あんたのせいで法輪功の人がこんなにひどい格好になってるじゃあないか、放してやれ」。この時、野次馬から非難されていた彼女はやや気を取られていたので、私は抜け出そうと思えば抜け出すことが出来たのですが、周りにはたくさんの人がおり私は大法弟子なので、彼女のように乱暴な行動をすると、周りの人に悪い印象を与えるので抜け出すことは止めました。私は心の中で、師父に「私を助けてください、加持してください」とお願いしました。

　彼女はまだ私を引っ張っているので、私は「大法の素晴らしさを伝え、それは本当にあなたの身の安全のためです。私を放さなければ、あなたにとっても良くないと思います」と彼女に冷静に言いました。この時、周りの人たちは彼女に「何でそんなに悪い人なの？」、「法輪功の人を放して、早く放しなさい」、彼女は周囲の人が私にえこひいきしていると思い、突然、ある人に向かって「あなたは法輪功の人ですか？」と叫びました。また、他の人に駆け寄って「あなたも法輪功の人ですね？」と非難する人たちにヒステリックに叫んでいると、60代くらいの男性が出てきて大声で「私は法輪功を学んでいます、法輪功を学ぶことは、法律も犯していない、何が悪いのですか！」と言い、そして、他の人は「そうだ、法輪功を学ぶことは罪ではない」と言って、また「お前は何でこの人が法輪功を学んでいるとか、あの人も法輪功を学んでいるとかを決めつけるのか、お前はおかしい」、「何で法輪功の人を叩くのか？　放せ！」。と周囲の人がいろいろ非難していました。その女性は、法輪功の人が自分に殴られたという話を聞いて、強い声で「殴ってない、殴ってない」と言い返し、周囲の人には「殴った！　殴った！　何で殴ってないと言うのか！　お前のせいでこの法輪功のおばさんはこんなにひどい格好になっているだろう」と言っている人もいました。

　その時、私たちの前に数人の警官が現れました。この女性が私達を追跡した時に、警察に通報していました。その場の雰囲気を見て警官は「一人ずつ、話してください」と言うと女性はすぐに「彼ら（野次馬）は私が彼女を殴ったと言ったが、私は殴っていない」と言いました。野次馬は「殴った、殴った」という声が次から次へと聞こえました。この時、女性はその場にしゃがみこみ、警官に「殴ってない」と泣きそうな声で言いました。野次馬はまだ「殴った、殴った」と言っていました。その時、警官は私と女性を派出所に連れて行きました。

　派出所に到着して2階の部屋に入ると、警官から「法輪功を勉強していくらお金を貰っているのですか？」と聞かれました。私は「お金は貰いません。法輪功は私に新たな命をくださいました、大法を学ばなかったら、私の命はとっくになくなっていたのです」と言いました。私の話を聞いた警官は「おばさんは本当に面白い人ですね、もう家に帰っていいですよ、帰ってください」と言いました。この言葉を聞いて私は意外に思いました。私は身体を整えてゆっくりと椅子から立ち上がろうとしたとき、警官は私の体の異変にき気づき、すると、警官は私を見て「大法は素晴らしいとよく唱えたら、歩けるようになりますよ」と言いました。それを聞いて私の心が揺れ動きました。実際その時、私の心の中では、これは警官が話す言葉ではない、明らかに師父が弟子を励ましてくださった言葉だとはっきり分かりました。

　私が派出所に入ってから出るまで、たったの5分でした。前後5分だけでした。

　その事件から10日以上が経ちましたが、私はいまだに深く感動しており、時には涙が出ます。世の人々は大法のために、大法弟子のために声を上げることができるようになっただけではなく、人々は法輪功迫害の実態を理解し、目を覚ましつつあるからです。私は感動しています。警官も法輪功迫害の実態を理解し、形式的な行動を取り、もはや大法弟子を困らせることをしなくなりました。他の人より素晴らしい未来を選ばれましたね！