【明慧日本2020年9月23日】(中国上海=明慧記者)上海市浦東新区の法輪功学習者・法正平さん(74)は2020年2月16日、警官に不当に連行され、上海市浦東新区留置場に拘禁されて迫害を受けている。現在、上海市奉賢区地方裁判所に起訴された。
法さんは上海洋涇中学校を定年退職した元教師である。1999年7.20、中国共産党が法輪功迫害を開始した後も、法さんは法輪功の修煉を放棄することなく、強制労働教養を2回、実刑判決1回を受けて拘禁され、合計7年間にわたり、迫害を受けている。
法さんは2001年5月、警官に連行された後、2年間の強制労働教養を受けた。2005年4月6日、法さんは再び連行され、さらに2年間の強制労働教養に処され、上海第三労働教養所に拘禁されて迫害された。2008年12月16日、法さんは三度目に連行された際に、懲役3年の実刑判決を下され、上海提籃橋刑務所に拘禁されて迫害を受けた。
2015年5月1日、中国の最高裁判所は「案件があれば必ず立件し、告訴は必ず受理する」との方針を打ち出した後、法さんは最高検察庁に法輪功迫害の首魁・江沢民を告訴する告訴状を提出した。法さんは告訴状の中で「私は1995年の年末に法輪功を学び始めました。人として物事を行う時も、仕事や生活においても『真・善・忍』の教えに従って自分を律しています。私はこのようにすることが、私の教え子にとっても、職場や中国社会、中華民族にとっても有益であることを確信しています。1999年から今日まで、私は様々な迫害を受けてきました。2001年5月、私は派出所まで不当に連行され、そして旅館、留置場、知らない場所に移動させられ「用事がある」と言われて、多くの人が乗っていた車に押し込まれ、ある場所に連れて行かれました。私はそこで常に数人に監視され、完全に人身の自由を奪われ、2年間の強制労働教養を科されました」
「2005年4月、私は再び2年間の強制労働教養を科され、2008年12月に再び連行されて懲役3年の実刑判決を受け、上海提籃橋刑務所に拘禁された。強制労働と実刑を合わせると7年にもなり、この間、虐待、拷問、侮辱され、長期間の飢餓と灌食を受けた。また、詳細不明の薬物を飲まされ、長期にわたり毎日2時間の睡眠しか与えられなかった。真夏日に防寒服を着せられ、その上にダウンジャケットを着せられ、そして拘束バンドで縛り付けらた。その上、細いロープで両腕を縛られ、これが20日間続き、2回も繰り返えされた。また、4本の高圧スタンガンで電撃され、7本のロープで体を鉄の柵に縛り付けられる等々の迫害を受けた。そのため、私の大脳は萎縮して聴力をなくし、視力と記憶力、思考力の大幅な低下を招き、度々意識を失って倒れた。そして血圧の上下の数値が低下して歩くことも出来ず、振り向くと倒れた。血液の色は黒くてトマトケチャップの色をしており、自分が思うようには体が動かず、左右の大腿や足の指を含めて紫色に変色し、黒色の花崗岩の模様が現れ、両腕は長期間の間縛り付けられたことにより黒色に変色し、ガリガリに痩せていて両腕を上げることがで出来ず、心身ともに大きなダメージを受けた」
「家にいる間も正体不明な者らに、昼夜を問わずに24時間監視されて尾行され、親戚の家に食事に行っても、夜市に行ってもついて来てきた。また野菜市場に買い物に行く時も、少なくとも2人がついて来て、私との距離を1メートル以内に保っていた」と述べた。
2020年2月16日、マスクをして防護服を着た6、7人の警官が法さん宅に押し入り、法さんを連行した。法さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫びながら、警官らにパトカーの中に押し込まれた。法さんは上海市浦東新区留置場で不当な迫害を受けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)