【明慧日本2020年10月12日】
恐怖心を取り除く
師父は「実際には、皆さんの以前の本性は、自らのため、私のためを根本としたものだったのですが、今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです。それゆえに皆さんは、今後何かを行ない、何かを口にするときにも、ほかの人のため、ひいては後世の人のために考えなければなりません!」 [1]と説かれました。
私は内に向けて探し、自分の恐怖心の根源は自分を守るためです。自分が傷つくことや逮捕されて投獄されることを恐れています。この私心は自分の安全を第一に考えてしまい、衆生を救うことを二番目の位置に置いていました。そのため迫害の実態を伝える資料を配布することや、真相を伝えて迫害を暴露することもしたくなく、当然人を救う機会を失ってしまいました。これは私心であり、自分を正すのに、まず思惟を変えないといけない、自分の安全を第一に考えることから、他人の安全を第一に考えることに変えていきます。
師父は「生死を放下できればあなたは神になり、生死を放下できなければあなたはやはり人間です。つまりこの違いです。私たちは長く修煉して、如何なる執着をも放下したら、生死までも放下したのではありませんか? もし人が一気に生死さえも放下できれば、それならまだ執着することがあるのでしょうか?」 [2]と説かれました。
私は乗り越えられない関に遭遇した時「なぜ法の要求に達せないのか。生死を放下できたか」と自分に聞きます。そうするとすぐに自分の執着心が見えるのです。これを認識し、心性には巨大な変化が現れ、女子刑務所の中にいても、法を実証することができたのです。これは大法と師父が加持して下さったお陰です。
自分を保護する私心を取り除くことは、生死を放下することで、全てを師父の按排に任せます。自分の空間場を清浄にする際、恐怖が生まれる思想や考え、自分の思想を邪魔している邪悪な要素について清浄にします。その後、恐怖を感じるものが少なくなりました。もちろん安全面にも気を付けます。
変異した観念を取り除く
昔、私は「悪人は、私が大法修煉をしていることが分かったら、すぐに私を捕まえに来ると思い、もし迫害の実態を伝え、同修を救援するなどの大法に関わることをやると、すぐに迫害される」と思いました。これらは変異した観念と思想業力です。もしこれらを取り除かなければ旧勢力の按排を認めたことになります。自身の空間場を清浄にするとき、これらの変異した観念や思想業力を清浄にします。清浄にすると正念も強くなります。
私は司法機関(現地の610弁公室)、町内会、警官らの前では正々堂々とした大法弟子です。刑務所から出る日、警官らに迫害の実態を伝えたら、警官は感動したようです。現在、司法機関の人は直接私に会いに来ないで、警官や町内会の人に来てもらいます。
初めて彼らが家に来た時、私は法執行機関のビデオレコーダーの前で、刑務所で53日間受けた拷問を実演し、迫害の実態を伝えました。彼らは私を見て、顔色が前より良くなったと言いました。私は「もちろん、今は煉功できるから、身体の苦痛も自然に和らぎました」と言いました。2回目に来た時、私は生活上の困難を早く解決するようにと、彼らに圧力をかけ、同時に旧勢力が私の経済面の迫害を否定することになりました。
情を放下し 邪悪を暴露する
2017年11月、私は不当に拘禁され、弟が私に面会に来た際、邪悪を暴露するため、弟を通して外界へ助けを求めました。そうすると刑務所の警官らは私を威嚇し、公安局は既に弟を調査しており、もし弟が私を支援し続けるようなら、彼のことを決して見逃さないと言いました。弟が私を声援することで迫害に遭うなんて、これは旧勢力の按排だと気づき、決して認めるわけにはいきません。
大法弟子は全ての不正を正しており、正念を発し、旧勢力の按排を解体し、全ての悪霊、黒い手、鬼を解体します。私は法に従って邪悪な迫害を暴露しているので、弟はきっと師父が守ってくださるのです。情を放下し、恐怖心を取り除き、全てを師父にお任せします。
弟は刑務所の警官に「姉は前回刑務所で拷問されたことがあり、もし今回姉に何かをしたら、私は絶対に許しません」と言いました。また弟は省刑務所局に告発に行き、私のSOSを皆に伝えたら、私のことを海外の明慧ネットや大紀元などのメディアに暴露してくれ、それは刑務所を大いに怯えさせ、私への迫害も軽減されました。
個人の理解では「法の要求に従い、迫害を暴露し、刑務所の中の大法弟子もしり込みもせず、悪人及び旧勢力の按排を否定し、私たちは大法を円融にしています。私たちが強くなると、邪悪は弱くなります」
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」
[2] 李洪志師父の著作:『米国法会での説法』「ニューヨーク法会での説法」