文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年10月12日】2019年の春、同修と私は法輪功迫害の真実を伝えるためにバスに乗っていました。バスは市立病院の停留所で大勢の人を乗せました。その時、一人の中年男性も乗って来ましたが、医療関係のものをぶら下げた手提げ袋を持っており、周りを見回していました。私は「もしかすると席を探しているのかな? 退院したばかりかしら?」と思いながら、席を譲ろうとして立ち上がり、男性の肩をポンと叩きました。「席をお探しですか? ここにどうぞ」と言うと、男性は「いえ、私ではなく席を探しているのはあなたの後ろにいます」と言いました。
後ろを振り返ってみると、腰に手を当てて立っている中年女性が後ろの座席の手摺りを弱々しく握りながら、必死に前に進もうとしている姿が見えました。女性がバスに乗るのが困難に見えたのか、親切な運転手に、後ろの出口のドアから入るように言ってもらったのだと直ぐに分かりました。この時、私は何の躊躇もなく女性に席を譲るため、彼女の横に移動しました。「退院したばかりですか?」と聞くと、 彼女は痛そうに頷きました。そのとき、離れた所にいた中年男性が大きな声で「1週間入院していました」と答えました。
私は「どうされたのですか?」と尋ねてみました。男性は「椎間板ヘルニアです」と答えました。私は「この病気は人を苦しめ、治りにくいですよね」と言うと、男性は「 1週間入院しても、あまり効果がありません。家で養生するしかないのです」と言いました。私は「以前、私も同じ病気でした。再発した時はとても辛かったです。しかし、今は完治しました」。男性は私の話を聞いて、驚いた表情で「どうやって完治したのですか?」、 「それは法輪功を修煉したから完治したのです」と答えました。男性は「なるほど、法輪功はとても素晴らしいと聞いたことがあります」。 私は「法輪功は確かに不思議です。私のいくつかの難病は全部完治しました」と言うと、男性は「こんな素晴らしい功法なのに、国は許可してくれないなんて!」と言いました。私は「心の狭い江沢民の嫉妬で、佛法を誹謗中傷したのです」と話しました。
私と男性が話している間、車内は静かになり誰も話さず、バスの乗客全員が静かに耳を傾けているのが分かりました。男性は「自分がよいと思えば法輪功を煉るべきです。人のうわさ話を聞く必要はありません」。私は「真・善・忍を実践し、良い人になることは、国に『百利あって一害なし』です」と言うと、すると男性は「ここで、私は本当のことを言います。私は佛様を信じているし、法輪功も信じています。でも上司には本当のことは言えないし、本当のことを言ったら職を失うから、嘘を言わないと生きていけないのです」と致し方ない顔をして言いました。
私は女性に「あなたのご主人ですか?」と聴くと、「はい」と答えました。「ご主人は何の仕事をされているのですか?」、「国家安全委員会です」と女性はしんどそうに言いました。私は、「ある秘訣を教えてあげましょう。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から念じれば、あなたの病気は完治できます。あなたは共産党の党員ですか?」、女性は「党員ではないのですが、共青団に加入しただけです」と答えました。 私は「私達は共青団に加入したとき、共産党のために、私達のすべてを捧げるべきという誓いをしたので、これは毒の誓いであり、大災難のときには多くの人々が死亡します。共産党の組織から脱退しない人々は全部死亡します。漏れる人はいません。今、3億人以上の人々が共産党の組織から脱退しました。あなたは自分の身の安全のためにも共産党の組織から脱退しましょう」と話すと、女性は「私も脱退します」と言いました。「あなたに早く回復して元気になってもらうために『康復』という仮名をつけてあげます」と言うと、彼女は微笑んで「はい」と言いました。
ちょうどその時、中年男性が「駅に着きました。ありがとうございました」と私に言いました。私は「私にお礼を言わないでくださいね」と言ったら、男性は笑顔で、「李先生、ありがとうございました!」と言ったのでバスにいたみんなが笑いました。夫婦がバスから降りようとドアが開いた瞬間その男性が突然、周りを見回して厳粛に、「法輪大法は金剛のように永遠に存在します!」と大きな声で言いました。
今、世の人々は目覚めようとしています。