【明慧日本2020年11月1日】（中国＝明慧記者）明慧ネットの統計資料によると、9月の中秋節の前に、中国共産党（以下、中共）の関係者は「安定を維持する」、「ゼロ化作戦」を口実にして、少なくとも961人の法輪功学習者（以下、学習者）を連行し、嫌がらせを働いた。被害を受けた学習者のうち、356人が連行され（145人が帰宅、1人が脱走、2人が行方不明）、608人が嫌がらせを受け、25人が洗脳班に送られ、7人がやむを得ず家を離れ、164人が家宅捜索を受け、55人が実刑判決を宣告され、69人が不当な裁判にかけられ、14人が逮捕令状を発付され、80人が裁判所や検察庁へ提訴された。また、65歳以上の63人が連行され、嫌がらせを受けた。そのうち、34人が連行され、29人が嫌がらせを受けた。連行された最高齢者は90歳で、すでに帰宅した。

図1、9月、迫害を受けた中国国内の学習者の延べ人数統計表

　9月、中共の法曹部門の関係者らは学習者から60万元以上の現金を掠め取った。 うち、裁判所が科した罰金は23万6000元、警官らが家宅捜索を行なった際に強奪もしくはゆすり取った現金は36万4000元であった。18人の年配の学習者は、年金を停止され、差し引かれた。1人は労働契約を不当に解除された。

図2、1～9月に連行、嫌がらせ、洗脳の迫害を受けた学習者の延べ人数

表1、1～9月に連行、嫌がらせ、洗脳をされ、死亡した学習者の人数統計表

	連行された 人数	嫌がらせを 受けた人数	洗脳班に 送られた人数	死亡した 人数
1月	158	103	0	4
2月	395	183	2	10
3月	539	572	6	6
4月	665	770	17	8
5月	672	579	26	10
6月	534	713	46	10
7月	913	945	6	5
8月	514	791	61	7
9月	356	608	25	2
総計	4746	5264	244	62

　一、9月、356人が連行される

図3、9月に連行、嫌がらせを受けた中国各地の学習者の延べ人数統計

表2、9月、連行された学習者の地域別人数統計表

区域	連行された人数
黒竜江省	56
江蘇省	41
吉林省	31
遼寧省	31
湖南省	27
山東省	25
四川省	21
河北省	19
河南省	18
安徽省	17
湖北省	14
江西省	13
北京市	9
貴州省	6
広東省	5
天津市	4
陝西省	3
新疆	3
甘粛省	2
内モンゴル	2
寧夏	2
山西省	2
上海市	2
広西	1
雲南省	1
重慶市	1

　迫害の実例

　1、江蘇省南京市の李愛玲さんなど32人が連行される

　9月13日午後、江蘇省南京市江北新区の学習者32人が連行された。32人のうちに名前が判明したのは、李愛玲さん、王桂婷さん、林霞さん、胡恒英さん、黄玉梅さん、李竹英さん、沈伝芳さん、高さんがいる。南京市江北新区公安局総合管理弁公室と卸甲甸派出所の警官5人が、今回の連行を実施した。警官は連行の際にドアの鍵をこじ開けたり、扉や窓を猛烈に叩いたり、侵入して家宅捜索を行なった。詳細については調査する必要がある。

　2、承德市の紀淑君さん、彭霞さんが洗脳班に連行される

　河北省承德市の紀淑君さんと彭霞さんは9月10日午前、土木鎮の警官に連行された。紀さんは大声で「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えていれば、生命が救われるのです」と周りの人々に伝えた。

　警官は紀さんと彭さんに手錠をかけ、力ずくでパトカーに引きずり込み、彭さんの手首は紫色に変色した。派出所に到着して下車を拒んだ2人は、警官らに無理やりパトカーから降ろされた。紀さんは引きずられて靴は脱げ、服は破れ、腰を負傷した。紀さんは繰り返し「法輪大法は素晴らしい！」と叫んだ。

　警官は声を荒げて、紀さんに「何のためにマーケットに行った？　何をしに行ったのか」と聞いた。紀さんは「人を救うためです！」と答えた。警官は「誰を救ったのだ？」と言ったので、紀さんは「法輪功の真相を理解すれば救われます」、「警官は悪を罰して善を広めるべきです。善良な人を迫害するのは許されません。中共があなた達に指示をして学習者を迫害させていますが、あなた達は悪の報いに遭うことになりますよ」と警告した。

　警官らはそれを受け入れず、法輪功創始者を罵り、誹謗中傷した。紀さんと彭さんは彼らの行為を制止し、同時に「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ。

　警官らは紀さんに暴力を振るい、腕を蹴り、あごに平手打ちをし、紀さんの靴で口を殴った。紀さんの口は直ぐ腫れあがった。

警官の暴力で紫色に変色した紀さんの腕

　雨が降りだし警官の暴力は止まった。紀さんと彭さんは大黄庄洗脳班に送られた。2人は断食して迫害に抵抗した。

　9月12日午後、紀さんは解放されたが、彭さんは依然として洗脳班で迫害を受けている。解放されて10日経っても、紀さんの腕のあざははっきりと残っている。

　3、張玉江さんは遼寧省朝陽市朝陽郷派出所で平手打ちをされる

　9月19日午前、朝陽郷派出所の2人の警察官は、張玉江さんの家に行ったが、留守のため、張さんの仕事場に行った。派出所に連行された張さんは、手を背中の後ろに捻じ曲げられ、鉄椅子に手錠をかけられ、法輪功を放棄する保証書にサインするよう強要された際に、2人の警官に平手打ちを食わされた。張さんは警官が法に違反していると言い、サインを拒否した。昼過ぎに、張さんは解放され、仕事現場に戻った。

　張さんが派出所に連行された間、警官らは張さんの妻・馬春霞さんにサインさせようとしたが、家に誰もいなかったためできなかった。

　4、山東省沂水県の黄建国さんは警官らに殴打される

　山東省沂水県の龍家圏鎮委員会の人員と龍家圏派出所の警官らは9月8日午後6時30分頃、3台の車に乗って、柴山村の黄建国さんの自宅に大勢でやって来た。その後、警官らは黄さんのズボンを引きずり下ろし、無理やり車に乗せ、黄さんを派出所に連行した。

　黄さんは警官らに激しく地面に押さえ付けられ、頭を踏みつけられたため、顔を怪我して砂だらけになった。

拷問の再現：殴打される

　現在、黄さんは帰宅したが、 帰宅後に周囲の多くの人が黄さんの頭に出血した痕が大きく腫れ上がっているのを見たという。

　黄さんへの迫害には、龍家圏大通りの書記・劉洪達らが関与していた。

　5、山東省招遠市の呉元英さんは警官に殴られ顔が腫れ上がる

　9月2日、金嶺鎮嶺上村の呉元英さんは、法輪功の資料を配布した時、尾行していた610弁公室の人員に連行された。公安局で尋問を受けた呉さんは、警官の要求に協力しないため、殴られて顔が大きく腫れ上がった。夕方になって、警官らは呉さんを娘の家に送り、法輪功の書籍を押収した。

　6、武漢市電気自動化技師の周勇さん夫婦が連行される

　9月9日、武漢市の周勇さんと妻の劉さんは、沌陽派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。現在、劉さんは留置場に拘禁されており、周さんは洗脳班に送り込まれた。

　周さんは真面目で温厚な人柄で、開発区のベテラン電気自動化エンジニアとして活躍していた。夫婦は長年来、開発区で自動化会社を経営していた。自動化制御、自動検査、ロボット技術に関連する製品は、顧客や関連企業の好評を得て、モデル中小企業として知られている。今、夫婦が突然拘禁され、顧客と関連企業は製品や技術サポートを失い、間接的な被害者となり、何をすべきか分からない現状である。

　7、何度も迫害された江西省の郭蘊英さんは再び拘禁される

郭蘊英さん

　9月7日、郭蘊英さんは再び拘禁された。二十数年来、法輪功を堅持し続けたため、江西省宜春市万載県の郭さんは、5回連行され、5回家宅捜索を受け、5回拘禁され、2回労働教養（計4年半）を強いられ、現金1000元をゆすり取られた。

　二、9月、608人の学習者が嫌がらせを受ける

表3、9月、嫌がらせを受けた学習者の地域別人数統計表

区域	嫌がらせを受けた人数
河北省	173
黒竜江省	115
四川省	41
寧夏	33
湖北省	32
吉林省	27
山東省	27
安徽省	22
河南省	20
遼寧省	19
重慶市	16
広東省	13
天津市	11
広西省	9
甘粛省	8
北京市	6
上海市	4
雲南省	4
内モンゴル	4
山西省	4
浙江省	4
湖南省	4
福建省	4
新疆	3
陝西省	2
江蘇省	1
江西省	1
貴州省	1

　迫害の実例

　1、保定市政法委は「転向ファイル」を印刷し、広範囲に嫌がらせを働く

　武漢肺炎が少し沈静化して以来、河北省保定市および管轄内の20以上の県・区の関係者らは、地元の学習者に対して嫌がらせを働いた。電話や戸別訪問、地域の関連部門まで呼び出すなどの方法がよく使われている。不完全な推定によると、保定市の古い市街地（蓮池区、競秀区）では、少なくとも150人の学習者が嫌がらせを受けた。

　最近、中共の関係者らは自宅まで行き、学習者に「転向書」に署名させようとしている。保定市政法委は「転向ファイル」を印刷し、学習者に署名を強要し、ファイルの表には「機密」の文字が印刷されている。

　2、重慶南坪派出所の警官とコミュニティの人員らが自宅まで嫌がらせを働く

　8月には、重慶南坪派出所の警官と南坪東路コミュニティの人員らが、李玉瓊さんの自宅に行き、家に入って写真を撮った。李さんは市民の肖像権を侵害したと警告した。

　9月15日午後、南坪東路コミュニティの人員5人組が、再び李さんの自宅にやってきて、嫌がらせをした。また、警官は電話で李さんの長男を呼び出し、署名させようとしたが、断わられた。

　3、河北省滄県政府関係者の嫌がらせを家族が制止

　河北省滄県史賈村大隊の人員・史坤峰と白紅建は9月20日、政府の幹部2人を引き連れて、同村に住む張秀華さんの自宅に嫌がらせに向かった。

　張さんは彼らに中共の腐敗と、自身が法輪功を学んで恩恵を受けたことを話した。彼らは何も言わなかったが、張さんの夫に「家族が法輪功を学んだら、何かいいことがあるのか？」と言い、法輪功創始者を誹謗中傷し始めた。

　張さんの夫は、「妻は法輪功を学んでいなければ、寝たきりになっていたでしょう」と答えて、政府の幹部に名前などを尋ねると、彼らは何も答えずに立ち去った。

　翌日、史坤峰は張さん宅に行き法輪功を誹謗中傷する本を4冊渡し、張さんに「三書」を書かせようとしたが、張さんは拒否した。

　9月20日、史坤峰と白紅建、政府の幹部2人はまた、同村に住む張趙迎さん宅へ嫌がらせに向かった。

　派出所の警官は滄県棗林村の楊秀雲さん宅に行ったが、楊さんが不在だったので、楊さんの息子宅へ行って嫌がらせしようとした。息子の嫁は彼らを歓迎せず、怒鳴って警官を追い返した。

　三、中共が「教師の日」に教師を迫害

　9月10日は、中共が定めた「教師の日」である。今年の「教師の日」の期間中、中共の関係者は教師の学習者6人を連行し、11人に嫌がらせをし、4人に実刑判決を下した。今年1月から9月までの間、14人が実刑判決を宣告され、61人が連行され、49人が嫌がらせを受けた。

　1、教師を退職した雷正夏さん（74）は西安で連行され、殴られる

　重慶市の教師を退職した雷正夏さんと妻の李さんは9月4日、陝西省西安市の娘宅で孫の面倒を見ていたところ、突然侵入してきた開元路派出所の警官らに連行され、ひどく殴られた。雷さんは35時間不当に拘束され、妻は8時間拘束された。

　開元路派出所に連行された雷さん夫婦は、尋問室に閉じ込められた。雷さんは指紋の押印を強制されて、拒否したため、警官は雷さんに手錠をかけ、壁に押しつけ、拳で雷さんの胸を打ったり、掌で雷さんの首を叩いて傷つけ、さらに髪を掴んで雷さんの頭を強く壁にぶつけた。派出所の外で待機していた人も「トン、トン」と壁にぶつける音が聞こえたという。

拷問の再現：髪を掴んで頭を壁にぶつける

　柵の中に閉じ込められた雷さんの妻は、「見てご覧なさい、市民の公安人員が市民の教師を殴っている」と叫んだ。すると、警官はまた妻の李さんの髪を掴もうとし、李さんは「本当にその勇気があるのか」と大声で叱った。警官はすぐにゴム板を手にし、手錠をかけている雷さんの両手を殴って出血させてから立ち去った。

　妻の李さんは当日の夕方に解放されたが、雷さんは翌日の9月5日の夜9時過ぎにようやく解放され、帰宅した。

　2、湖南省益陽市の教師・羅金紅さんは連行され、現金5万元を強奪される

　9月2日、湖南省沅江政法委、沅江公安局、沅江黄茅州派出所の関係者5、6人が、捜索令状を持って沅江第三中学校の物理研究室に侵入し、勤務中の教師・羅金紅さんを連行した。直後、人員らは羅さんの自宅に行き家宅捜索し、プリンター3台と現金5万元を押収した。現在、羅さんは今なお益陽女子留置場に拘禁されている。

　3、黒龍江省双鴨山市の教師・姜景友さんは連行される

　黒龍江省双鴨山市宝清県中学校の教師・姜景友さんは、生徒たちに法輪功が迫害されている事実を伝えた後、法輪功に誤解を持つ保護者に通報された。9月3日、姜さんは宝清県公安局に連行され、家宅捜索を受けた。警官は家宅捜索を行なった際に、法輪功の書籍2冊と法輪功創始者の写真を押収した。姜さんは現在も不当に拘禁されている。

　4、遼寧省大連市金普新区教育委員会による教師への迫害

大連市の教師・苗玉環さん

　9月4日正午、金普新区教育委員会の主任ら3人は、大連市一二三中学校に行き、教育委員会の最新の迫害政策を伝達した。午後、一二三中学校の孫鵬飛校長は、「教育委員会の迫害政策が変わりました。『三書』にサインしなければ、本日からすべての教務活動を停止し、学校の労働改造や政治学習に参加しなければならず、来週の火曜日にまだサインしなければ給料が停止される」と、張軍さんと苗玉環さんにそれぞれ伝えた。

　張軍さんと苗玉環さんは夫婦であり、張さんが体育教師で、苗さんは音楽教師である。結婚してから半年の頃、張さんは3年の労働教養を強いられ、大連市労働教養所で様々な拷問を受けた。

　2008年12月4日の午前、警官らが学校に侵入し張さんを連行しようとしたが、連行できなかったため、人質として苗さんを連行した。張さんはやむを得ず放浪生活をした。当時、3歳だった娘は毎日のように「お母さんに会いたい」と泣きながら、年配の祖父母と一緒に各関連部門を回って母親の解放を求めた。

　苗さんは1年の労働教養を科され、馬三家労働収容所に拘禁され、迫害を受けた。

　5、黒龍江農墾工業学校による馬玉翠さんへの迫害

　9月10日夜、黒龍江農墾工業学校の校長は、学校の教師2人を、馬玉翠さんの家に派遣し、嫌がらせを指示した。

　9月14日午後、学校の党書記・凌峰、副校長・孟軍、図書館長・曲歴利の3人は、馬さんの仕事場（閲覧室）を訪れ、馬さんに「三書」を書くよう要求し、馬さんの夫の勤務先と娘の大学に働きかけることを条件として持ち出し、馬さんに辞職するようプレッシャーをかけた。

　9月22日午後、校長・馮明勤を含む3人の責任者が、再度馬さんを呼び出し、学校の小会議室で、前回と同じように馬さんを脅迫した。馬さんは法輪功が迫害されている事実を伝えても受け入れなかった。

　6、甘粛省天水市の教師・李元慶さんは授業停止処分を受ける

　9月8日、甘粛省天水市の李元慶さんは、秦州区政法委、秦州区610弁公室、秦州区公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）、秦州区教育委員会、秦州区汪川鎮政府などの関係者から嫌がらせを受け、恐喝された。

　李さんは物理の教師である。中国社会で信用が危ぶまれ、道徳心が失われている現在、李さんは「真・善・忍」に基づき自分に要求し、生徒に対して平等に接し、真面目に勤務に励み、一切の金銭や贈り物を受け取らず、同僚、生徒、保護者の賞賛を得ている。汪山東校長はかつて、「李元慶先生は法輪功を授業に応用し、予想外の良い成果を出した」と言ったことがある。しかし、優秀な教師は現在、法輪功を学んでいるという理由で、嫌がらせを受け、差別され、脅迫された。

　9月8日午前、上記部門の関係者十数人が汪川中学校に入り、授業中の李さんに「三書」を書かせるように強要し、書かなければ除名すると強制した。

　9月21日、李さんは授業を停止させられ、学校の雑務担当になった。

　7、吉林省舒蘭市の于暁娟さんはやむを得ず放浪生活

　9月初め、舒蘭市政法委の王漢明副書記は、教育委員会に行って学校長会議を開き、洗脳班を設立し部門内の学習者を迫害することについて、各学校にプレッシャーをかけた。

　9月7日、舒郊中央学校の校長、党書記、主任ら3人は、于暁娟さんの家に行き、于さんの夫に圧力をかけ、于さんを洗脳班に行かせようとした。

　李さんの夫は法輪功の書籍数冊を破り、李さんの髪を引っ張って抜き落とし、殴ったり蹴ったりした。李さんの腕は青紫になり、平手打ちをされた李さんは耳鳴りがした。親戚3人も家に来てサインするようにと強制した。

　10月2日、李さんの息子は窓を開けて「お母さんがサインしないなら、ビルから飛び降りる」と脅した。また、勤務先の校長は「お前が法輪功をやめなければ、自分も校長の職位を保てなくなり、お前と私は同時に、ここに居ることができないのだ」と言った。現在、于さんは放浪生活を余儀なくされている。

　四、9月、25人の学習者が洗脳班へ強制連行される

　迫害の実例

　1、吉林舒蘭市の殷麗梅さんは洗脳班に連行される

　9月11日、舒蘭市は学習者を迫害するために洗脳班を開設した。実験中学校の教師・殷麗梅さんは、事前に「信仰の自由の人権を守るため、洗脳班への参加を拒否します」と校長に明言したが、9月11日になって、無理やり洗脳班へ強制連行された。現時点での情報では、洗脳による迫害を受けた学習者は王洪方さん、朱立傑さん、趙金蘭さん、徐中有さん、王喜武さん、殷麗梅さんである。

　五、9月、中共の裁判官と警官が学習者から掠め取った現金は60万元以上に上る

表4、9月、警官が家宅捜索した際に略奪、もしくはゆすり取った現金の金額明細表

名前	省	市	県・区	家宅捜索	ゆすり 取った現金 （元）
崔承香	甘粛省	蘭州市	安寧区	家宅捜索	15万
宋金玲	黒竜江省	ハルビン市		家宅捜索	6万
罗金红	湖南省	益陽市		家宅捜索	5万
高秀云	吉林省	白山市	臨江市		3万
张德民	黒竜江省	ハルビン市	香坊区	家宅捜索	2万
张福水	山東省	威海市	環翠区	家宅捜索	2万
卢雪琴	浙江省	金華市		家宅捜索	1万5000
刘辉	黒竜江省	ハルビン市		家宅捜索	5000
司峰	河北省	邯郸市	成安県	家宅捜索	5000
边雪梅	湖南省	衡陽市	衡山県	家宅捜索	4000
冯瑞英	遼寧省	朝陽市	建平県	家宅捜索	1500
胡桂芹	遼寧省	朝陽市	建平県	家宅捜索	1500
杨淑云	山東省	威海市		家宅捜索	1000
樊金清	黒竜江省	ハルビン市		家宅捜索	600
贾爱华	安徽省	亳州市			380
李如金	河南省	安陽市	林州市	家宅捜索	20
2020年9月、16人の学習者からゆすり取った現金の総額は36万4000元

表5、9月、中国各地の年金を停止され、差し引かれた学習者の人数統計表

名前	省	市	県・区	年金を停止され、 差し引かれた状況	年齢
严金卫	黒竜江省	鶴岡市		労働契約を解除
吴传英	湖南省	常德市	臨澧県	年金を停止された
郑家金	河南省	新郷市		年金を停止された
陈仕添	広東省	江門市		年金を停止された
张国营	河南省	許昌市		年金を停止された
王雪娥	河南省	許昌市	禹州市	年金を停止された
柏汉英	陝西省	漢中市		年金を停止された
王新莲	陝西省	漢中市		年金を停止された	74
李美珍	上海市			年金を停止された	75
代彦亮	河南省	許昌市		年金を停止された	68
李俊卿	河南省	許昌市		年金を停止された	67
王秀珍	河南省	許昌市		年金を停止された	66
刘申新	河北省	衡水市		年金を停止された	67
倪学稳	河北省	衡水市		福利厚生無くし
戴先明	重慶市		永川区	年金を差し引かれた
刘元学	重慶市		永川区	年金を差し引かれた
罗明友	重慶市		永川区	年金を差し引かれた
仝瑞卿	河北省	邯郸市		給料を差し引かれた
王志武	河北省	邯郸市		給料を差し引かれた
2020年9月、18人の学習者が年金を停止され、差し引かれ、1人は労働契約を不当に解除された

　六、年配学習者に対する迫害

　迫害の実例

　1、天津市の宋さん（90）は派出所で法輪功を語る

　9月3日夜7時、宋さんは、家に来た4人の天津塘沽新村の警官らに呼び出され、派出所で事情聴取を受けた。

　警官は、宋さんが街中で、スーパーなどで法輪功を宣伝し、人々を「三退」させたという通報があったことを聞いた時、宋さんは「私は医者で、自分の冠状動脈性心疾患、脳血栓症、アレルギー性喘息などの持病を治せませんでした。法輪功を学んだおかげで体が軽くなり、20年以上病院に行ったことがありません。私は法輪大法と師父に感謝しています。『90歳に思えないほど、とても元気ですね』と聞かれるたび、私は『法輪功を学んだ奇跡です。私が体験した事実です』と教えるのです」と説明した。最後に警官からサインを求められた時、宋さんはしなかった。

　結局、宋さんの孫は圧力に耐えられずサインをした。 その日の夜9時半、宋さんは帰宅した。

　2、成都市の劉燦さん（90）は連行され、家宅捜索を受ける

　成都市の劉燦さんは9月1日午前11時30分頃、龍舟路の郵便局で法輪功の資料を郵送した時、郵便局の女性職員が「彼女は法輪功学習者だ！」と叫んだ。

　劉さんは龍舟路派出所に連行され、午後4時頃まで尋問されたが、彼らに協力せず何も答えなかった。

　警官は劉さんのカバンからバスの定期券を発見し、劉さんの住所を見つけ家宅捜索を行ない、大量の私物を持ち去った。

　結び

　1999年7.20以来、迫害とともに、法輪功迫害に関与した河北省の各部門の人員の中で、少なくとも3535人が悪報に遭った。その中の609人が883人の家族を巻き添えにした。河北省遵化市崔家荘郷の副書記・谷桂春は2005年12月29日、楊家荘村の党員会議で法輪功を誹謗中傷する文書を読み上げている最中、その場で死亡した。明慧ネットの一部の統計によると、迫害に参与した政法委と610弁公室の人員、公安局・検察庁・裁判所の人員、刑務所・収容所・洗脳班の人員、党と政府の官員、企業と機関の人員、末端組織の人員の六つの業種の中で、最も多く悪報に遭ったのは公安局・検察庁・裁判所の人員であり、879人に達し、そのうち133人が184人の家族を巻き添えにした。

　悪報に遭う形は、大まかに分類すると障害を受けた者、死亡した者、重病になった者、調査されて処罰を受けた者、自殺した者、精神的に苦境に立たされた者、経済的損失を被った者の七つに分類できる。そのうち、最も多いのは死亡した者で、少なくとも1255人が悪報に遭って死亡し、総人数の36%を占めている。

　中共の組織から脱退し、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じることこそが、感染症から身を守り、安全になる方法である。

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