アメリカ大統領選に対する考え
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文/明真  

 【明慧日本2020年11月24日】世界中の人々がアメリカの選挙に注目していますが、今回の事はもはや政党や政見を巡る争いではなく、アメリカ版「封神演義」であり、神と魔の戦いでもあり、「光の子と闇の子の戦い」(注)なのです。

 トランプ大統領は最初から、中国共産党によるウイルス隠蔽を見抜き、正しい事を行ってきました。しかし、ひたすら利益に固執している人たちから見ると、彼の方針やスピーチを理解できないのです。トランプ大統領の、中共に対する四方八方からの罰則と打撃、法輪功に関心を寄せた行動を見て、彼が選挙に勝って、中共を解体する使命を全うするために、あと4年頑張ってほしいと心から願っています。

 しかし、1999年から続いている迫害と、この21年間で数え切れないほどの希望と失望を経験してきた大法弟子として、トランプ大統領の再選への希望と求める心が、トランプ大統領の再選の障害になるのではないかと不安を感じています。 トランプ大統領は明確に、反共産党の旗を掲げました。悪魔の紛らわしい偽装を直接的に引き剥がし、怒りに満ちた邪悪からの迫害を引き起こしたからです。

 選挙前、神がアメリカを保護しているすべての兆しは、トランプ大統領の明確な勝利を指していました。 しかし、後に出てきた露骨かつ悪質な不正選挙は、一夜にして信用社会であるアメリカを滅ぼすかのようで、アメリカで見たこともないような最大の選挙が泥沼に引きずり込まれました。 その一夜はアメリカ人だけでなく、中国の多くの人々にとっても眠れない夜となりました。

 この善と悪の戦いはまだ終わっていませんが、私の心を落ち着かせてくれました。「誰かに登場してもらい、迫害を終わらせたい 」という願望は長年消えませんでしたが、何度かの失意のせいで、期待は慎重になりました。師父の教えを心の中に刻んでいますが、常人への期待はどうしても抑えられません。このころ、私の母はまだ不安があったようで、師父にトランプ大統領を助けることを願いました。私は師父の写真の前で静かに祈り、「トランプ大統領が選挙に勝つことを助けることができるでしょうか。人間世界に正義の力を持っている場所を残していただくよう願っています。弟子は中国の本土にいますが、外資系企業の不景気により長い間収入が減っています。中国共産党を早めに解体することができれば、この個人の魔難に耐えたいと思っています」。 祈った後、頭にすぐ浮かんできたのは、「師父の按排は必ず最も良いことなのです」という一言でした。

 今のアメリカで現れている、大いにわめきたてること、民衆に恐怖を煽ること、言論を統制すること、メディアが代弁者になり嘘をつくこと、道徳心がないこと、利益共謀などのことは、中共の統制下にいる私たちにとっては、あまりにも身近なものです。これらは、中共の典型的な戦術であり、現在アメリカでも露骨に行われているからです。11年前、母と一緒にサンフランシスコに行ったとき、チャイナタウンでラッパを持ち、大法を侮辱する醜悪な老人をみましたが、周りの人たちはそれに慣れているようでした。そこは邪悪な中共に浸透されていることが分かりました。 トランプ大統領が遭遇していることは、実際に中共の悪行が拡大し、全世界の目の前に現れていることです。 このアメリカの選挙を経験した人たちは皆、自分自身の位置を決めています。これも神から与えられたチャンスなのです。

 これらを考えていると理解することができました。アメリカの選挙はまだ終わってはいませんが、選挙において浮き沈みしていた私の心が、少しずつ落ち着いてきました。 すべては最高の按排があるのです。 人は回帰するか落ちていくかを選択するにしても、結局はみな自分で決めることです。

   以上はアメリカの選挙に対する私の考えです。 法に符合していないところがあれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 (注)「光の子と闇の子の戦い」とは、約2千年前の古文書「死海文書」の第5巻に記されており、善の天使たちと悪の天使たちが戦い、闇の子たちの軍勢が完全に滅ぼされたストーリー。「死海文書」は1947年以降、死海の北西にあるクムラン洞窟などで発見されたユダヤ教聖書(キリスト教旧約聖書)の写本。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/7/414775.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2020/11/8/188166.html)
 
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